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パズル77(2次小説:類つく)

18時になりロンドンメープルの広間で2人の結婚を祝うパーティーが
始まった。
つくしも類も式とは違うドレスに着替えて登場
みんなの笑顔と拍手で迎えられた

立食パーティーなので2人はゲスト達にお礼を言って回る
式の後はパレードなどがあったからゆっくり話せるのは初めてで
一通りの挨拶だけでも1時間以上が過ぎている

「つくし、疲れてない?ちょっと顔色が悪い気がするよ」
つくし「大丈夫よ…でもちょっと座らせてもらおうかな」

類はつくしをエスコートして用意されている場所に座らせた
つくし「私は大丈夫だからみんなの所に行って?」
主役が2人とも座っているのも失礼よと言われて類は渋々中央へ戻った

Dr妻「つくしちゃん、顔色がよくないけど…苦しくは無い?」
つくし「実は…」

つくしがこっそり話すとDr妻は直ぐにつくしを外に連れ出しDrを呼んだ
Dr「つくしがちょっと疲れたみたいだから栄養剤でも打ってあげるよ」
類に話して会場を出た。

それから30分ほどしてDrは会場に戻り
Dr「心配は無いようだよ。ルーニーが迎えに行ってあげると良い」

つくしが会場を出てずっと心配していた類は直ぐにつくしのいる部屋に
迎えに行った。ドアをノックすると夫人が出て来て交代してくれ
部屋に入るとソファーに座るつくしが見えた…なんだか目が潤んでない?

「どうしたの?体がきつかったらみんなに話すから俺達の部屋に戻ろう?」

つくし「違うの…あのね、2、3日前から微熱がある気はしていたの…
さっきはちょっと立ちくらみがしたんだけど心配は要らないのよ」

「無理はしちゃダメだよ、もう部屋に戻ろうよ」

つくし「類…あのね。お腹に赤ちゃんがいるの…さっきDrにキッドを貰って
検査したのよ。間違いないだろうって/////」

ビックリして少し思考が止まってしまったけど、直ぐに嬉しさが湧いてきた
つくしのお腹に手を当てて…
「ここに…俺達のベイビーがいるんだね。ありがとう…奇跡みたいだよ」

類の頬に涙が伝う…それを見てまたつくしの胸もいっぱいになった
つくし「私こそ…ありがとう。すごく嬉しい///」

思わずギュッと抱きしめてしまい慌てて緩める
「ゴメン…大丈夫かな」
つくし「ふふふ 大丈夫よ」
つくしが類の背に腕を回して…2人幸せを噛み締めていた

会場では2人の不在に気づいていたが、きっと類がつくしを離さないのだろうと
誰も気にせず楽しんでいたので、2人は結構な時間幸せを噛み締めることが出来た。
そして…2人で会場に戻りそろそろお開きの時間

「今日は俺たちのために集まってくれてありがとう。
俺たちはこれからも島で暮らして行きます。
みんなが遊びに来れるようにケビンが考えてくれているから
それも楽しみにしていて欲しい。

それと…さっきわかったばかりなんだけど
つくしのお腹に赤ちゃんがいます////
今日は本当に忘れられない日になりました
つくしありがとう。
みんなありがとう」

類のこんな笑顔とお礼の言葉を聞けて皆一瞬の驚きの後
拍手と「おめでとう」の声
亜里沙はもう号泣している

Dr「本当なら安定期までは内緒にしたほうが良いと思ったけど
2人がみんなには顔を見て知らせたいって言うからね。
まだ初期で無理は禁物だから、皆さんもそのつもりで」
Drがちゃんと釘を刺してくれた。
つくしをソファーに座らせ、みんなが祝福の声をかけていく

桜子「先輩、ドレスは苦しくないですか?」
つくし「うん、ウェディングドレスもこのドレスもふんわり着られたから
苦しくはなかったよ〜ちょっと遅れているからもしかして?とは
思っていたんだけど、まさか結婚式を挙げられるとは思っていなかったし
明日にでもDrに相談しようと思っていたの」
桜子「私は何となく予感があったのでドレスをデザインする時に考慮しました
予想通りでしたわ」
つくし「え?そうなの////」
桜子「はい。きっと可愛い天使が直ぐに来てくれるって思いました」
流石の桜子…

楓さんと翼も2人でそばに来てくれて…
つくし「さっき、翼にお願いされた時ビックリしちゃった〜」
「僕も聞いてビックリしたけど…嬉しかった。
つくし女の子を産んでね」
つくし「ふふふ約束は出来ないけど…そんな予感もするよ」
「私も翼に聞いて驚いていたの…何か予感があったのかしらね。
あなたは直ぐに無理するから働きすぎないようにね
重たいものは山中に頼むのよ」
つくし「はい、ありがとうございます」

みんなの笑顔に送られて2人は部屋に戻って行った。

その後…
翼は司と一緒に部屋に戻り楓は牧野家のみんなと亜里沙を誘い
ある部屋に入って行った

晴男「あ…類君のお父さん、来ていたんですね」
牧野家には亜里沙と謝罪に行ったので覚えてくれていた
「はい…顔を出せる立場ではないんですが…どうしてもこの目で見たくて
楓さんが場所を用意して下さったんです。」
千恵子「まぁそうだったんですね。どうしているんだろうって思っていたので
安心しました。2人は良い顔してましたよね」
「はい。本当に幸せそうで…サプライズもあり感動しました」
亜里沙「私も涙が止まらなかったわ…」

「さぁ乾杯しましょう」
楓の音頭で親達の2次会が始まった







花より男子の類ファン、原作の切ない類を幸せにしたくて類スキ向けにお話を書き始めました。老化防止の為に妄想を巡らせるおばちゃんです。拙い文章ですが応援していただけると励みになります。よろしくお願いします