台所短歌2

捻じれてる一息置いていつも知る脳から口への私の回路


言ってしまった後で、もう少し違う言い方もあったんじゃないか
たとえ同じようなことを言うにしても…特に母に。
たいていの場合、口から言葉が出た後に思う。
口をついて出た…出てしまったってことなんだろうなと。
せっかちが災いして、早く話を進めたい、この話を解決したいと思ってしまうのがいけないんだろうとも思ってる。
待てない。
だからどうしたい?どしてそうしたい?なぜそれが欲しい?
きちんと向き合って、と言うよりも言い分を、気持ちをきちんと受け止めてあげないといけないのもわかってる。
なのに…
そんなの無理じゃん…、それ誰がすると思ってるの?それやる意味あるの?
否定から入っちゃう。
自分が思う方向に、答えを引っ張っていこうとしてるな…って。
頑張って生きてきて、こんなことばかり言われたら辛いよな。
それなのに母はいつも「ありがとう」と「ごめんな」
素直に「いいえ」とか「大丈夫だよ」と言えればいいのに、こういわれるとなんか辛くなる。
たまに「お世話掛けました」とか「ありがとうございました」なんて、台詞のように他人行儀に言われることもある。これはもっとグサッとくる。
「いいえ、どういたしまして~」なんて頑張って返してみるけれど。

なんてことを日々考えながら、母の家へ顔出しに行く。特に用もないのに。
生存確認に行っているんだろうな…。そう思ってしまうのもちょっと辛い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?