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カウンセリングを受けてトラウマが緩和された

午前3時という中途半端な時間に目を覚ましてから寝れなくなってしまった。
まあ寝れないんならなんか書こうかな。
とりあえず最近カウンセリングに行ってみてどうだったかを書こうと思う。

カウンセリングについて書く前に。
僕は今回カウンセリングに行ってみてどうだったかを以前からnoteで繋がっている人に連絡してみた。
彼はする側としてなのかな、カウンセリングに興味を持っていて、よくアドラー、名越康文、野田俊作の言葉を引用したnoteを書いている。
凄く苦労の多い人生を歩んできたが故なのか若いのに僕よりもずっと大人びていて、その感じがよく出ている深い洞察力からのnoteを読んで僕はいつも恐縮していた。
ただ返信で送られてきた熱量のあるボイスメッセージには年相応な感じもあった。
今回は彼に対しての返信も兼ねて書いてみようと思う。

僕はあまり自分の過去について話さない。
ネガティブな話をあまりnoteでしたくないと思っていて、過去について書くとどうしても暗く苦しい感じのものになってしまいそうな気がしていた。
いや、違うか。
シェアハウスやニーマガと言った僕にとってのサードプレイス的なコミュニティでも自分の過去のことは話してないし。
いや言ってはいるんだけど言えるところだけ言っているというか。
意図して言ってない部分があって、それで自分が常に仮面を被って振る舞っているような居心地の悪さがあった。
正直だとか自己開示が凄いとか言われるけど、その度に秘密を持っている自分を自覚して妙に嫌な気分になっていた。
あと僕が普段から罪悪感や焦燥感、不安感に駆られやすいのも過去に起因している気がしている。
それを少しずつ解消していく為に今回カウンセリングに行くことにした。

そのカウンセラーの先生は、仏教の僧侶でもあるらしく、以前から仏教にハマっている僕には良いんじゃないかと母が勧めてくれた。
ホームページのプロフィールや書いてある言葉を見て僕も良い人そうだなと思い行くことにした。
最近自分のトラウマと多少向き合えるようになってきたが、その度に不快感のあとで妙な脱力感を覚えていて。
カウンセリングで自分のトラウマと向き合うことも怖くて、正直行く前から憂鬱だった。
寺の境内が待ち合わせ場所で、カウンセリングを受けた場所は寺の隣の家の部屋だった。
対面した先生は、書いてある文章から抱いた印象よりもフランク感じで何というか名越先生に似ている気がした。

最初に僕の話から始めた。
自分が今困っていること、それに関連していそうな過去にあったことを話していった。
話を聞いて先生は僕が言語化能力があると言ってくれた。
それによく勉強しているとも言ってくれた。
そして今の僕の困りごとはやはりトラウマに起因するものじゃないかとも言っていた。
それで僕は先生が勧めてくれた治療法を受けることにした。
一つはEMDR、もう一つは体を動かすセルフケアだった。

EMDRはEye Movement Desensitization and Reprocessingの略で日本語訳すると「眼球運動による脱感作と再処理法」となる。
トラウマの緩和に凄く有効で、実験で脳の神経的な領域に対しても確かな変化が見られる治療法らしい。
先生が指を動かすのを僕が目でひたすら追ってその後トラウマを思い返しながら深呼吸をする。
これを数回繰り返していく。
最初はトラウマを鮮明にイメージできなくて、本当に効果がなかったらどうしようとか考えていた。
しかし、徐々に視覚的・聴覚的にもハッキリと思い出せるようにもなってきた。
すると身体的な反応も生まれて右半身の震えや発熱、心臓の動悸、微かな落涙が続いた。
感情としては恐怖もだけどどちらかと言えば憎しみや怒りの方が強かった。
こんなに自分は恨んでいるんだと思わされた。
過去のトラウマを思い返しているとその映像に対して最近やったゲームの画面が上に重なった。
やはりゲーム等は僕のトラウマの回避のためにハマっている側面もあるらしいことを自覚した。

ただ身体の反応が徐々に落ち着いてきた。
それに頭の中もだいぶ落ち着いてた。
というか凄い静かだった。
僕は重めのADHD持ちでいつも頭の中がぐるぐるゴチャゴチャしているんだけど。
その時は本当にビックリするくらい静かだった。
ストラテラを飲んだ時の比じゃなかった。
(ストラテラは常用薬であり、また今回のカウンセリングで得られた効果は薬剤との相乗作用によるものであるかもしれない。
よって勝手な判断による断薬はしない。)
普通の人が頭の中で勝手におしゃべりしたり音楽が鳴っていることがないと言っている意味が分かった。
僕の頭の中が以前のものとは違うことを実感した。

セルフケアは基本的に体を脱力して動かすものだった。
その中には僕が以前noteで紹介したスワイショウも含まれていた。
それを先生と一緒に実践していた。
運動をして体がいい感じになると、頭の中の静けさを保ったままなんか幸せな気分になってきた。
呼吸の深い安定しているけど微妙なリズムの変化があることや、また筋肉の動き、緊張や弛みなどを感じた。
身体の感覚がいつもより研ぎ澄まされていた。
自分のことが身体的によく分かるようになっていた。

EMDR、セルフケアが終わったあとは先生から色々説明があった。
カウンセリングによるトラウマに対しての反応の変化は一度起こると永続的に効果を発揮することが分かっているらしい。
もちろん完全にトラウマが無くなるわけではないと言っていたし、効果には個人差があるんだろうけど。
ある程度自分に対しての向き合い方が変わるのは嬉しかった。
それに僕が依存症になりやすかったり多動的だったりするのは先天的なものもあるだろうけどトラウマも強く影響を与えている。
だからトラウマに対しての反応の仕方が違うと、それらの症状も緩和されるんじゃないかと言っていた。
色々頑張ってきても治らなそうな症状が改善されそうなのも嬉しかった。
持続的な効果については受けたばかりでまだ実感できてないところもあるけど、それがこれからどうなっていくを自分を観察し続けて感じていきたい。

とにかくカウンセリングにここまでの効果があるとは今まで思っていなかった。
自分を長年苦しめてきたトラウマから少しでも楽になれて良かった。
カウンセラーもピンキリで凄く嫌な人もいると今やり取りしている彼は言っていた。
そういう意味では僕はかなり運が良かった。
今週もまた受けにいくので2回目どうなるかも含めて楽しみだな。
今日はこの辺で終わります。
ありがとうございました。

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