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#839 すぐやる人は、保留が上手い!

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートしました。
皆さん、今週はどんな一週間にしたいでしょうか。

長女の中学参観に行ってきました

余談ですけど、私は先週金曜日に二年間通って、初めての長女ちゃんの中学の参観会というものに行ってまいりました。
思い返してみると、コロナ禍という理由だったのか、入学から二年間、なかったんですよね。
以前の放送で、私は参観会に行けなくて、次女ちゃんにぎゃん泣きをされたという話をしたじゃないですか。さらに、そのリカバリーを前日に旦那さんにしてもらうという。
家族の中で信頼を失墜させる事態をおかしましたので、今回は行くぞと、チームのみんなにも協力してもらって、先週の金曜日の半日、行ってまいりました。
なんで半日かというと、びっくりなのですが、まず午後一で各クラスでの参観があり、その後、PTA総会というものがあり、その後、先生方と保護者で学級懇親会という情報交換の場がある。こういった三部建てなんですよね。
なかなかハードなスケジュールを組むなと思いつつ、行ってまいりました。
めちゃくちゃ驚いたのが、参観会に来ている保護者の人数が極少だったんですよ。小学校の参観会だと、あまり見られない光景だと思いませんか。
私はてっきり、二年ぶりの開催だしぎゅうぎゅうかなと想像しながら行ったら、すっかすかで「あれ?」みたいな感じを受けて、その後さらにびっくりしたのが、PTA総会をへて学級懇親会に戻ったところ、参加者の数が3倍ぐらいに増えていった。
延べ時間が長いという課題もあったかもしれないですけれども、「そうか、みんなはここに来るんだ」という理解をさせていただきました。

そんな様子を見ながら思ったのが、あくまで小田木所感ですが、小学校時代の親の関心は、学校で子どもがどんな様子を過ごしているのかを見たいというニーズが大きかったのかな。
これが、中学校時代になると、授業の様子はそれなりにやっているでしょという前提を置きながら、中学校はとにかく先生から客観的なフィードバックがほしい。特に勉強への考え方、様子、そして進捗、さらに、それぞれが自分たちの子どものパターンしか知らない、このパターンについて他のパターンを知りたい。みんなはどうしてるのか?どうやってるのか?こういうニーズがめちゃくちゃ膨らむのが、中学校というステージなのかな。
そんなふうに理解しました。
こういうことって行ってみないと分からなくて、今回は改めて調整をつけて、一次情報をちゃんと取りにいって良かったなと理解した先週でした。
これを聴いている、今は子どもがベビーだとか保育園児だという皆さん、意外とあっという間ですよ。

#すぐやる人になるには

今日の放送は、Voicyさんのハッシュタグテーマにもとづいて放送してみようかなと思います。
テーマは、『 #すぐやる人になるには 』です。
すぐやる人、憧れがありますよね。
仕事ってスピード、効率、確実性を求められる、この代名詞が「すぐやる人」な印象があるなと思います。
すぐできないと、ためちゃうとか、要領が悪いとか、自分で自分のことを行動力がないな、できないなと感じてしまう節もあると思いますので、プライベートももちろんなのですが、こと仕事においては、すぐやるってすごく大事だし、一つの信頼の源泉になっているなと思います。

すぐやる人って、どういうエッセンスのある人なのかな?それを私なりに考えてみたのですが、今回はすぐやる人というテーマを、こんな前提を置いて分解してみたいと思います。
どんな前提かというと、本当にすぐやる人は、すぐやってない
そして、すぐやる人は、保留がうまい
今日は、この観点で深掘ってみようと思います。
本当にすぐやる人は、すぐやってない。どういうこと?
すぐやる人は保留がうまい。ますますどういうこと?
こんな感じですよね。
今日、共有したいのは、この二つの私なりの着眼点です。

すぐやる要注意な残念パターン

まず、本当にすぐやる人は、すぐやってない。
どういうことかというと、すぐやるって結構残念パターンがあると思うんですよね。

すぐやらなきゃと思って、目先のことに振り回されちゃう

頑張ってすぐやっているけれども、残念パターンとはどんなパターンかというと、まず、すぐやることにとらわれすぎて、メールやメッセージが来る都度、見ちゃったり返しちゃったりする。
すぐやらなきゃと思って、細かい刺激に反応しているうちに、集中できなくなっちゃうとか、目先のことに振り回されちゃう
これは、残念ですよね。

やみくもに処理しちゃう

そして2つ目は、とにかく来た順に仕事しちゃう
飛んでくるボールに対して、とにかく打って打って打ちまくれ、やみくもに処理しちゃう
これも、小さいことはどんどん片付いていくでしょうけれども、とにかくバットを振りまくる状態は私も経験があるのですが、そのうち、片付けることが目的になってしまって、本来の目的だとか、意味を見失いがちなので、これも要注意な残念パターンかなと思います。

大きめのテーマは後回しにしてしまう

最後の残念パターンが、細かいタスクはすぐにやるけれども、大きめのテーマは後回しにしてしまい、結果、大事なことほどすぐできなくなっちゃう
これも、本当に残念ですよね。
例えて言うなら、一日の仕事があるじゃないですか。一日の仕事の中でも、細かいタスクとレスポンスで夕方まで時間を使ってしまって、大きいテーマは「よし、やるか」と、夕方以降で手をつけて、結局集中できないとか、時間が膨大にかかってしまって、大事なことほど遅い人、ちゃんとできない人になってしまう。
これも、本当に誠実に頑張っているだけなのですが、この状態にはまると、すごくつらいなと思います。
細かいタスクはすぐやるけれども、大きいテーマを後回しにしてしまって、結果、うまく運べない。

「決める保留」と、「決めない保留」

この残念パターンから考えると、本当にすぐやる人は、すぐやってないの意味が伝わりますでしょうか。
じゃあ、どうやってやるの?というと、すぐやる人は保留がうまいという着眼点かなと思います。
保留ってあんまり良いイメージじゃないかもしれないですけれども、私は保留には2種類あると思います。
どんな2種類かというと、決める保留と、決めない保留
決める保留というのは、決めを伴う保留ですね。
計画的保留。
戦略的保留みたいなかっこいい言い方をしてもいいかもしれないですけれども、決めを伴う保留と、決めを伴わない保留、この2種類があります。

すぐやる人が上手な決める保留というのはどういうことかというと、いろんなボールが飛んでくるじゃないですか。このボールをすぐにやみくもに打ち返さずに、いつやるか決めて、先送る
そして、いったん忘れていい状態を作り出す
これが上手だと思うんですよね。
引き受ける仕事に対して、いつやるか決めて、先送る。
そしていったん忘れていい状態を作り出す。
これをやろうと思うと、引き受けた仕事の時間や重要度をきちんと見積もることが必要になりますので、所要時間を見積もって、自分の将来時間をきちんと埋めていく。
そうして計画された将来時間というのは、納期に対して適切で、確実にここでやるという時間が抑えられており、その日、その時、その時間がくれば、きちんとその計画通りに前に進められるというメカニズムになっているんですよね。

でも、来た時点で、ざっくりとした依頼とか指示の場合はどうするかというと、まず依頼者と一緒に、着手する前に要件を固めたり、握る時間を確保する
これも将来時間の予約だったり、相手の時間の予約。
15分なのか、30分なのか、短いショートミーティングでも、まずその時間をきちんと確保する。
これも決めを伴う保留で、よく分からないけれども、とりあえず着手してみるということもなくしていくという側面にも当たるかなと思います。

とにかくやみくもに今すぐできなくてもいい

「すぐにやる」の”すぐ”って、「とにかく今すぐ」という意味ではないと思うんですよね。
計画だとか、タイミングに対して、適切なスピードで、周りがいつやってるか見える。
なので、すぐとはいうものの、とにかく早くというよりも、適切なスピードで、関わる人にとってもいつどのぐらい時間をかけてやっているかが明確なので、「まだかな?」とか「やってくれてるのかな?」とか「いつやるのかな?」こういう気をもまない、そういうことなのかなと思います。

それが決めを伴う保留なので、ついついやってしまう、決めない保留というのは、いつやるか決めないまま、とりあえず先送るとか、先送ったものの、ずっと気になって、他のことにも集中できなくて、ずるずるとパフォーマンスを落としていってしまう。こういうことですよね。
避けたいですよね。やっぱり。

ということで、私が思う「すぐやる人になるには」ということでお話をさせていただきました。
すぐやる人は保留がうまい。
とにかくやみくもに今すぐできなくてもいい。
そして、今、できないことに罪悪感だとかモヤモヤを抱えなくていい。
決めを伴う保留で、ヘルシーに集中できる状態を作って、仕事をちゃんと前に進められるといいよね。
そんな話でした。
お聴きいただきありがとうございます。

集中に関連する過去放送

今日の放送は、『#すぐやる人になるには』ということで、仕事の集中状態をどう作るか?を、ちょっと見方を変えて話をさせていただきましたが、仕事において集中状態を作っていくのは、個人的にもめっちゃ大事だし、仕事のパフォーマンスを上げる一つの大事な観点かなと思いまして、過去放送でもいろいろ話をさせていただきました。
なので、今日のテーマに付随する過去放送をランダムにピックアップさせていただきました。
最近、Voicyに新しい機能が搭載されまして、放送単位の概要欄というものがリンク付きで貼れるようになっているんですね。
放送のチャプターにリンクを貼る機能は、これまでもありましたけれども、概要欄にはリンクを貼るだけじゃなくて、テキストとセットである程度まとまったリンクの一覧なんかも作れるという。
本当にVoicyさんはいろいろ工夫されていますよね。
こんな機能が搭載されていますので、今日は放送の概要欄に「集中」をテーマにしたもの、そして今日の「すぐやる人になるには」に関連する過去放送をランダムにピックアップさせていただきました。
このテーマに関心がある方は、よかったらちょっとのぞいてみてください。
気になる放送があれば、ピックアップして聴いてみていただければなと思います。

オンラインスクールスクラのオープンセミナーを開催します

そして最後に、アナウンスチャプターもちょっと追加させていただければと思うのですが、今週もイベントが盛りだくさんなんですよね。
土曜日の対談で、沢渡さんと一緒に放送させていただいた【90分腹落ちオンラインセミナー】も今週ですし、そしてなんと金曜日には、「チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアをもっと持続可能に」をコンセプトにした、オンラインスクールスクラのオープンセミナーも開催されます。
スクラ自体に関心があろうがなかろうが、どんな方にも来ていただいてもいいよというオープンなイベントの場です。
何をやるのかというと、『「仕事の手詰まり感」の正体が分かる!持続可能な仕事のやり方を手に入れる“はじめの一歩”セミナー』こちらでございます。
皆さん、今、仕事で何か手詰まりは感じていますか?
このまま頑張って、どんなキャリアが描けるのかな?とか、時間がない中でやりたいことはあるけれども、何かしぼったほうがいいんだろうか?ここにいて、何のプロになれるのかな?私も含めて、仕事の中でいろんな手詰まり感を感じることがあると思うんですよね。
でも、私は手詰まり感って可能性であり、未来の自分への期待そのものだと思うんですよ。
そんな観点も織り交ぜて、『「仕事の手詰まり感」の正体が分かる!持続可能な仕事のやり方を手に入れる“はじめの一歩”セミナー』と、ずいぶんハードルが高めのタイトルをつけてしまいましたけれども、90分のオンライントークライブという形でお届けさせていただきます。
おもしろそうじゃんという方、ぜひお越しいただければなと思いますし、もしこの放送を、今は育休中だとか、ライフイベントで仕事の現場を離れている、そんな中で聴いてくださっている方がいらっしゃいましたら、特にぜひ来ていただきたいなと思っています。
もし皆さんの周りに、こういった情報を喜ぶんじゃないかという方がいらっしゃったら、ぜひおすすめください。
このイベントの情報については、放送のチャプターにいつものようにリンクを貼っておきます。
ぜひご覧ください。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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