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はじはじのつづき からの15首


この記事は、シモーヌさんの「はじはじのつづき」に参加させて貰ってます。

この企画は、シモーヌさんの書かれた「はじまりのはじまり」に着想を得て続く物語を書くんですよね。「はじはじのつづき」なんだから、当たり前。はい、わかってます。が、書けませんアタシにストーリーは。なので、質より量を目指してみました。笑

本来広げるべきものを圧縮すると言う、なんともはやの参加の仕方。

おお!とか、ひゃあ!とかの展開がなくて申し訳ないですが、色んな世界へ妄想の旅に出られて楽しかったです♪

シモーヌさん、楽しい企画をありがとうございました♪


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『黄泉』

「誰そ彼」と問う暇(いとま)なく覆い来る羊水越しの眩い世界




『キス』

さよならを言えないままと陽炎が揺めき続ける胸の奥底




『緑の療養所』

青色の吐息溢れる街並みに響く葉音に耳を傾け




『秋空』

薄衣羽織り迎える朝ならば夜の憂(うれ)いも消える一人寝




『夢の鯨』

空か海二択を迫る人のいて夢の狭間で飛沫(しぶき)をあげる




『距離』

矢印の向きは自分で決めるかな夜明け合図に駆け抜けてみる




『象の本音』

知らなくて良いよと笑うつぶらな目蒸せる風吹く耳元にほら




『朝の秘密の物語』

果てゆかん月の雫に香を移し見初めし君をまろやかにして




『旅人』

朝焼けを星空風を内包し我が身を巡る旅路は続く




『ミツバチじいさん』

天も地も幽けき翅の音が響く地も変わりなく還りゆく先




『追悼』

焼けてゆく空も滲んで夢うつつ恙(つつがな)き今モノクロのまま




『一皿目の思い出』

その目には如何に映るやたまさかに織りなす彩が語る言の葉




『パティシエはいかが』

淡雪が掛かれば映えるビジュアルも今時かもとビターなキミに




『晦日の思い出』

暮れてゆく光を通す薄紙に浮かぶ影絵はあの日の私




『猫の秘密』

温もりを湛えて戦ぐ金色に降り立つ資格持つ者は誰






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おまけ

シモーヌさんのこの記事を拝見した時に、作ったのが、これ

はじまりは同じでもその先は、紡がれるそれぞれのnoterさんで違う世界が広がるだろうなぁと。アタシも是非読んでみたいなって。

アタシの感情は、その時どっちに向いていくんだろうかと。楽しみにしてます♪



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