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#894 つい「相手次第」だと思ってしまう気持ちの対処法

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

祝日あけの火曜日です。
今日が今週のスタートだよという方も多いんじゃないでしょうか。
ガンガンに鳴くセミが、かなりの夏休み感を高めているなと思っています。

自分は探求モードでいきたいけれども、相手が評価モードだったらどうするのがいいだろう?

今日は、先週の放送にコメント欄で質問をいただきましたので、この質問を取り上げていきたいと思います。
質問をくださったのは、325さんです。

【いつもありがとうございます。
自分が評価モードになっている!と気付くことから始めてみます!
相手が評価モードのとき、小田木さんはどうされますか?
こちらが取れる手段は何かあるのか、考えるヒントなど教えてもらえたらうれしいです。】

325さん、ありがとうございます。
今日はこの質問を取り上げ、そして広げながら、放送をお届けさせていただきます。
325さんのご質問は、先週の『共感は大事だけど、共感だけに頼らない方がいい』という放送の中で、私がお話をさせていただいたのは、私たちは基本デフォルトが評価モードなんですよね。相手の話とか、起こることや、いろんなことを、「グッド」「バッド」みたいな感じで、自分の経験や、価値観や、体験にもとづいて、評価しながら聞いちゃう。そして、見ちゃう。そういう傾向が割りとデフォルトなので、評価モードとは違う探求モード、自分の価値観や経験をいったん脇に置いて、相手の見ている景色を見るという探究モードが使い分けられると、いろんな人がいて、そもそも共感できないことや、理解できないこともたくさんある日常において、仕事やコミュニケーションがしやすくなるよ。
こんな話をさせていただいた放送に対して、いただいたご質問です。
そして、自分は探求モードでいきたいけれども、相手が評価モードだったらどうするのがいいだろう?
こういう着眼点の置き方ですね。
325さん、ありがとうございます。
これは誰もが持っちゃう着眼点だと思いますので、ぜひ一緒に探求したいと思います。

うまくいくかどうかは相手次第だと思っちゃう

これは、いろんなことの中で思いますよね。
例えば、対話を学習すると、必ず頭に思い浮かぶのが、相手が対話を知らないと対話は難しいんじゃないかとか、相手が対話がする気がないと自分が対話をしても難しいんじゃないか、もしくは、自分は相手と理解し合いたいけれども、相手が拒絶してたら難しいんじゃないか
これは、全部同じ考え方というか着眼点ですよね。
自分がそうしたいけれども、相手がそうじゃない場合にどうしたらいいだろうか。
これは、ちょっと言い方を変えると、ついうまくいくかどうかは相手次第だと思っちゃう
こんなとき、私たちはどうする?そういう話ですよね。

まず私がそうすればいい

325さんが、小田木さんだったらどうしますかと聞いてくれましたので、今日の放送は、私だったらどうするかなを考えたいと思います。
シンプルに3つがあるなと思ったんですけれども、一つ目は、まず私がそうすればいい
そして、ちょっとずつでいい
最後に、自分が無理なら誰かの手を借りる
どうするかという観点では、この三つかなと思います。
まず私がそうすればいい。そして、ちょっとずつでいい。最後に、自分が無理なら誰かの手を借りる。この三つです。

一個ずつ、どんなことを考えてるかなというところを共有してもいいですか。
一つ目は、まず私がそうすればいい。
本当に言葉のままですけど、相手がどうかはいったん置いといて、私がそうしたいと思えば、まず私がそうすればいい。
これは、昨日の放送でも関連放送として紹介をさせていただきましたが、『私は、私のことに集中する』という考え方と、あと、相手がそれをどう受け取るか、相手がそれに対してどう反応するかは、相手の問題なので、そこについての荷物まで、そんなに背負い過ぎないようにする。
それとも通ずる観点かなと思います。
相手が評価モードであっても、私は探求モードでいく。
相手が対話に応じる気がなくても、私は対話を求めていく。
相手が自分に対して笑わなくても、自分は相手に笑いかけていく。
こんな感じのイメージですかね。
スタンスの話であり、私は選択の話でもあるかなと思います。
選択というのは、自分自身が何も変わらないほうがいいのか、それとも1mmでも変わるほうがいいと考えるのか、自分はどっちがいいと思うのか、この選択ですよね。
多くの人は、状況だとか、目の前のことが、1mmでもよく変わるほうを選びたいと考えながら生きているし、生活しているし、仕事をしているんじゃないかなと思います。
この選択が1mmでも変わるほうがいいと思っているのであれば、じゃあ、それにつながると思う行動をとっていく。そういう考え方ですよね。

イライラしている相手に、イライラで応じると泥仕合になっちゃうね

これは、想像してもらうと分かると思うんですけど、例えば、ついつい日常において、対立関係って起こっちゃうじゃないですか。
相手が評価モードだから、自分も評価モードでいくみたいなこともそうかもしれないし、例えば、イライラしている相手、相手がイライラしているから、こっちもイライラで応じちゃう。ありますよね。
あなたがそうなら私だって」そんな感じの心境にもなるし、相手がイライラしてる中で、自分だけがにこにこしていくなんて、すごく損をしている、そんなふうにも思っちゃうことだって、ともすればあるんじゃないかなと思います。
こうやって言った先は、対立どころか、泥仕合しかないということも、私たちは経験からよく知ってますよね。
イライラしている相手にイライラで応じる。ニコリとも笑わない相手だから、こっちも無表情でいく。すごい批判的な態度で来るから、こっちも反発的な態度で応じる。
極端な事例かもしれないけれども、その先には泥仕合しかなくて、お互いに疲弊をしてしまう

1mmでもいいと思うほうを選択していきましょう

さっきの選択の話で、何も変わらないほうがいいか、1mmでも変わるほうがいいか、こんな感じで選択肢を提示しましたけれども、実は何も変わらないほうがいいという選択は、結果何も変わらないというよりも、もっと悪くなる結果につながるほうが、圧倒的に多いと思うんですよね。
ということは、合理的に考えても、1mmでも変わるほうがいいなという選択を選んで、相手がどうかというよりも、まず私がそうすればいい。こういう行動をとってみたい。こういうスタンスをトライしてみたい。
そういう行動に出るほうが、合理的に考えてもすごく妥当だなと思います。

評価モードと探求モードの話でいくと、評価モードの相手に対して、自分は探求モードでいくとはどういうことかというと、相手がどうであれ、この人の意見の背景は何だろう、なぜそう考えるんだろう、なぜそう考えるようになったんだろう、こうやって探求していくことになると思うんですけれども、たぶんどこかで相手も気づくと思うんですよ。
相手、つまり私は、自分のことを責めていない。もしくは、自分に関心を持って同じ景色を見ようというスタンスでコミュニケーションをとっている。そう感じられることで、状況は1mmでもよくなることのほうが多いと思うんですよね。
なので、まず私がそうすればいい。
そういう話を私は圧倒的に支持していきたいなと思っています。

残りのちょっとずつでいいという話と、自分が無理なら他の誰かの手を借りる。これは言葉の通りです。
状況は、すぐに変わることってないじゃないですか。
何かちょっとした行動で劇的に変わることもないし、それによってすぐに望ましい変化が起こることもなくて、状況というのは時間をかけてちょっとずつ動いていく、ちょっとづつ変化をしていくものだと思いますので、すぐに何か劇的に変わることを求めずに、ちょっとずつやれればいいか
それによって、ちょっとずつ変化が見えれば十分か。
そんなふうに考えると、相手次第だと思う気持ちが少し解けていくんじゃないかなと思いますし、あと人間関係だと、決定的に自分と相手の関係性の中では、今は難しいということだってあると思うんですよね。
そんな時は、無理やりに自分でなんとかしようとせずに、自分が無理なら、大丈夫な誰かの手を借りる。
自分だけで難しいときは、誰かのサポートを求めていく。

小田木さんだったらどうしますかという話だったので、私だったらそうするかなという3点をあげさせていただきました。
相手がこうだったらどうしよう。相手がこうじゃうまくいかない。そう思うことは日常に多々あるかと思うんですけど、それでも私たちは、少なくとも自分のスタンスについては、自分が望ましいと思うスタンスを選んでいければいいなと思っています。
1mmでもいいと思うほうを選択していきましょう。

ということで今日は、コメントにいただいた325さんのご質問を取り上げて、少し対象も拡張しながら、つい相手次第だと思ってしまうとき、どうしますか?を考えてみました。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木
朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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