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#1033 「やるべきこと」の3つの種類

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

1月5日金曜日です。
私が所属する株式会社NOKIOOは、昨日が仕事始めでして、出社ができるメンバーは毎年恒例で、オフィスから10分のところにある五社神社という神社に出かけて、みんなで初もうでをするという、そんな毎年恒例の仕事始めをしております。
この放送をお聴きの方の中には、来週が仕事のスタートだよという方も多いかなと思いますが、皆さん、年明けの仕事初めで毎年恒例でやっていることは何かありますか?
よかったらぜひコメントをください。

OGインタビューが面白い★オンラインスクール「スクラ」

続きはぜひVoicyでお聴きください。

やるべきことを具体化したい

今日の放送は、「やるべきこと」ってよく言うじゃないですか。
「やるべきことは何か?」みたいな感じで、私たちも日夜、使う言葉だと思うんですけれども、「やるべきこと」って、実はいくつかの種類に分けられるよね、そんな観点でお話をしていきたいと思います。
「やるべきこと」を取り上げようと思ったのは、実はコメントでご要望をいただいたんですよね。
12月の放送へのコメントの中で、ユタカさんから「やるべきことを具体化したい。小田木さんはどう考えますか?」こんなコメントをいただきましたので、こちらを取り上げて今日の放送をお届けしたいと思います。
ユタカさん、聴いていますか?
コメントをいつもありがとうございます。

やるべきことを具体化して、そして仲間と握って、チームで実践していく、これが仕事の中だと大まかな流れだと思うんですけれども、今日は「やるべきことを具体化する」このファーストステップにフォーカスをしながら、話をしたいなと思います。
今回の放送のスタート時点はどこかですけど、一口に「やるべきこと」と言っても、かなり大きいですよね。
「やるべきこと」の中に結構いろんなものを含むな。
なので、やるべきことを具体化したいとか、明らかにしたいという場合は、やるべきことをまず分解していくということが結構大事かなと思いまして、やるべきことの分解、そこに具体化のヒントが隠れているという、こんな流れで話をしていこうかなと思います。

一般的には「やるべきこと」は、よく緊急度と重要度の4四象限で分ける、こういう考え方をしますよね。
私たちついつい重要度はそんなに高くないけれども、緊急度の高いものに忙殺されちゃうよね。なので、緊急度が高く、かつ重要度も高いものにちゃんと時間を割いていきましょう。
こんなような考え方だなと思いますけれども、ここでもやっぱりポイントになるのは、緊急度ってすごく分かりやすいけれども、重要度って何?
これだと思うんですよね。
なので、重要度を考えていくという観点でも、もしかしたら参考になる話かもしれないなと思います。

「やるべきこと」の3つの種類

ということで、やるべきことを分解してみましょうというところなんですけど、私的には大きく三つに分解ができるなと思います。
三つを紹介しますので、皆さん、具体的なイメージを頭に浮かべながら聴いていただいてもよろしいでしょうか?

起こっている問題を解決するためのやるべきこと

まずやるべきこと一つ目のカテゴリーは、起こっている問題を解決するためのやるべきこと
起こっている問題を解決するためのやるべきこと。
例えばどういうことかというと、ミスが発生した、だから直さなきゃとか、またミスが起こらないように改善しなきゃ。これはまさに起こっている問題を解決するためにやるべきことですよね。
実はこれが、家庭でも仕事でも結構多いなって思いませんか。
例えば、子どもが熱が出ちゃった。看病をするためにやらなきゃいけないことがあれこれ具体化されると思いますし、発熱という緊急事態に際して、仕事の上で調整しなきゃいけないことも、まさに起こっている問題を解決するためにやるべきことですよね。
これが一個目のカテゴリーです。

今ある仕事を前に進めるためのやるべきこと

二つ目はこちら。
今ある仕事を前に進めるためのやるべきこと
これは何かというと、例えば、毎月月末までにこれを完了させなきゃ。そういう仕事はいろいろありますよね。
いわゆるルーティン業務なんか、まさに今ある仕事を前に進めるためのやるべきことに該当すると思いますし、すでに顕在化して動き出しているプロジェクトなんかも、こちらですよね。
すでに顕在化している仕事を前に進めるためにやらなきゃいけないこと。
この辺がすべて二つ目に該当するかなと思います。

望ましい状態を実現するためにやるべきこと

意外と私たちの日常の時間は、一つ目と二つ目だけで結構パツパツに埋まっていることが多いと思うんですけれども、実はやるべきことには三つ目のカテゴリーが存在しまして、それは何かというと、望ましい状態を実現するためにやるべきこと
これなんですよね。
望ましい状態を実現するためにやるべきこと。
例えば何かというと、夏に旅行に行きたい。だから夏に旅行に行くために、今月中に飛行機をおさえようとか、こんな感じです。
すでに起こっている問題に対してやるべきことでもなければ、今の仕事を前に進めるためにやるべきことでもなくて、望ましい状態を実現するためにやるべきこと。
未来に向けて作り出すやるべきことというのが、三つ目のカテゴリーにあたるかなって思います。

本来、増やしていきたいやるべきこと

三つを比べてみてどうですか?
一つ目の起こっている問題を解決するためにやるべきことは、どっちかというと、マイナスをゼロに近づけていくためにやるべきことですよね。
二つ目の今ある仕事を前に進めるためにやるべきことは、どっちかというと、現状をちゃんとキープして、想定される結果を出していくために、やるべきことが主に二つ目ですよね。
三つ目の望ましい状態を実現するためにやるべきことが、初めてゼロをプラスにしていく今はまだ実現してないけれども、実現させたいことを定義して、そのためにやっていくことが三つ目のやるべきことになるかなと思います。
比べてみると、やっぱり全然違いますよね。

たぶんここまでお伝えした時点で、うすうす皆さんは気づいていると思うんですけれども、この三つって、私たち自身、そしてもしくは関わる仲間の動機も全然変えるな、そんなふうに思いませんか?
例えば、やるべきことはダイエット。こんなテーマがあるとするじゃないですか。お正月に食べ過ぎちゃって、正月太りをしちゃったのでダイエットをしたいな。これは一つ目ですよね。起こってる問題は解決するためにやるべきこと。
そして次に、今の体型を維持するためにダイエットをしていかなきゃな。食事に気を付けたり、日常的に運動をしなきゃな。
今の体型を維持するためのダイエットは、まさに二つ目ですよね。今の仕事を前に進めるためにやるべきこと。
これを三つ目に当てはめると、来年ホノルルマラソンに出るためにダイエットをしよう。これが、まさに望ましい状態を実現するためにやるべきこと。望ましい状態がホノルルマラソンで走りたい。それに向けて体重を減らして、膝の負荷を減らしたりとか、もはやからだ作りやトレーニングの域だと思うんですけれども、この三つを比べてみると、同じダイエットでも全然モチベーションが変わると思いませんか?
正月太りで太っちゃったからダイエットしたいというのと、来年はホノルルマラソンを走りたいからダイエットするというので、同じダイエットでも、全然モチベーションが変わりますよね。
平たく言うと、三つ目の望ましい状態を実現するためにやるべきことが、一番モチベーションが上がるし、自分も、これがもしチームだったとして仲間も動機付けがされるのは、やっぱり三つ目なんですよね。

なので、私たちはつい一つ目と二つ目の、起こっている問題を解決するためのやるべきことと、今ある仕事を前に進めるためのやるべきことで、ほぼ時間を埋めちゃうんですけれども、本来、本当に増やしていきたいやるべきことというのは、三つ目の望ましい状態を実現するためのやるべきことで、もっと言うと、もしかしたら一つ目も二つ目も、三つ目に転換可能なやるべきことかもしれない。
こんな着眼点が持てるといいんじゃないかなと思います。

望ましい状態は何だ?を明らかにしていく

じゃあ、三つ目の望ましい状態を実現するためのやるべきことを具体化して増やしていきたいと思った場合のポイントは何かというと、言葉の通りなんですけれども、じゃあ、望ましい状態ってどんなの?
これを言語化して具体化していくと、ここからやるべきことというのはおのずと見えてきますので、とにかくやるべきことから考えるんじゃなくて、望ましい状態は何だ?ここを明らかにしたり、具体的にしたり、仲間と一緒ににぎり合うというのが、やるべきことを明確にしようという場合のキーになるなと思います。

具体化というのがめちゃくちゃポイントで、例えば、旅行に行きたい。これはふんわりしていて、何をやればいいのか、あんまりイメージが湧かないですよね。
例えば、南国リゾートに行きたいのか、それとも森林をトラッキングしたいのか、これによって、今、やるべきことというのは全然変わってくると思いますし、例えば、二泊三日ぐらいで行きたいねというのか、一週間滞在型の旅行をしてみようというのかで、何をやるかという具体性も、やるべきことの精度も、格段に変わってくると思いますので、とにかく望ましい状態を具体的に言語化していく。時間軸もつけながら明らかにしていくというのが、その分、やるべきことがシャープになっていくということのポイントになるなと思います。
仕事でやる場合は、ぜひこれを仲間と、家庭でやる場合は、パートナーと、こんな対話ができるといいんじゃないかなと思います。

ということで、今日はユタカさんにコメントでリクエストをいただきました「やるべきことの具体化」について放送をさせていただきました。
三つ目のカテゴリーを増やしていきましょう。

それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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