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負け犬らしく足掻いてやれ【アンダードッグ】

割引あり

こんにちは。octです。

YouTubeや各種音楽サブスクでは配信中の楽曲「アンダードッグ」を紹介します。

歌詞と制作後記、試聴音源のあと、有料部分にダウンロード可能な楽曲データを掲載しています。
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歌詞

今この一分一秒は
今日という日の何パーセント
この生涯の何分の一なんだろう

見えてるものを信じ込んで
世界の教科書を作って
交差点のド真ん中 人波に息をする

yeah
溢れ出していけ
希望は枯れちゃいねぇ
ねえ、僕らの先に光あれ
翔べよ
情けないことを許せないことも
ああ、少しなら打ち明けるかな
今日が望んだような結末じゃなくたって
明日も目を覚まして
負け犬らしく足掻いてやれ

今この一分一秒は
誰にとっての何週間
心の中の何年間になるんだろう

好きか嫌いとかじゃなくて
ポンプのバッテリー守って
「誰か」じゃない「私」には
なれそうもないよな

死ぬのが怖いんだ
藁にでもまだ縋るんだ
今よりマシだって保証だなんてどこにも無いから
誰かを思いやった自己満で
自分を追いやった窓ぎわに
ああ 空を見た

yeah
溢れ出していけ
希望は枯れちゃいねぇ
ねえ、僕らの先に光あれ
吠えろ
届かない夜を 泳がない雲を
ああ、少しなら動かせるかな
今日が望んだような結末じゃなくたって
明日も顔を洗って
負け犬らしく噛みついて、
蹴飛ばして、藻掻いているうちに絡まって
くっついては離れた
他愛もない砂鉄みたいな奴らを
憎んだって嫌ったって
今更仕方ないって気付いたんだなんて
笑ってくれるかな

望んだような結末じゃなくたって
明日も目を覚まして
負け犬らしく足掻いてやれ

制作後記

Oasisのようなロックを作りたいと思いました。
そのためには、サウンドやメロディなどの音楽的な要素だけでなく、着飾らない美しさを知らねばなりませんでした。
弱くてちっぽけな自分と向き合うことから、曲作りは始まったのです。

私は昔から、失敗や後悔をクヨクヨと引きずりやすいタイプで、それは今も変わりません。
年を取るにつれ、失敗経験は降り積もっていきます。
世界が大きくなるにつれ、自分の存在は小さくなっていきます。

子どもの頃に思い描いていたのとは裏腹に、大人はみな弱くて怖がりです。

でも、それでいいんです。
ちっぽけな負け犬でも、井の中の蛙よりはずっといい。
負け犬なりに、広い世界で堂々と生きていけばいい。

そんな想いを込めて、アレンジには楽器以外の環境音を多用しました。
例えば冒頭。楽曲は都会の喧騒から始まります。孤独と焦燥の演出です。

作詞・作曲の過程では、常に等身大であることを大切にしました。
大きなことはできないが、理想は持っている。
自分を変えたいと願っていても、はじめの一歩が踏み出せない。

そんな葛藤の中で生きているあなたにも、この歌が届いてほしいと思っています。

楽曲

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