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ハンドドリップコーヒーとベイクドチーズケーキのお店。をしつつ、ハンデを持つ息子の子育て…

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ハンドドリップコーヒーとベイクドチーズケーキのお店。をしつつ、ハンデを持つ息子の子育て。 2018年生まれの息子は、希少難病により、障害を持っています。母として、1人の大人として思うこと。

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自己紹介。

ハンドドリップコーヒーと ベイクドチーズケーキのお店。 をしながら、 ハンデを持つ息子を育てる母親です。 店舗は今のところありません。 レンタルスペースでの出店や、 露店営業でのイベント出店を主にしています。 2018年に産まれた息子は、 ピルビン酸脱水素酵素複合体欠損症 という希少難病を持って 産まれて来ました。 世界で400人ほどしか居ないとか。 なによりとっても長い名前で言いにくい。 先天性代謝異常のひとつです。 生後7ヶ月頃に、 発達の遅れから判明しま

    • 遭遇。

      自分の中の ふんわりしたような考えが 頭の中をほわほわしていると それとなく、それに関係するひとたちに 遭遇すると思う。 今、ここ3-4年の自分を振り返って 強くそう思う。 初めての息子の付き添い入院中に感じた違和感が 今、わたしの活動のきっかけになっている。 あの冬、息子と入院し、 息子の難病のほぼ確定診断を 1人で聞かされ、 その後、着々と息子に対する 治療やケアが始まった。 その時、感じた違和感。 もちろん、息子の治療やケアは どんどん進んでいく。 でもそれ

      • 衝撃。

        《 衝撃 》 はげしくつきあたること。 また、人の心にはげしい動揺を与えること。 何度も息子の話になってしまうが、 当時26歳のわたしと主人に 強い衝撃をくれたのは、 息子でした。 産まれる子供は、 いわゆる「普通」に産まれ、育ち、 いずれは親元を離れて行くのだろう そんなことを思い描いていた。 誰もが、みんな 今が、永遠に続く と勘違いをする。 「難病」という衝撃を受けてから、 「死」はわりと近くに感じている、と思う。 子供より先に親が死ぬ と考えてい

        • なじんでいく。

          読む本から伝わってくる 考えや思いを知って 「こうなりたい!」 と思うけど、 それを行動に移すまでは ものすごく時間がかかると感じる。 すぐに変わろうとすると 自分にとてつもない負担がかかり、 きっと、途中でやめてしまう。 「やめよう」 と思ってやめるのではなく、 自然と今まで通りの自分に戻ってしまう。 きっと感覚的には、少しずつ 「なじんでいく」くらいの ゆるい感じがいいのだなと ここのところ、よく思う。 とても共感できる文章や こうなりたいと思う考えに出会った

          「いま、ここ」

          2年前くらいから 主人の影響を受けて、読書を始めた。 数ヶ月で1冊といったペースだけど、 ここのところ読んできた本に 必ずと言っていいほど出てくるワード 「いま、ここ」 我が家にとっては 結構身近な言葉だと感じる。 初めて意識して聞いたのは、 息子の主治医から。 ほぼ80-90%以上なくらい 特定の難病の可能性を初めて伝えられ、 その際、息子は、 「将来歩けるのか」「話せるのか」 を心配して、主治医に聞いた時 「今、目の前の息子さんを見て やれることを考えていきま

          1人旅。

          何年も前から計画していた大阪旅。 息子が生後7ヶ月ごろ、検査入院で入院した時 同室だった同い年の男の子を持つお母さんと 偶然、仲良くなった。 わたしにとっては 「お母さん」として初めての友達。 その子とそのお母さんは 兵庫県から定期的に岐阜へ通院しており これまでにも岐阜に来るタイミングで 何回か会いに、、。 いつか一緒にどこか出かけたいね、と 少しずつ計画が進んでいく中 始まったコロナ禍。 4年越しの実現でした。 お互い子供を家族に託し、 友達とだけで泊まりのお

          春。

          三寒四温な今日この頃。 暖かい日があったかと思うと、 雨がしとしと降って少し寒い日もある。 寒い冬が終わり、春が来てぽかぽか。 気持ちのいい季節だなあと感じる中に、 少しだけ鬱々とした気持ち。 新しい年度が始まり、 息子は年長さんになる。 そして、わたし自身 お店のオープンが決まり (日にちはまだ未確定ですが、夏頃予定) 今年度は、息子の就学のことと わたしのお店のオープン という二大イベント。(現時点) そう考えた時に、 楽しみばかりじゃないかな、、と ぽかぽか

          おいてけぼり。

          毎年、2月になると 嫌な気持ちになる。 5年前の2月、 生後6ヶ月の首の座らないふにゃふにゃした 発達の遅い息子を抱えて、 大きな病院を受診した。 検査結果から精密検査が必要となり、 全部で1ヶ月ほどの入院となった。 入院から2週間くらいで 希少難病ということがほぼ確定した。 それを機に、 息子の生まれた時の写真や 病気が分かる、生後6ヶ月ごろまでの 写真を見返すことができなくなった。 病気を持っているなんて思っていなくて、 普通に育つと思っていた頃に撮った写真たち

          「わたし」が「わたし」として生きる権利

          先日、こちらのセミナーに参加して来ました。 息子のお迎え都合上、第一部のみしか 参加できませんでしたが、 その第一部を担当されていた板垣さん。 実は、ちょうど1年前くらいにお会いして 「とりあえず写真だけ撮っといてあげるわ」 とアテンドさんに言われて、 一緒に写真も撮っていました。 (お互い訳もわからず初対面でとりあえず写真を撮るという奇行。(笑)) 板垣さんは、 岩手県にある「るんびにぃ美術館」で 展示や企画に携わって来た方です。 「るんびにぃ美術館」は、 障がい

          「わたし」が「わたし」として生きる権利

          明治さん、ありがとう。

          明治さんへ 「初めてメッセージを送ります。 先天性代謝異常症の息子を育てる母親です。 代謝異常により、ケトン食が必要なため、 ケトンフォーミュラを、 生後7ヶ月頃から飲んでいます。 発達が遅いことから、病院を受診し、 色々な検査をして、最終的には 難病告知をされ、付き添い入院をしながら 当時は、目が合わない、首が座らない、 自分でおもちゃを持つことも、 興味を示すこともほとんど無く、 初めての子育てに、絶望感でいっぱいでした。 疾患の治療として始めたケトン食療法。 特

          明治さん、ありがとう。

          ねことの暮らし。

          我が家の猫は、 家を建ててから約半年後、 息子が1歳3ヶ月の頃にやって来た。 隣の隣町で保護された保護猫。 わたし自身、実家で猫を飼い、 小さい頃から、ずっと猫が好き。 家を建てたら、 両脇に猫を抱えて暮らす!(2匹飼う)と ずっと思っていた。 我が家の猫は、 とある保護猫サイトで見つけた。 飼うなら、黒かグレーがいいな と思っていたら、 まさかのグレー猫さん。 本当は、他の家族へ譲渡されるところでしたが、 事情があり、断念されたので、 良ければわたしたち家族に

          ねことの暮らし。

          「終わり」から考える。

          「終わり」から考える と、聞いた時は ? と思いました。正直。 自分が最終的にどうなりたいのか どういう姿でいたいのか どういう気持ちで死にたいのか 誰しもが 明日、 今日、 もしかしたら、この後すぐ 人生を終えるかもしれない いつ終わっても後悔のない 死ぬ時にそう思えたらいいな、と。 ネガティブに聞こえるかもしれません。 しかし、 今この時点で自分がやっていること やりたいこと、やろうとしていること、 全ては終わりに繋がっている と思う。

          「終わり」から考える。

          偶然と必然。

          偶然と必然 《偶然》 「たまたま」 「やむを得ずして」 見えても見えていなくても 分かっていても分かっていなくても 何らかの意図も思考も力も そこには加わらない 保証なし。不確実。不完全。 流動的でもある。 《必然》 「必要」 「あるべきしてある状態」 「あるべきしてあった状態」 何らかの意図した、願った、思考によって 目的のある、何らかの力が加えられた、 加えられるべきという「当然」「自然」という現象 保証つき。確実。不動。完全。 全く逆の意味なのに、 なぜか紙一重な

          見てくる子。

          先日、預けている息子のお迎え前ギリギリに どうしてもスーパーに寄りたくて、 通り道にあるスーパーへかけ込み。 お目当てのものを手に取り、 足早にレジへ。 「148円になります。6番レジへどうぞ。」 レジの方にそう促され、 6番のセルフレジの前に立つ。 6番のセルフレジに立ったと同じタイミングで 視界の右端に人影が入る。 「ん?見られてる? え、なんかめっちゃ見てくるやん、、」 と心の中で思いながらも すぐ直視はせず、お会計を済ませる。 買ったものを手に取り、 ぱ

          こころ。

          高校生ぶりに勉強をしました。 「こころ検定」 自分が、珈琲屋さんをしていく上で、 大切にしているコンセプト。 働くお母さんたちに向けて、 ほっとひと息つける時間を。 特に障がい児を育てる親御さんたちに向けて 少しでも自分自身を大切にするきっかけに なってほしい。 そうコンセプトを決めて活動していく中で、 自分のメンタルコントロールはもちろん、 来てくれたお母さん方や、お客様との会話の中で 相手から感じ取れる気持ちを 大切したいという思いから、 全くの初心者で心理学

          ほっとすること。

          先日の出店日に、 京都にある、暮らしランプの森口さんと 長野にある、株式会社ククリテの石黒さんに、 お会いすることができました。 一般社団法人 暮らしランプさん。 京都で、就労支援や生活介護、 放課後デイサービスなどを展開されています。 「暮らしのほんの少し先を、ほんの少し明るくするランプ…」 暮らしランプさんのコンセプトが 本当に素敵なのです。 ぜひ一度、ホームページを覗いてみてください。 石黒さんとは、 今回初めてお会いしました。 株式会社ククリテさん。

          ほっとすること。