【イベントレポ】2021.9.11信岡良亮氏「自分の価値観をストーリーにする」
◆本イベントは東日本大震災の月命日である9月11日(土)に開催された【Next Action➔ Social Academia Project】のレポートです。震災から10年6カ月を迎え、新たにゴールデンエイジと呼ばれる16歳から29歳までの若者が次の10年の復興を実行していくためのプロジェクトです
◆イベント概要
当日は、「自分の価値観をストーリーにする」というテーマで講義が行われました。まず、アイスブレイクで「会話と対話と議論の違い」について考え、「自己紹介においての会話と対話」の違いを学んだ後、ワークショップで「自分がこれまでに直面した困難当日は、「自分の価値観をストーリーにする」というテーマで講義が行われました。まず、アイスブレイクで「会話と対話と議論の違い」について考え、「自己紹介においての会話と対話」の違いを学んだ後、ワークショップで「自分がこれまでに直面した困難はどんなものか」、また「その困難にどんな選択をしたか、乗り越えたか」を各自書き出しました。その後、ブレイクアウトルームに分かれ、共有しました。参加した皆さんが自分だけの物語がある自己紹介を作ることができて満足度が高いイベントとなりました。
◆イベント詳細
日時:2021年9月11日(土)19:00~21:00(講義) 21時00分~21時30分(二次会)
場所:ZOOM
講師:株式会社アスノオト代表取締役 信岡良亮さん
司会:ソフトバンク株式会社 CSR本部フェロー 岩田萌さん
参加者数:21名
◆当日進行
1開会の言葉
2本日のイベントについて
3信岡さん講義
①講義
②「自分の価値観をストーリーに」作成
③共有
④感想シェアリング
4事後連絡
5閉会の言葉
6二次会(フリートーク)
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1. 開会の言葉
株式会社小高ワーカーズベースの野口福太郎さんより開会宣言が行われました。
2. 本イベントについて
株式会社小高ワーカーズベースの野口福太郎さんよりイベントの目的や当日の流れについて説明がありました。
3. 信岡さん講義
チェックイン
・参加者への質問:名前、どこから参加している?、昨日の夕飯(覚えている人は)、この夏の思い出
Aさん:夏の思い出→ 魚を突きに行った
Bさん :夏の思い出→ キャンプ、バーベキューマイスターの資格受験
Cさん :昨日の夕飯→ コロコロハンバーグとカボチャのスープ
Dさん :昨日の夕飯→ すき煮
Eさん(白河会場) :どこから参加している?→ 福島県白河市のEMANONというコミュニティ・カフェから繋いでいます。会場に4人おり、日本酒飲んでいます。
自分の価値観をストーリーにしてみよう
社会人になると「はじめまして」の場で自己紹介をすることが増える。
ウケ狙いじゃなく、面白さを出す。(funnyじゃなくて、interesting)
アイスブレイク
「会話と対話」「対話と議論」「議論と対話」どんな違いがある?
信岡さんの考え
会話:コミュニケーション、浅い。当たり障りなく、敵意がないことや小さな興味を伝達
議論:正解がある、どちらが正しいのかゴールに向かって論理的説明
対話:正解がない、正しさを求めず相手の話を理解するため
自己紹介においての会話と対話
議論 : いかに優れていているか、わかりやすく社会での有用性を示す
対話 : 自分がどんな人か、どんな価値観を持っているか
信岡さんの自身の自己紹介動画を視聴
①before:自分の経歴を順を追って述べたバージョン
②after:自分が今まで直面した困難と解決策をストーリー仕立てに述べたバージョン
[全体への問いかけ]
・beforeとafterの違いは?
・その人の 人柄に 触れた気がするポイントは?
[視聴後の感想]
Aさん → afterのほうが心惹かれた
Bさん → beforeは光(明るい部分)、afterは影(悩みなど暗い部分)、afterのほうが魅力的
実はafterも台本さえあれば誰でも話すことができる。
型さえ分かっていれば話しやすくなる。
[型] 私という主人公がどんな困難に対してどんな選択をして、どんな結果や教訓を得たか
↑コミュニティー・オーガナイジング(オバマ大統領の選挙演説を支えたチームの日本版)という団体が持っているメソッド
価値観ってなに?
大事にしていること・強い想い × 判断基準・行動の軸
例) ×お金が大事 〇子供にお金を持たせて駄菓子屋に行かせる→お金の大事さを伝える
信岡さんが感じた困難(afterで話したこと)
・関西弁がうまくない
・(困難)力がないと好きな人を守れない → (選択)力をつける → (教訓)やりすぎると体が壊れる
・困難・選択・教訓に色どりを添える(体が壊れた時電車を数駅で降りて会社遅刻して怒られた)
ワークショップ1
Aさん
猛勉強して、高校時代受験する気満々だったのに、父が、過去に受験を失敗した経験から「推薦にしろ」と言われ、母親からは「好きにしろ」と。結局志望校そのまま、学部を変えて推薦で受験、入学。
親だから 分かってくれる、じゃなくて自分次第。でも学部を変えたからこそ興味を持った分野(地方創生)もあるから、置かれた場所で咲くことが大事だという価値観を持った。
Bさん
オンラインが得意じゃない→困難
その中である貴重なオフラインに参加しよう!! → 福島市から遠いけど現地参加
感情の変化とか、オンラインだと伝わりづらいことがある。オフラインの交流から共動に移すのか(会話だけでなくどう一緒にやることにつなげられるか)が今の課題。
講師:信岡さんフィードバック
Bさん、なぜオンラインが得意じゃないのかの説明が少なかった。
どこに色味をつけて、厚みをもたせるか? → どうしたら自分が伝わるか
ワークショップその2
全体のフィードバックを受けてさらに5分検討。
Aさん
1時間半の登下校を4年間、ちょっと自慢だと思ってる。登下校中に視覚障碍者が違う方向に進んでいたけど、その空間の中で異質な存在になるのを恐れて動けなかったことが恥ずかしかった。スーパーの前でおばあさんがカゴをひっくり返してしまっていて、それを助けられたときに成長を感じた。これからも助けられるような人でありたい。
Bさん
中学からハンドボール、高校でも部活に入ったものの、素行が悪い人とか、人間関係とかで、入部時13人から2年次に5人にまで減った。先輩の引退とともに辞めようと思っていたが、先輩の引退試合でハンドボールが好きなことに気づき、継続。そこから「誰とやるかじゃなく何をやるか」だと気づき、王道じゃなく邪道を選ぶようになった(邪道には大きなリターンがある)。
チェックアウト
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4. 事務連絡・記念撮影
今後のイベント情報などについて株式会社小高ワーカーズベースの根本李安奈さんより説明がありました。
参加者で「Next Action➔ Social Academia Project」にちなんだ、矢印(→)のポーズで記念撮影を行いました。
5. 閉会の言葉
株式会社小高ワーカーズベースの和田智行さんより閉会宣言が行われました。
6. 二次会(フリートーク)
任意参加で、ブレイクアウトに分かれてフリートークをしました。各ブレイクアウトで大変盛り上がりました。
◆事後アンケートより
アンケート回答(一部抜粋)
NA→SA会議の感想
社会人として、自己紹介をする機会があり、その度になかなか難しいなと思っていました。 物語化するメソッドがよく言語化されており、「なるほどな」と思いました。 数回参加してきましたが初めて話を聞く方がいて、参加して良かったと改めて思いました。
今までNA→SAの皆さんと交流が少なかったですが、今日交流することができてとても楽しかったです!やはり名前と顔だけ知っているよりも中身を知っている方が面白いと思いました。
ブレイクアウトの時、和田学長と話せて本当に嬉しかったです。ブレイクアウトで同じルームになった人からのフィードバックも頂けて、自分の成長かつ自分をよりよく伝えるための学びに繋がりました。
実践から学ぶということの重要性を強く感じることができました。EMANONから参加し、直接人とお話したことで濃密な時間となりました。
信岡さんの講義の感想
今まで自己紹介をするとき、経歴など他人と変わりない事柄だけを並べていました。すると、第一印象が真面目そうなど近寄り難いイメージを抱かれていました。今回今までの経験、価値観を交えた形での自己紹介では、自分の素を出しつつ自己紹介できたと思っています。今後の自己紹介にエピソードトークは取り入れたいと思います。
自己紹介を意識するのことがあまり無かった中で、実践から改良するという方法は今後に活かせるものだと感じられました。よりinterestingなものを追求したいです。
2時間があっという間で、インプットとアウトプットが効率よくできる内容でした。 とてもわかりやすく、面白かったです。今後も受講したいです。
人間というものを日々研究しているさとのば大学・信岡さんだからこそな講義スタイルでした。 素敵なワークショップありがとうございました。
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