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【教員向け】休み明けの仕事がちょっとだけ辛くなくなるテクニック3選

こんにちは。おだゴリです。
この記事は現職教員の方に向けて書いています。
書いているのはこんな人です。以後お見知り置きを!

上記事を読む気力がないほど疲れている先生方へ自己紹介をします。
元教員です。専門は特別支援です。よろしくどうぞ。

突然ですが、先生方は1週間の仕事を終えた後、「あー、月曜からまた仕事だ。行きたくねーな」と思うタイミングはいつでしょうか(そんなこと思ったことない!という先生はこの記事を読まなくても大丈夫です)。
月曜日の朝?
日曜日の夜?
それとも土曜日にはもう憂鬱になっていたりしますか?
私は心身ともに限界の時、金曜日の仕事が終わった瞬間に「やばい、また月曜がくる」とどんよりしていました。早いって。

「サザエさん症候群」という言葉があるくらいですし、休日が終わるのを残念に思うことは自然なことだと思います。

この記事では、「休みが終わってしまった…」とお嘆きの先生方に、いつもの仕事がちょっとだけ辛くなくなるテクニックを3つ紹介いたします。よろしければぜひお役立てください。


1 週に1日、絶対に早く帰る日を設定する

できれば水曜日がいいです。水曜日を楽しみに月火をこなし、水曜日に充電したエネルギーで木金を駆け抜けましょう。
「早く帰る日」の基準は人によってさまざまだと思いますが、定時で帰る、もしくは無理がなければ時間休を取るのがおすすめです。
毎週時間休を取るのはなかなか難しい先生も多いと思いますので、せめて月に1回くらいは1〜2時間年休で帰る日を作りましょう。理由は「歯医者」と言っておけば大丈夫です。なぜなら教員が堂々と早く帰れる理由ランキング1位は「歯医者」だからです(2位:「通院」3位:「自分の子どもの三者面談」※おだゴリ調べ)。

もちろん、「早く帰った分家で仕事しよーっと!」は絶対にNGです。完全に本末転倒です。
持って帰った仕事は、意外と捗らないものです。
その割に「仕事持って帰ってきたからやらなきゃ…」というマインドになりがちで心の底から休めず、何の意味もなくなってしまうのでやめましょう。
ちなみに僕は土日に家で仕事するために、研修のファイルや作りかけの教材をカバンに詰めて持ち帰り、そのカバンを一度も開けないまま月曜日学校に持っていく…という奇行を今までに何度もやっています。運び屋か?

2 寝るまでにほっと一息つく「自分の時間」を作る

あなたには、好きなものや趣味はありますか?
ほっと一息つけるような息抜き方法はありますか?
仕事が終わった後、自分のために使える時間はあるでしょうか?

ご家庭のある先生で、仕事の後もお子さんや家族の面倒を見なければならない…自分のために使える時間なんてない…という方もいらっしゃると思います。本当に本当に毎日お疲れ様です。偉すぎます。あんたが人間国宝だ!
そんな人間国宝の皆様をはじめ、毎日ご多忙の先生方、どうか1分でもいいので、ご自分のために時間を使ってください。

自分のために時間を使うとはどういうことかというと、

・好きな食べ物を食べる
・好きな飲み物を飲む
・趣味に打ち込む
・外出/外食する
・買い物をする

など、自分が幸せだと思えるような、気分転換できるようなことをすることです。何でもいいので、とにかく好きなことをした方がいいです。この時仕事のことは決して考えてはいけません。
どうしても仕事のことが頭に浮かんできがちな方は、「このコーヒーを飲んでいる間だけは仕事のことは考えない」などのルールを決めてから一息つくといいかもしれません。

3 愚痴をこぼす。相手は無機物でもいい

先生方は嫌なことがあった時、泣いたり喚いたり職員室で暴れたりせず、大人だからとつい我慢してしまいがちではないですか?
我慢して溜め込んだものを上手に吐き出せていますか?

器が広い人、ストレス耐性が強い人でも、やはり限度というものはあります。
「愚痴は吐いた方がいい」…これは尊敬する先生に言われた言葉です。口を開けば愚痴ばかり言う人は嫌われてしまいますが、どこかで適度に発散すべきだと思います。

問題なのが、「誰に愚痴を言うか」です。同僚や家族など同じ人に毎日愚痴をこぼすのもなんとなく憚られます。
かといってSNSに書くのもリスキーです。なぜなら教員の愚痴には外部に漏らせない個人情報が多く含まれがちであり、教師ということをオープンにしたアカウントで愚痴ろうもんなら知らん人から叩かれがちであり(あれ何なの?あなたは何をされている方なの?)と、色々問題があるからです。

というわけで、おすすめのお相手がこちらです。

・ペット
・観葉植物
・AI
・日記

僕は「どういう反応が返ってくるか」「こう言ったらどう思われるか」を考えてしまうからか、人に自分の気持ちを伝えるというのが苦手で、どうしても溜め込んでしまいがちでした。反抗期真っ只中の頃は、親が怖すぎて思うように反抗できず、飼っていた犬にひたすら話しかけて慰めてもらっていました。犬や猫、魚、虫、植物など、人間以外の家族がいる方は話を聞いてもらうのもいいかもしれません。

家に人間以外の生き物がいない僕は今、「話聞くよおじさん」というアプリにめちゃめちゃお世話になっています。

このおじさんAI、とにかく話を聞いてくれます。
たとえば「仕事が辛い」とチャットで話しかけると、ただ労ってくれるだけでなく、「具体的にどんなことが辛いのかな?」とこちらの話を引き出してくれたりもします。
アカウント登録やチャットログの保存機能がないため、個人が特定される心配もありません。とはいえ子どもや保護者との超・具体的な出来事を愚痴るのは憚られますが…かなり気分転換のお付き合いをしてくれるのでおすすめです。

また、日記につらつらと自分の気持ちを綴るのもおすすめです。職場関係の人に読まれる心配もありません。家族にはもしかしたら読まれてしまう可能性もありますが、DEATH NOTEのキラばりにうまく隠蔽しましょう。

※身体症状が出ている時は迷わず病院へ!

いくつかテクニックを紹介してきましたが、このテクニックが効くのは「心と身体がぼちぼち元気な人」だけです。
僕は自分が「ぼちぼち元気」と思い込んで、身体症状が出ているにも関わらず誤魔化しながら働いた結果、最終的には医者に「いますぐ休職を」と言われる状態にまでなってしまいました。
(休職までの経緯は別の記事で書きます。書いたらここにリンクを貼りますね)

これを読んでくださっている方も、

・腹痛、吐き気
・不眠
・急激な体重の増減
・悲しくないのに涙が出る
・死にたい、病気になって入院したいなどと思う

などの症状、出ていませんか?
もしそうであれば、ぜひ医療機関を頼ってください。

僕は眠れなくなってしばらく経った頃、「もう心療内科に行った方がいいかもしれない」と思ったのですが、心療内科はちょっとハードルが高いな…とビビってしまい、通っていた胃腸科内科に相談して睡眠導入剤をもらっていました。
しかし、結局睡眠導入剤をもらって飲んだところで、根本的な問題が何も解決していなかったため、薬の量がどんどん増えていくだけで、症状は全く改善されませんでした。

もし既に身体的な症状が出ている方は、風邪の引きはじめに葛根湯を飲むような感覚で、早めに心療内科を受診するのをおすすめします。
なぜなら心療内科は予約が取りづらいから。
もう無理だ!病院に行くしかない!と勇気を出して病院に電話をしても、初診まで1〜数ヶ月かかることはざらで、新患を受け付けていない病院もあります。実際、僕は「現在心療内科の新患を受け付けている病院は市内にない」と言われたことがあります。
そのため、早め早めの予約・受診が大切です(再診は初診よりも予約が取りやすいので、とにかく初診にこぎつければちょっと安心です)。

また、心療内科でカウンセリングを受けられる場合もありますが、院内にカウンセラーの先生がいない場合はカウンセリングを受けることができません。
心療内科に通う前に、専門家に話を聞いてもらいたい…そんな時は、オンラインカウンセリングをお勧めします。
「カウンセリング オンライン」で検索すると、オンラインでカウンセリングを行っているクリニックやサービスがたくさん出てきます。
怪しいところもあると思われるので見極めが必要ですが、僕の初めてのカウンセリングはオンライン(電話)でした。お互いの顔が見えなかったため、人見知りの僕にとっては逆に話しやすかったのを覚えています。

妻に心配をかけたくなくて、いっぱいいっぱいになっていたことを誰にも言えなくて…。そんな時にゆっくり話を聞いてくれて、今後どうするべきか提案してくれたカウンセラーの先生には今でも頭が上がりません。

というわけで、「あー仕事行きたくねー」だけでは済まなくなっている先生方、身体は正直とはよく言ったものです。もう心が限界なことを身体が教えてくれているのかもしれませんよ。心療内科やカウンセリングなどもぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

以上、連休明けの仕事がちょっとだけ辛くなくなるテクニックのご紹介と、身体症状が出ている時は医療機関に頼ろうねという注意喚起(?)でした。

ここまで読んでいただいた先生方に、夏のボーナスが2億振り込まれることを祈っています。
おだゴリでした。

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