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スペース

背を向けたわけではなくてスペースを確保しただけ息継ぐために

やるよりもやれない理由を探してた気にしていたのは誰の何の目

一畳に満たないデスクひとつ分ここが居場所と思えるだけで

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子らが居なくなったら、子供部屋を自室にしようと目論んでいた。もうずっと前から。

実際、寝起きはそこでしているし、折り畳みテーブルを広げて縫い物をしたりもする。

でも、ずっと仮の状態だった。
最初に小さな本棚を作ってはみたもののチビが来るたびに隠さなきゃいけなくなって、それが面倒でまた仕舞い込んだ。

定位置がない。これってアタシだけじゃない?
隙間時間は台所のカウンターで時間を潰すだけで、ちょっとしたことも進められない。

子供部屋を自室にして、やり掛けの物を投げ出したままに出来る場所をつくるんじゃなかったのか?

ああーー!!
土曜の午後の昼寝中に突然火がついた。
こりゃやらない理由を探してるだけ。

ということで、捨てずに置いていた本棚付きの子の机を組み立てた。

棚として個別に使ってた大小の本棚二個を空にして、うんしょうんしょと一人で運んで、仕舞い込んでた天板を乗せる。

アタシのデスクが出来上がった。むふ。

とりあえずは、あちこちの棚や引き出しに散らばったアタシ関連の物をデスク周りに集めているところ。

使い勝手はぼちぼち考えることにして、引き出しや押入れに出来た空間をどう整理するか、こっちの方が問題。これを一気に片付けなきゃと段取りばかりを考えるから動けなかったことにも気づく。

誰が文句を言うの?
誰も言わないよね?

幸か不幸か同居人は、よっぽどのことがない限り文句なんて言わない。まぁ、それだけ無頓着で興味がないってことでもあるんだけど。


なら…
今日明日で決着をつけなきゃならないわけじゃない。
机周りも取り残された収納も日々生活しながらのんびり収まりどころを探していけばいい。

新しく収納用品はできれば買いたくないし。


それにしても、アタシだけの空間ってホントに無かったんだと、つくづく。
アタシは勿論、家族の誰もがそれに対して疑問にも思わなかったんだということにも気がついたら、何だかちょっと悲しくなった。まぁ、広い家じゃないし、子育て中は仕方なかったのかもしれないけど。(育て終わってもう随分経つんだけどね。笑)

個別に部屋ないし空間を持っているお母さんって今は多いのかな?


やり掛けのものをちょっと横にずらせてぇ〜が出来て、ここに来れば全部ある!っていうのはちょい嬉しい。

とりあえず、危ないものは本棚の上の方に置くことで、たまに来るチビは回避できるんじゃないかと。

棚にあうボックスとか作りたいな。


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