【感想】森見登美彦『四畳半神話大系』
アニメも観た。けれど今回の感想は小説の方が主。
というのも、やっぱり森見登美彦作品は小説で読んでこそだよなぁと思うからだ。めくるめく四畳半を中心に送られる主人公の大学生活。蛾の大群の襲来とともに締めに向かい、欄干から落下した小津が入院し、次のループへ向かう……この流れが好き。
確かにアニメのように、別世界線が複数描かれ、最後の最後で繋がった四畳半世界から蛾の大群が吹き荒れるのも楽しいが、というか怪しげな妖気を垂れ流す占い師大好きなので沢山見れて嬉しいのだけれど。やっぱり