見出し画像

Bリーグ〜この選手に魅せられて〜 vol.2

今日ご紹介するのはこちら。
アルバルク東京から、バスケ界のプリンスです。

田中大貴選手 193cm(SG)

アルバルク東京だけではなく、
日本代表でも欠かせない存在ですね。

この選手を一言で表すと、
欠点がない
とにかくこの言葉に尽きるかなと思います。

本来のポジションはSGだと思うのですが
ゲームプランでPGもSFもできる稀有な選手です。
当然ポジションが異なれば、
各ポジションで求められる役割や技術も異なってくるので、
それをこなせるあたりまさにオールラウンダーです。
シュート力はもちろん、ドライブもできますし
ボールハンドリングもパス能力も兼ね備えてます。

どのスキルも高レベルなのですが
それに加えてプレーの判断力が素晴らしいです。
自分で決めに行く場面、仲間に託す場面での
プレーの選択にほとんどミスがないので
チームの流れが途切れません。

また、試合中に調子を取り戻していくこともできるので、
試合序盤どんなに調子が悪そうでも
終盤には調子が悪いなりに
チームを勝利に導く活躍をしてきます。
これは相手からするとすごく不気味ですよね。
いやでも田中選手につかざるを得なくなるわけです。
そうなると他の選手が空いてしまい
結局点を取られてしまう。
コートにいるだけでチームにいい影響をもたらす
ことができるという意味では、
スタッツに残らない部分でも活躍していると
言えるでしょう。
存在が恐怖です。

さて、アルバルクにおける
オフェンスの代名詞となっているのは、
田中選手とアレックス・カーク選手との
ピック&ロールからの2メンゲームによる
通称タナカーク

この写真を見てもらうと、
カーク選手のスクリーンで
すでにディフェンスが1人遅れているので、
オフェンス側が数的優位を作れています。
そこから攻めていくパターンの攻撃です。

このカーク選手もまた素晴らしいんです。
走れるインサイドプレーヤーって格好いいし、
ミドルシュートやスリーも上手いんです。
ディフェンスからしたらたまったもんじゃないっす…

話をプレーに戻すと、
ボールハンドラーが田中選手なので、
そのままシュートまでぶち抜かれるか、
田中選手にディフェンスが寄ったら
そこからカーク選手にパスされてダンク
とかいう理不尽な攻めですね。

この攻めにより、アルバルクは
2018-19シーズンまで2連覇
19-20シーズンも東地区1位
と言う好成績を収めます。

一方で、つい先日終わった
20-21シーズンは田中選手とカーク選手ともに
怪我に泣かされたシーズンでした。
加えて、タナカークに限らず
各チームがピック&ロールへの対策を
しっかり取ってきたことで、
アルバルクはチャンピオンシップの出場権すら
得ることができませんでした。

各チーム、ブリッツといって、
スクリーンがかかった時点で
ボールマンへ激しいプレッシャーをかけて
ボールマンやオフェンスのリズムを狂わす、
先手を打ったディフェンスも見受けられてきました。

来シーズンここからどう巻き返せるのか、
王者アルバルクの復活には
タナカークの進化が欠かせないでしょう。
田中選手自身も
スリーの確率が芳しくなかったので、
ここの部分の修正も大事ですね。

そしてアルバルクだけでなく
日本代表としても存在感を発揮する
田中選手にもぜひ注目です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?