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#174 自由でオープンな意見を言い合えるチームづくり

今週も月曜日がスタートしました。
今週は皆さんどんな一週間にしたいでしょうか?
今日のテーマは、自由でオープンな意見を言えるチーム、そして言ってもらえる私になるにはということを考えてみたいなと思います。

自由でオープンな意見を言えるチーム、言ってもらえる私になるには

なんでこのテーマかというところなんですけれども、先週も仕事をしていて楽しいなって思う瞬間の一つに、誰かと対話していたり、メンバーとミーティングしてたり、相談や雑談している中で、自分が気付いていない視点で相手が言ったことで、確かにとか、なるほどという発見がありました。
そういうときってやっぱり楽しいなって思うんですよね。
そこから議論が活発になったり、その話の中で問題がクリアになっていく瞬間とか、次に何をすればいいか描けてくる瞬間とか、何が大事か改めて認識できる瞬間、こういったことがやっぱり楽しいなって思います。
ここにつながる大事なエッセンスが、仲間が自分と違う相手が自分と違う、これが大事なんだなって思いました。
所詮一人で気付けることって、たかが知れてるじゃないですか。
だからいろんな視点があったりだとか、経験してきたことが違ったり、そもそも価値観も違ったりという人同士が繋がって、各々考えることや感じることが共有されて、それで仕事の精度が上がったり、スピードが上がっていくんだなっていうことを感じる次第です。
皆さんはどうでしょうか。
なので、仕事をしていて楽しいと思う瞬間を増やしていこうと思うと、自由でオープンな意見を言えるチームであったり、そういうことを言ってもらえる自分でいれるということって大事なんじゃないかなと思って、そこを目指すときに、どんなことがポイントになってくるのかなということを私なりに整理をしてみました。

自由でオープンな意見を言える、言ってもらえるというところで考えると、まず、言う側として、どうしたらもっとオープンに意見が言えるのか?っていう観点と、言ってもらう側として、どんな工夫ができるか?っていう観点があると思うので、まず「言える」ということを考えたいなって思います。
今の話をちょっと引いてみると、チームの役に立ちたいなとか、相手に貢献したいなって思うと、自分の意見や考えたことが言えるということが大事だと思うので、言う側の立場でのポイントになることって何なのかな?って考えてみました。
そこでいくと、言えないケースも多々あるじゃないですか。
なんか言いにくいなとか、なんか言えないなとか、この言えないケースって、なんで出ちゃうのかな?っていうことを考えてみると、なにかポイントが紐解けるんじゃないかなって思います。

心理的ハードルが意見を言えなくさせている

私が考える「言えない」その裏側にあるものを考えてみました。
一つは、相手の方が知ってるし、相手の方が経験があると感じてしまうと、私が考えることなんて言ってもな、こういう思考を持っちゃいませんか?
「違う」っていうところに価値があるにも関わらず、知識がより高い方とか、経験がよりある方の意見が優れている、こういう思い込みで言えなくなっちゃうケースってありますよね。
ちょっと問題に感じていることを言いたいと思っても、解決策までないと問題提起しちゃいけない、提起できないと思い込んじゃうケース。
それと似ているのですけれども、なにか提案をしようと思うと、その提案を実行できるスキルまでないと提案できない、しちゃいけないって思っちゃうケース。
結構心理的ハードルが、意見を言うということに対してあるのかなって思いました。

あと、これもよく言われるのが、意見を言うことにメリットがないどころか、デメリットが出ちゃうケース。具体的にどういうことかというと、「言ったもん負け」の雰囲気があるって感じですよね。改善提案をしたりすると、じゃあ、あなたやりなさいよみたいな。そういう話になっちゃうので、だから言わない、だって言うことにメリットないから。そういうケースもあると思います。

あとは、会議の進行だったり、場作りや雰囲気といったところで細かいところがあると思うのですが、意見を言うってことに対しての心理的ハードルが、意見を言おうという自分のアクションを抑えちゃうケースってないでしょうか?
これに対しては、違う立場から自分が感じたことをみんなが述べ合うということが、チームの利益に繋がるんだ。そこから何か新しい発想だとか、着眼点が生まれてくるんだ。こういう考え方が浸透していくことが大事ですよね。
まずは、自分の思い込みを上書きすることから始めたいなと思います。

自分が相手に対して持つ関心や期待を伝える

もう一つの方の、自由でオープンな意見を仲間に積極的に言ってもらえる私になるには?というところなんですが、これは私も修業中です。頑張って工夫しています。
その中でどんなことを工夫しているか?ということなんですが、まず一つは、自分が相手への関心と期待を持つことってすごく大事だなって思ってます。
客観的に対人関係を考えると、相手が自分に関心があるかどうかってやっぱり感じますよね。
例えば、相手が自分の話に関心を寄せているか?とか、自分の率直な意見に期待してくれているか?って、感覚的にすごく感じられると思います。
なので、考えていることを言おう、言うことで相手の役に立とうというモチベーションを醸成するのって、やっぱり自分が相手に対して持つ関心や期待なんだなって思います。

その上で、何を言えばいいのか?、何を期待されているのか?ということを明確にしていく必要がありますよね。
「何でもいいから意見言って!」これほど言いにくいものはなですよね。
例えば、何に困っているのか?とか、どうしたいのか?こういった情報を明確に相手と共有するというのは大事ですね。
こういう問題を今抱えててさーとか、こういうテーマに今取り組んでいるんだ、この目標を達成したいんだけどな、こうなりたいんだけどな、こういう課題って解決できないだろうか?
情報を明確にクリアに具体的に相手に共有する
これと、期待も言葉にして伝えないと分からないですよね。
さっきは雰囲気というか、自分自身の姿勢の話でしたけれども、あとは言葉にして、例えば、現場で業務をする立場から教えてほしいとか、あなた的に感じた事を言ってほしい、こういった期待も言葉でストレートに言っていかないと伝わらないということで、伝えていくことで意見が出てくると思います。

意見に対してまず受け止める

最後に、言ってくれた時のリアクション、これもめちゃくちゃ大事ですよね。
次に繋がるかどうかというところで。
特に難しいのが、ネガティブフィードバックだったり、問題について述べてくれたケースだと思うのですけれども、これは自分に対する批判じゃないって頭では分かっていても、なんか自分が否定されたような気がする。
こういう受け止め方って、ついしちゃうんですよね。
人間だから仕方がないというところはあります。
でも、それに対してまず受け止める、これができるかどうかでオープンな意見がここからもたくさん出てくるかどうかが変わると思うので、まず受け止める。
いやいや、それちがうし、みたいな感じで反対しちゃったり、それにはこういう事情があってさ、と言い訳しちゃったりすると、次につながっていかないんですよね。
なので、どんな意見であっても、ゴールに向かうためのファクト集めを自分はしているんだって思いながら、まず受け止めることができる、その意見を言ってくれたことに感謝を伝えられると、「言ってもらえる私」に近づいていくのかなと考えながら私も日々研鑽しています。

ということで、自由でオープンな意見を言えるチーム、そして言ってもらえる私になるには?という、割と自分へのメッセージも込めて整理をしてみました。
オープンな意見や感じていることが、自由に共有ができて、それが仲間の役に立って、自分が取り組んでいるテーマや仕事のゴールに向かう精度やスピードが上がっていく。
これがやっぱり仕事をしていて楽しいと思う瞬間だと思うので、こういう機会をたくさん作っていけるような雰囲気、チーム作りをしていきたいなと思う次第です。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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