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#0101 CLS道東【アーカイブを見て】

時間が経ってしまいましたが、先日、CLS道東のYouTubeアーカイブを見ていて、リアルで空気を感じて参加するのとは違う感じで思うことがあったので、書き残したいと思います。

2月3日から何日も経っていますが、「やりきる」というのは、CLSの掟の一つだったと思うので、最低限のことと思ってやりきりたいと思います。いまさら感ありますが。

YouTubeで私の発言を勇気を振り絞ってみてみたのですが(何年たっても自分の声を聞くの嫌…)日本酒3杯・ワイン1杯・ビール1杯を飲んでいるなか、意外とまともなことを話していて安心しました。ただ、「運営やる?」というフリには返答しておらず、これはアカンと思いましたが、めっちゃやってみたいです!遅出しですが「やります!」長期リモートとかできないか画策中です!


○社会の衣を脱いで

CLS道東に参加したおかげで、「ジブンは何者か」というモヤモヤが晴れたことは先日のnoteで触れた通りで、「カラダは東京・ハートは釧路。釧路に貢献したくて仕方ない釧路大好き野郎。(仮)」としましたw

センスがないので途中で変更するかもしれませんが、まずは決めることが大事だと思い、エイヤーで決めてみました。一旦は、これが社会の衣を脱いだ自己紹介です。

今は会社の名刺しかありませんが、とりあえずプレーリーカードを作って、SNSなども通じて、社会の衣を脱いだジブンが何者かを知っていただけるようにしたいと思います。

○個の時代

・令和版個人事業主

これからは「個の時代」だなと感じました。会社に所属しているということよりは、「●●のAさん」「●●といえばBさん」みたいなブランドが成立していて、それがコミュニティのなかでリスペクトされ、更に口コミや紹介などで広がっていって、スキルが色々なところで役に立っているみたいな姿を連想しました。

嘗ては、「○○会社のAさん」というのが、その人の名刺であり看板だったのが、今後は会社の壁が溶けてきて副業(複業)が広がり(我が社では解禁されていないが)、ジブンなりのブランドを引っ提げて仕事をしたり、スキルを多方面で活用したり、複数のコミュニティに入って人脈を広げたりみたいな感じになるのかな。

戦前は日本人の過半数が個人事業主・自営業だったと言われているのですが、時代の揺れ戻しで今後は令和版個人事業主・自営業が主流になる気がします。今やSNSなどで簡単に発信できる時代になりましたし、テクノロジーの進歩で地理的制約なども超えられるようになりました。

・土佐から入植した祖先から伝わるエネルギー

余談ですが、高祖父は高知県越智町の旧横畠村の村議会議員を務めているときに、坂本龍馬の甥に憧れて土佐の仲間とともに現在の遠軽町丸瀬布に入植し、商売を始めました(1929年に小田原合資会社設立)。その後、曾祖父が釧路に移って雑貨屋をはじめ、祖父が戦地から戻ってきたときに本屋になりました。明治時代の法人設立の官報などをみていると、高祖父や曾祖父や祖父が期待と不安を抱きながら勝負してきたパッションのようなものが時空を超えて伝わってきます。きっと「北海道で一旗揚げるぜ!」という意気込みで渡ったのかな?と色々と想像しますが、なにかしらジブンの「やりたい!」があって勝負してきたのかなと思います。私も先祖に倣って「やりたい」や「好き」に基づいた取り組みを精一杯行っていきたいです。

ジブンの経験やスキルは、主に銀行の法人営業、再生可能エネルギーのプロジェクトファイナンス、官民連携事業のファイナンス(出資・融資・FA)というニッチな領域ですが、もう少し尖ったPRのフレーズも考えたいし、経験に基づくサイドストーリーも混ぜ込みながらオモシロいタグ付けを考えたいと思います。

○青臭い話ができる悦び

「○○のCさん」みたいにコミュニティのなかで認知されるということは、「こうしたい」「これをしたい」「これが好き」といったことを恥ずかしがらずに言えたり、会社や学校では「お前なに言ってるの?」とバカにされるような青臭い話もできるということでもあると思います。こうした点は、会社などの組織の外のコミュニティの良さでもありますし、個人としてどんどん自己開示をしながら、認知していただき、ジブンも気付きを得ていけたらと思います。

このnoteみたいな超絶恥ずかしい自己開示なんか今までできなかったのですが、新たな気付きも得られるし、コミュニケーションもしやすくなるなと思うので、うぇーい!と思ったことかいていっちゃいます!

○マイクを握って喋った

04:56:50くらいで、なんと私がマイクを握って話をしています。いくつになってもジブンが話すところはみたくないですね笑

薦められるがままにお酒を飲んでしまい(美味しいのでノマサル)、まともなコメントができていないと思っていたのですが、一応、会話として成立しているようで安心しました。

いつか、マイクを握って発表できたら良いなと漠然と思っていたのですが、ひょんなことからチャンスが巡ってきて超絶最強に焦りましたw

友人から「酔っ払って出る言葉が飾らない本音だよ」と言ってくれたので救われましたが、まさに等身大のジブンの言葉かなと思います。

私は昨年の海霧編を娘と遊びながらYouTube配信を見ていました。ながら参加でしたが、画面から熱量を感じて凄く心を躍らせていたのを覚えています。リーダーシップを発揮して活躍している皆さんを「マジでかっこいい!」と思いましたし、「よし、次回は現地参加だ!」と意を決したのが、今回参加したきっかけです。

セッションで高知の小林さんが、焚火を例にした説明されていましたが、とてもイメージしやすかったです。昨年の海霧編で私がまさに画面を通じて着火した感じです。四宮さんがピンを立てている人と私を指名してくださいましたが、とくに誰かに指示されたわけでもなく、誰かに誘導されたわけでもなく、自主的に動いてここまで来ているわけで、まさに価値観や関心に基づいて共感・共鳴し着火したというカタチで私自身がコミュニティの力というものを体感したと思います。

また、CLSはただの寄り合いというよりは、共通のテーマ・関心事に自費で来るという一定のハードルを越えてきているというのも、参加者の選別がなされているようにも思います。人を排除するというよりは、自然と排除されるべき人が入ってこないような仕組みになっていて、むしろ磁石のように吸い付けられるように、共感して燃えやすい人が集まってくるような仕組みになっているように思います。今まで「コミュニティ」というものに意識して考えたことがありませんでしたが、セッションやジブンが体感したことを振り返ると、意識的にこうしたコミュニティを形成することは、人口減少社会において、地域コミュニティの社会機能を維持するうえで参考になるのではないかとも思いました。

○非効率が効率的

会社にいると効率性を求められます。顧客訪問や出張は極力最小限にとか、無駄な打ち合わせはやめなさいとか、顧客との接待は最小限にとか、コンプラや経費削減など様々な観点が入り乱れ、すごく非効率ななかで仕事している感があります。お客さんと仲良くなりたい、お客さんの地域をもっと知りたいのに、食事ができない、現地にいけない、こういったもどかしさは正直、感じながらいろいろな地方の官民連携事業の仕事をしています。会社という組織が長く続くと、たくさんのレコードができるとともに、たくさんのルールができてがんじがらめになってしまうというのは、日本の多くの企業が陥っているように思います。硬直化した組織をほぐしたいと思っている人は多いように思います。

THE GEEKの達川さんが仰られていた「末広に飲みに行く」などの一見すると非効率な活動が、一番効率的であると私も思います。WEB会議で話して終了よりは、その土地の風土・文化・気候・自然・空気を感じたうえで関係作りをした方が、心の通った長いお付き合いができます。

意外にも、私のこうした価値観は、銀行員時代に中小企業の営業をしていたときに身に付きました。お客さんとの信頼関係を担当者がバトンを繋ぎながら数十年に亘り継承してきたお客さんを運よく担当できたこともあるかもしれません。ネットにない情報を得たり、困ってるときに助けてくれたり、といったことが個人との関係においても会社との関係においても、非常にウェットな人間味ある関係というのがありました。

私が銀行を辞めるときに、中小企業営業は営業店でリソースを割いて対応しないで、オペレーションセンターで一元管理する方針になり、効率性重視になったとたん、オモシロイと感じる場面は減ったように思います。(たしかにクソジジイ客の相手をする機会が減って効率化されたのは事実ですが、七味をかけていない蕎麦を食べているような感じがしました。)

これから個の時代になればなるほど、非効率な効率性が重要視されるように思います。そして、人生に七味唐辛子のようなちょっとしたスパイスもあるとオモシロクなると思います。そうした観点から、CLS道東のようなコミュニティに幾つか属しながら、人脈を広げたり、スキルを高めたり、刺激を得たりというのはアリなのではと思います。

○コミュニティの力

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日本はこれから人口が減っていきます。いまの社会インフラは、人口増加社会を前提に設計されています。これからの縮小社会で社会基盤を機能させていくには、おそらく今までの逆張り思考で考える必要があると思います。

今までのようにスケールで動く(大会社が大量生産して大量販売してスケールメリットを極大化する)が効く社会ではなくなるので、恐らく個の時代にシフトするというのは正しい気がします。

そうすると企業などで追及してきた分業も溶けていくように思います。そして、個々人のスキルや得意分野などを多方面に活用していくようになると思います。

これを例えば市町村レベルの社会基盤をどう維持していくかを考えたときに、公共サービス、公共事業、など従来は公共だけがやるべきとされたものも、官民・公民で対応することが増えていく気がします。(防衛などは除く)人口増加社会で様々なことが分業化しすぎてしまいました。

今は官民の間の垣根がありすぎて酷いところもありますが、官は民間のようにビジネス(稼ぐ)視野をもって、民は公共のようにパブリックなマインドを持って協働で事業をおこなっていく未来を感じます。

ここでキーになりそうなのが、地域コミュニティです。
釧路市という大きな単位というよりは、米町とか大楽毛とか市内でもよりローカルな単位でのコミュニティです。
こうした地域単位で一通りの生活ができるようなカタチにするために、米町を良くしようというコミュニティが出来て、民が官っぽいこと(雪かきをする、高齢者の安否確認をする、コミュニティスペースを運営するなど)をしたり、官が民っぽいこと(公園のスペースを有料で貸し出す、学校を土日に有料開放するなど)をすることで、人口減少社会でも地域の社会機能を維持できるように思います。

人口減少社会を悲観的にみるメディアが多いと思いますが、人口が減れば、渋滞は減るし、温室効果ガスの排出は減るし、良いこともあるわけです。経済的、社会的なデメリットをコミュニティの力で極小化していく試みもオモシロイのではないかと思います。

釧路市はまだ官民連携の意識は他の地域に比べると低いように思います。いまだに市役所まかせの考え方が主流な気がします。釧路市に官民連携の意識を根付かせるにはどうしたらよいか。とりあえず、東京にいる私は、東京で釧路を考えるコミュニティを作ってみたいと思います。

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