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【事業】小高パイオニアヴィレッジ

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「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」 一度は原発の避難指示区域になった福島県南相馬市小高区を、地域課題や資源を活用した事業創出で再生するコミュニティの拠点となる、… もっと読む
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#コワーキングスペース

再生と創造のシンボル「小高パイオニアヴィレッジ」とは?

福島県南相馬市小高区に立つ、小高パイオニアヴィレッジ。(以下OPV) グレーで無機質なコンクリートと半透明の壁を持つ一見不思議なその建物では、どんな活動がなされているのでしょうか。 本記事では、OPVの歴史やそこにいるコミュニティを紹介したいと思います。 株式会社小高ワーカーズベースについて「自立した地域社会を実現する」をビジョンに、2014年2月、和田智行(わだともゆき)により創業されました。 福島県南相馬市小高区は、東日本大震災に伴う原発事故により、2016年7月まで

【イベントレポート】WHO AM I? ー何者かを語るイベントー #4 奏でる森のパイオニズム

🎷はじめに 世間ではゴールデンウィークが明け、なんとなく休日気分が抜けきらない頃、ここ小高ではまた一人パイオニア精神を持った人がマイクを握り、小高の民に向けてその魂をむき出しにしてくれました。 ご存知、-何者であるかを語るトークイベント-WHO AM I?の第4回目が開催されました。 過去に開催されたWHO AM I?のイベント記事はコチラ! 今回の登壇者はネクストコモンズラボ南相馬(地域おこし協力隊)として昨年の10月に着任した小野雅也(おの•まさや)さん。 今回

イベントレポート「ニューカマー歓迎DJナイト」

新年度を迎え、ここ小高にまた新しい風を運んでくれる人がやってくる季節となりました。 去る4/11、小高パイオニアヴィレッジにてニューカマー歓迎DJナイトを行いました。 DJナイトは過去3回行われ、今回で4度目になります。今回最大の見所は初のVJ(video jockey)が参加し、コワーキングスペースが本格的なクラブに大変身したところです。 フロアを沸かせたのはお隣浪江町で定期開催のDJ練習会「CLUB-6」でのDJメンバーたち。40名近くの地域住民が集まり、音と光に包

小高パイオニアヴィレッジ5周年記念イベント後編:第二部 トークセッション レポート

さる3月2日、小高パイオニアヴィレッジ5周年トークイベント「地域の創造性と建築〜小高でなぜ連鎖的プロトタイピングが起こるのか〜」が開催されました。 本記事はそのイベントレポート後編 第二部 トークセッション 編になります。 第一部のまちあるき偏のレポートはこちら はじめに:OPV5周年の御礼小高パイオニアヴィレッジは2019年にオープンした、コワーキングスペース・ゲストハウス・ガラス工房を複合した拠点です。 地域の起業家を中心とした事業創出の拠点としてはじまり、現在は外

【イベントレポート】WHO AM I?〜何者かを語るイベント 〜 #1 東京脱出俳優のパイオニズム

1月19日、俳優の久留飛さんによるトークイベント「WHO AM I?〜何者かを語るイベント 〜 #1 東京脱出俳優のパイオニズム」が開催されました。 秋からOPVのスタッフもされている久留飛さん。俳優という職業や、なぜ浜通りへ来たのかなど、彼の本性に迫ります。 イベント背景は、彼の切実な声から。まずは、チラシをご覧ください。 「アイツこの辺でよく会うけどぶっちゃけ何やってる人なの?」 非常に当事者性の高い一言です。 このエリアは非常に多様な人流があります。 ・旅行・観

【イベントレポート】gwai.の服飾ワークショップ〜大蛇伝説に魅せられて〜

経済産業省によるハマカルアートプログラムの一環で、服飾作家gwaiさんによるワークショップが開催されました。 小高には「大蛇伝説」という伝承があります。 沼地の蛇が一帯を沼地に沈めようとすることを知った琵琶法師が、命と引き換えにお殿様に報告したことでこの地の平穏が守られた、というお話です。 詳細は小高観光協会のHPからマンガ形式でご覧になれます。 桃内地区にある大悲山をはじめとする伝承にちなんだ地名が多数あることや、伝説にちなんだ地域の商品があることからインスピレーシ

【新スタッフ紹介】OPVにスタッフが仲間入りしました!

Q:これからインタビューを始めます。 まずプロフィールを教えてください。 久留飛 雄己(くるび ゆうき)です。 1990年6月18日生まれ、福島県福島市出身33歳です。 劇団青年座に俳優として所属しておりまして、10年ほど東京に住んだ後、ここ福島県南相馬市小高区に2023年4月移住してきました。 俳優活動に関して詳しく知りたい場合、僕の個人サイトもあります。 よければご参照ください。 ページはこちら Q:俳優ですか。とてもユニークですね!もう少し活動について教えていただ

コミュニティマネジャーによる大阪コワーキングスペース視察 紀行録

こんにちは。 小高パイオニアヴィレッジのコミュニティマネジャー野口福太郎です。 今回は大阪のコワーキングスペースに行ってきたので、その報告となる紀行録を記します。 今回の視察背景 普段は福島県南相馬市にある小高パイオニアヴィレッジのコミュニティマネージャーとして、「迎え入れる側」としての動きをしています。 この場所は、東日本大震災による原子力災害の影響で一度は避難指示区域となり、社会がゼロリセットされてしまったエリアです。 私たちはそのエリアを、100の課題から100

施設利用者さま向けに新聞購読を始めました!

小高パイオニアヴィレッジの利用者の皆様へ、日々の仕事にさらなる情報とインスピレーションを提供するため、施設で新聞購読を始めました。 取ったものは福島民報社の新聞です。 地域のニュースやビジネス情報、経済動向など幅広いトピックをカバーしています。 今時はテレビや新聞からインターネットに情報網の主戦場が移りつつあります。 一方で、地域では新聞とテレビがメディアとしてはかなり強力なものです。 どうぞご活用ください!

第38回 福島県建築文化賞「復興賞」を受賞いたしました。

12月28日に第38回福島県建築文化賞が発表され、当館が「復興賞」を受賞いたしました。 福島建築文化賞とは? つまり、地域の風土や文脈に根差しながら活動をする拠点となり、建築の意匠も優れた建造物を讃える賞です。 始まりは昭和57年、1982年ということもあり、歴史も長く栄誉ある表彰になりました。 その他にも多くの建築物が表彰されています。 詳しくはサイトをご覧ください。 https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41065a/38-1ke

#17 野口福太郎 氏(株式会社小高ワーカーズベース)

今回のゲストは、アドレスホッピングから原子力災害で人口・経済がゼロリセットされた福島県南相馬市へ移住。ゲストハウス付きのコワーキングスペースのマネージャーを務める野口福太郎さん! 日常生活の “飽き” からアドレスホッパーとして、住むところを渡り歩いていた野口さんが、福島へ移住し、今奔走する背景とは? 過去何を考え、どんな経験をし、未来を生きたいと思っているのか? ぜひこの機会に、ご参加ください! ■ゲストプロフィール 野口 福太郎 さん(株式会社小高ワーカーズベース

【施設アップデート】ワークスペースの快適性が向上しました!

こんにちは。 小高パイオニアヴィレッジの野口です。 本日は嬉しいお知らせが。 OPVでの作業快適性を上げるべく、ワークスペースにていくつかのアップデートをしました。 ①デスクチェアを導入しました!ワークスペースで作業をしていて気になるのが、腰痛・首や肩のこりなど。 特に長時間作業をするときには正しい姿勢で作業することが、中長期的には生産性に大きく影響するものです。 そこで、以前から要望の声が多かった椅子を一部変更しました! 昇降が可能なデスクチェアにすることで、利用者の

【4週限定おだかの夜ごはん】一徳さんの週替わりカレーを行いました!

少しずつ、通常の生活を取り戻している小高ですが、まだまだ生活の課題は溢れています。 独身男性の会員さんから「小高で夜ご飯を食べれるお店が少ない」「コンビニご飯を毎日食べてつらい」という声を聞きました。 何かできないか思案していたところ、取り急ぎの策として、週1回NCLのラボメンである堀田くんが、小高パイオニア会員さん向け限定にカレーを作ってくれることになりました! 「たりないものは自分たちで生み出せ」という小高のスピリッツですね! 6月〜7月の1ヶ月限定・週1回ではあ

【OPV News!】全社会を行いました。

福島県南相馬市小高区。 東日本大震災に伴う原子力災害により避難指示区域に指定され、一度は人口ゼロ、経済ゼロの苦境から再始動中の街です。 株式会社小高ワーカーズベースは2014年以来、地域の100の課題から100の事業を創出し、持続可能な地位域づくりに取り組みます。 スペース運営:小高パイオニアヴィレッジ/マチヒトシゴトの結び場NARU 起業支援:NCL南相馬、NA→SA PJ ガラスアクセサリ:Hario Lampwork Factory Odaka /iriser 等、事