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#1201 続けたくなる仕事の振り返り~ダメ出しや反省会はキツイ~

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は7月22日月曜日です。
わが家はいよいよ子どもたちは夏休みに突入しました。
そんな夏を感じさせることが週末にあったんですけど、わが家の庭にはおなじみセミさんが群がるシマトネリコの木があるんですけど、中低木くらいのそんなに大きくない木ですね。ここに今年初めてのカブトムシさんがまた来ていました。樹液が出るんですかね。去年もここに「こんなにたくさんのカブトムシは見たことがない」というくらいのカブトムシさんたちが集まってきていて、わが家の女子たちは「あー、いるね」くらいの反応なんですけど、こちらも夏を感じさせる一コマだなと思っています。

7月29日★育児介護休業法・法改正を制約にしないための視点を得よう

今日も放送に入る前にお知らせをさせてください。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#仕事の振り返り習慣

今日は、Voicyさんが全体で展開されるハッシュタグにもとづいてお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグはこちら。
#仕事の振り返り習慣 』というお題です。
振り返り系、結構多いですよね。
このチャンネルでも割りと度々取り上げるテーマなんですけど、私自信がたぶん「振り返りっていろんな情報と収穫の宝庫だから、やめられないぜ」という感覚があるからだなとも思います。
皆さんはいかがでしょうか?
今日は、個人振り返りというよりも、チームで仕事を進めて中でのチームでの振り返りにフォーカスを当てて、小田木所感を共有させていただこうと思います。

ホットなうちに短時間でも振り返る

実は、『#仕事の振り返り習慣』というお題を見て先週を思い返してみると、先週一週間だけで私は仕事の仲間と三つぐらいテーマを振り返っているんですよね。〇〇のあれと、××のそれと、そして先週はこのチャンネルでおなじみ90分腹落ちオンラインライブもお届けしましたので、こちらの振り返りもしています。なので結構チームの中で振り返るということが割りと習慣になっているなと感じています。
なので、これを取り上げて、どんなふうに振り返っているかな?とか、これをやることで何がそんなにおもしろいのかな?というところをシェアできたらいいなと思いますが、まず「3回も」というと、「え?3回もそのためにミーティングをしているんですか?」と聞こえるかもしれないんですけど、全然もっとライトです。
何か一つをやって、それについて振り返るというと、私はシンプルに10分でもいいと思っているんですよね。わざわざアジェンダを設定して、関係者のみんなを集めて、一時間も会議するみたいな重いやつじゃなくて、10分でもいいのでホットなうちに短時間でも振り返る。これがやっぱりかなり有効だなと思っています。

振り返って何をしたいか

時間の長さじゃなくて短くても有効な振り返りとは、どんなふうにとらえているかですけど、これは思うんですけど、振り返り振り返りと呼ばれるじゃないですか。振り返って手段なんですよね。
ということは、振り返るという手段を通じて何をしたい?というところが結構大事だなって思っていまして、私自身は振り返って何をしたいかというと、一つは目線合わせ。もう一つは、次への論点出し。シンプルにこれだなと思います。

目線合わせ

まず、目線合わせですが、これはちょっとイメージしやすいかもしれないですね。
一つのやったこととか起こったことに何人もが関わっているじゃないですか。同じことに関わっても、私たちはやっぱり一人一人が違うので、その起こったことや関わったことに対して持ってる印象は厳密には同じじゃないと思うんですよね。
「よかったんじゃない?」という人もいれば、「ちょっとここは残念だったな、いまいちだったな」とか、目的に対してどうだったか?ととらえる人もいれば、想定外にこんなことが起こって○○だったという人もいる。
期待した成果が出ても出なくても、こういう意味があったという見方をしている人もいるんですけど、これは一人一人がおそらく、どこに目を向けて、何を思っているかは全然違うので、目線合わせをするというのがチームで仕事をする中ですごく有効だなと思っています。
性格も立場もタイプも違えば、あわせることをなしに勝手に目線が合うということは本当にないじゃないですか。
なので立ち止まって、「これは目的に対してうまくいったと言っていいのか?」それとも「課題があると言えるのか?」とか、全部をざっくりとらえて、良かった悪かったというのか、それともプロセスごとに区切って、「この点はグッド、この点はモット」そんな感じでとらえるのか、この目線合わせはめっちゃ大事ですよね。
なぜならば、次に目線が合った状態で動けるので。
なので、起こったことややったことについてワイワイするというのは、目線を合わせる意味がめちゃくちゃ重要な一つの目的だなと思っています。

次への論点出し

振り返ってどうしたい?のもう一つの、次への論点出しですけど、これはイメージできますか?
私は振り返りについて思うのは、ダメ出しや反省会になっちゃうと、きついと思うんですよね。
振り返りがダメ出しや反省会になっちゃうと、頭ではそういうことが必要だと思っていても、たぶん積極的にみんなで忌憚なく振り返るということが、どんどんおっくうになっていくのが、振り返りをダメ出しや反省会にしちゃうというメカニズムだと思うので、そうじゃない。
もし狙ったことや期待したこととギャップがあったとしても、その次への論点としてみんなでシェアする
そういった形にできるといいなと思います。
次への論点というと、例えば、「じゃあさ、同じやり方でまた続ける?それとも続けない?続けないとしたら、どこを変える?」これはダメ出しでも反省会でもなく、次の論点出しですよね。
例えば、課題があったプロセスがあれば、「じゃあ、他のやり方はある?どこを変えれば、次は前進する?」「これっていまいちだったのか、それともよかったと言えるのか、どっちかな?」みたいな迷う点があれば、「じゃあ、どの観点で考えてみる?」こういうのが全部次への論点だと言えるんじゃないかなと思っていまして、ダメ出しや反省会で次への気持ちをくじくんじゃなくて、グッドだったことも、モットだったことも含めて、次への具体的なアクションにつなげていく、そんな話が建設的にできるのが、振り返ってどうしたい?ということのもう一つのゴールだなと思っています。

次に動くときの時間を短くしてくれる

そこまでやっておけると、次に何かやる時の準備や精度が圧倒的に上がっていくんですよね。
なので10分とか20分、立ち止まって手を止めるのが、結構忙しい中だとしんどいなと思うかもしれないですけど、その10分なり20分は、圧倒的に次に動くときの時間を短くしてくれるので、そういう意味でも実はコスパもタイパもめちゃくちゃいいのが、仕事の振り返り習慣だななんて思っています。

今の話をちょっとイメージしながら聴いていただいた時点で、これは一人でやらないほうがいいなと断然思うじゃないですか。
一人だけの着眼点で頭の中で「うーん、何がだめだったんだろう?」みたいな堂々巡りをするような時間をかけるよりも、ざっと集まって10分でも20分でも、「ああだった、こうだった、次に向けてこの辺が論点になるんじゃない?」という話ができたほうが、スピードも効果も上がっていくと思いますので、ぜひチームの中で仕事の振り返りが習慣になるといいなと、今回のハッシュタグを見ながら思いました。

振り返りが当たり前になると、振り返ることを前提にした仕事のやり方が根付く

冒頭に、そういえば先週に三つぐらい振り返りがあったなと思い返したんですけど、先週が特別かというと、たぶん私たちは毎週なんか動いていくじゃないですか。動いたことに対して振り返るというのが結構当たり前になっているなと感じるんですよね。
ここで習慣の効果をめっちゃ感じるんですけど、振り返りが当たり前になると、知らず知らずのうちに、振り返ることを前提とした仕事のやり方になっているな、そんなことも感じます。
振り返ることを前提とした仕事のやり方とは何かというと、例えば、後で振り返るから、何を目的にこれをやるんだったっけ?とか、どういう前提でこういうやり方にしたんだっけ?というのを、チームの中でそれを推進する人が書いて残しておくんですよね。
なぜならば、目的や前提が書いてあったほうが、圧倒的に振り返りは早いので。
関わるみんなも、気づいたことがあれば、振り返ったときにこれを言えたらいいなと思っているので、たぶん気づいたことはメモをとっておいたり、忘れないようにする。もしくはその場で仲間に口にして話すということが、結構当たり前にあるなと思いますし、何か一つのプロセスを試したり終わった後も、みんなでそのことを話題にしていくんですよね。「昨日のあれ、どうだった?」とか「今日、ミーティングがあるから、そこで話そうよ」みたいな感じで、わざわざ誰かが振り返るために集めたり、みんなの予定を調整せずとも、スピーディーに顔を合わせるタイミングで、ちゃっかり話題になって、そしてちゃっかりそこで振り返って、論点出しがスピーディーにできていくという、そんなサイクルがあるので、何が言いたいかというと、「振り返らなきゃいけない」みたいな感じで、タスクを増やすことにはならない感覚があります。

そんなわけで今日は『#仕事の振り返り習慣』について小田木所感を共有させていただきましたが、くどいようですけれども、ダメ出しや反省会は本当にきついので、そんな炎症を振り返りに根付かせるのではなくて、やらないよりも断然やったほうが、仕事が気持ちがいいから、みんながむしろ「やろう、やろう、話しておこう」と言いながら根付く振り返り習慣があるといいなと思っています。
ということで、今日の放送は以上です。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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