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パズル61〜  2次小説:類つく

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このマガジンがラストです 甘々の2人を楽しんでくださいね
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記事一覧

パズル75(2次小説:類つく)

パズル75(2次小説:類つく)

〜つくし〜

ウェディングドレスを着たまま馬車に乗って島中をパレードなんて
驚いたし恥ずかしすぎて顔を上げられないって思ったけれど

【ルーニー つくし おめでとう〜】

沿道から大きな声が聞こえて来るし手作りのプラカードも見える
いつも魚を売ってくれるおばちゃんが泣きながら手を振ってくれ
胸が熱くなる

類「みんな喜んでくれてるね」
つくし「うん/// 幸せだね」

いつの間にか私達は沿道に手

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パズル74(2次小説:類つく)

パズル74(2次小説:類つく)

結婚式当日

つくしはいつものように朝早く起き窓を開ける
『今日も穏やかな良い天気だなぁ〜』

昨日、ケビンから連絡が来て今日は朝から来客の予定
新しい事業計画の相談らしい…
『今度はどんな事を始めるのかなぁ…楽しみ』
朝食の準備を終えて類を起こしにいくのだけど…
いつもベッドからなかなか出て来てくれないの////

類「おはよ」
起こされる前に類が起きて来るなんてどうしたの??

類「クスッ 今

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パズル73(2次小説:類つく)

パズル73(2次小説:類つく)

12月に入り結婚式の準備も着々と進んでいた。
島には山間部に集落と海の周りには店などが並び類達の住んでいる丘の
麓に住居が並んでいる。その代表達が島役場に集まり…

島議員長「いよいよルーニー夫妻の結婚式まで10日と少し…みんな良く
頑張ってくれました。あの2人はまだ気づいていないとケビン君からも
連絡が来ています。当日は祝日扱いになるが島民はパレードに備えて
外出は避ける事をみんなに連絡して欲し

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パズル72(2次小説:類つく)

パズル72(2次小説:類つく)

西門流の結婚式は由緒ある神社で挙式。その後メープル東京で披露宴が行われる
神社の参道には式殿に入る渡り廊下から少しだけ見る事が出来るかもと大勢の人が集まっていた。
訪問着姿で参列しているつくしと桜子…
つくし「優紀の白無垢姿、すごく綺麗だね…」
桜子「えぇ とてもお似合いですわ。」

類「俺たちまで渡り廊下を歩かなかくても良いんじゃないの?」
渡り廊下にはカメラマンもたくさん構えていてTVでもこの

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パズル71(2次小説:類つく)

パズル71(2次小説:類つく)

会見後 島に戻るとDrが困った様子で待っていた

類「Dr 留守中何かありましたか?」

Dr「君達の会見は島でも放送されたから大騒ぎになったんだよ。まさか島の天使と女神があのルーニー・ブラウン夫妻だったなんてね。それで…みんなが君達の結婚をお祝いしたいと言い出した」
Dr妻「みんなね、あなた達がずっとここで暮らしてくれる事をとても喜んでいるのよ。もちろん今までと態度を変えるつもりは無いと約束して

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パズル70(2次小説:類つく)

パズル70(2次小説:類つく)

ケビン「その質問にお答えします。昨年の冬 美作あきら氏から面会を求められ
『ルーニー・ブラウンは私の恋人ではないか?記憶が無いのでは?』と言う
女性に会いました。ルーニーは日本語を話した事も1度もありませんでしたし
『人違いだ』と言いましたが…その女性はルーニーが書く妖精に似ている事にも
気づきました。でもルーニーの記憶喪失の事は医師と私の家族以外誰も知らない事です。私はルーニーを守る為に会わせま

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パズル69(2次小説:類つく)

パズル69(2次小説:類つく)

『私がルーニー・ブラウンです』
その言葉の威力は絶大で会場が揺れるほどの衝撃だったろう
誰もが次の言葉を待ち静かになった時

類「ご存じの方もいると思いますが6年ほど前、私は客船から転落し海に投げ出され意識を失いました。偶然、近くにいた漁師が私に気づいてくれ一命を取り留めましたが目覚めた時に記憶を失ったようです。そんな私をここにいるケビンの家族やDrが助けてくれたのです、私は心を閉ざし現実の世界か

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パズル68(2次小説:類つく)

パズル68(2次小説:類つく)

〜つくし〜

記者会見当日
朝食はそれぞれの部屋で済ませ類は道明寺に呼ばれてブツブツ言いながら
打ち合わせに行った。私は牧野の家族とお義母様と寛いでいる

つくし「進までごめんね…会社休んで大丈夫?」
進「うん、俺さ…今の会社辞めるかも知れない。」
千恵子「え!リストラ?」
進「違うよ〜実はさ…美作さんからルーニーの日本支社の手伝いをしてくれないか?って話しをもらったんだ。美作商事管轄の出版部門ら

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パズル67(2次小説:類つく)

パズル67(2次小説:類つく)

〜つくし〜

午後3時過ぎ 道明寺邸に2台のリムジンが停まった
1台目には美作社長夫妻とあきら夫妻に陸君。
社長までわざわざ来て下さったのかとビックリ…
2台目のドアが開き、オドオドした様子でパパ達も降りて来た。

ドアを開ける時間を少しずらしてくれる道明寺邸の執事さんはさすがだね。
類は美作社長にまず挨拶をしてからパパ達に駆け寄った

類「パパさん、ママさん、進、遠くまでありがとうございます。」

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パズル66(2次小説:類つく)

パズル66(2次小説:類つく)

NY 道明寺邸

〜つくし〜

PJ専用の空港から車に乗り換え着いたのは道明寺邸だった
目立たぬようにと深夜に着く便だったから、時計は0時を過ぎている

翼「つくし〜」

扉を開けた途端、パジャマ姿の翼が飛びついて来た…
つくし「翼?どうしたのこんな遅くに…」
翼「お父様がつくしが来るからってロスに迎えに来てくれたんだ!朝には会えるっておばあさまも言ったけど…さっき目が覚めちゃった!」
翼を抱き

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パズル65(2次小説:類つく)

パズル65(2次小説:類つく)

〜類〜

島に戻って2週間、日本大使館から連絡が入りつくしとロンドンに向かう

ケビン「君の日本国籍証明が受理されたからパスポートを貰うため
最終の本人確認が必要って事らしい。担当が凄く驚いていたよ、
ルーニーが日本人だったんだからね。もちろん秘密は厳守してもらってる」

次の日、俺たちは大使館に行き花沢類のパスポートを受け取った。

ロンドンメープル

類「ケビンとも相談したんだけど近いうちに記

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パズル64(2次小説:類つく)

パズル64(2次小説:類つく)

*今回は白井親子が報いを受けるお話になります。お嫌な方はスルーしてね。
読んだ後の苦情はお許しください。

時は少し戻り類達が島を訪れてから2週間ほど過ぎた頃…

Dr「ハナザワ、シライは今の状態であれば30分程なら動けるだろう。」

管理棟で暮らしている護にDrからのGoサインが降り、直ぐに楓にも連絡を入れた
楓「そう…いよいよね。後はあの親子に任せましょう。護さんもご苦労様」

〜白井〜

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パズル63(2次小説:類つく)

パズル63(2次小説:類つく)

〜類〜

このところ、つくしの様子が少し変…
つくし「筑前煮を作ったからDrにお裾分けして来るね」
以前からそれはやっていたけどこの所毎日だよ?
類「Drの奥さん、具合でも悪いの?」
つくし「え?元気だよ。今日本料理に凝ってるらしいの」
ちょっと目が泳いでるよ?つくしは嘘が下手だよね

つくし「類、今日も良い天気だよぉ〜外でランチにする?」
今までよりも庭にいる時間が長くなったよね?俺がそこでキス

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パズル62(2次小説:類つく)

パズル62(2次小説:類つく)

〜亜里沙〜

あの日…いつものように窓からアトリエの庭を眺めていたら、つくしさんに
危険が迫っていたの。直ぐに看護師さんを呼んで助けて欲しいとお願いしたけれど先生達男性は事件で留守だった。ハラハラとしていたら司君が突然現れて
彼女を助け…震えて何も出来ずにいる類に怒鳴っているみたいだった。
司君のボディガードらしき人に男は拘束され大事には至らなかったみたい。
彼女を助けた司君は頼もしく私はベッドに

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