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日経平均史上最高値更新で思うこと

2024年2月23日(金)。自分と同世代なので浩宮さま、の方が馴染み深い。天皇陛下、お誕生日おめでとうございます。

さて昨日、日経平均株価が史上最高値を更新しました。苦節34年、長かった。ニュースを見ると、涙を流している方もおられました。

で今日は、にも関わらず投資は拒否、な方々が多数派である現状について考察していきたいと思います。

ひとつには、やはりバブル崩壊。34年前に同じ値をつけた時に暗躍した
・地上げ屋
・その地上げ屋に無制限に金を貸した金融機関
・偽りの好景気に我を忘れて浮かれまくった人々

結果、これらの人たちはどうなったか。巡り巡って今の人々にも投資アレルギーの大きな要因になっている。そういう意味でも非常に罪深い人たち、罪深い行為だったと思います。
先の大戦から80年もたってるのに未だに敗戦の影響を受けてるとの同じく、バブル崩壊から34年もたってるのに、未だに投資アレルギーは残ったまま。繰り返しますが、バブル崩壊の罪は大変に大きい。

ふたつめ。経済評論家のもっともらしい発言
「いくら国がすすめても結局リスクを取るのは個人。余裕のない人は決して投資に手を出すべきではない」
これは普通に取るともっともな正論で、私も同感です。投資は余剰資金でやるべき。ただひとつ、「余裕のない人」。この言葉の定義は何でしょうか。
・パチンコや競馬やってても
・無駄な保険に入ってても
・何となく人づきあいでお金を使ってても
それでも余裕がある人って果たしているのでしょうか。
経済評論家のもっともらしいアドバイスを真に受ける前に、ぜひ自問してほしい。
「あなたは本当に余裕のない人ですか?」

3番目は、これがもっとも根本的な問題ですが、経済、お金についてのそもそも論です。
・株価は上がってても実体経済とはかけ離れている
・庶民感覚とはほど遠い
などなど、これまたごもっともそうなご意見の数々。
この場合の実体経済とは何を意味するのか、資産収入は実体経済ではないのか。そしてここで言う庶民感覚、それは本当に合ってますか?
庶民が持っている感覚ではなく、持たされてる感覚だったりしませんか?

新聞などを読むと、投資肯定論と否定論の差がどんどん広がっているように思えます。お金についてのそもそも論と言いましたが、言い換えるとお金に関する教育、勉強。これに尽きるのではないかと思うのです。

今日は歴史的な節目を迎えて、このような考察をしてみました。お読みいただきまして、ありがとうございます。


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