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#14アラサーの豪ワーホリ!バイト格闘編part1

面接、トライアルまでやっと漕ぎつけたが解雇されてしまう私。そんな折、別のジャパレスから連絡をもらい面接に向かうのだった。

日本人の店長で、面接をしてみるとなんと出身が兵庫だというではないか。一緒です!なんて言いながら地元ネタに花を咲かせる私たち。面接もそこそこに、「じゃあ今日ちょっと見せてもらうから、厨房入って」と言われた。即日トライアル!厨房が小さいため2~3人しか入れず、その店長と私、私を指導してくれる女性が入るといっぱいになった。

そのお店は焼き鳥屋で、主に店長が焼き鳥・串系を調理、私がその他副菜や揚げ物担当といったところ。その日は平日+予約少な目だったのでバタバタすることもなく、順調に過ぎていった。帰るときになって「明日から一人で調理してもらうから。分からないことがあっても、僕が隣にいるからいつでも聞いて」と店長。それからしばらく、慣れるために毎日入ることに。しかも、次の日からは揚げ物セクションをひとりで担当しなければならないという。初日に全部のメニューの作り方を教えてもらった訳じゃないけど、大丈夫かな?と不安になったが、いつでも聞いてと言ってくれているのだし心配ないか、とそのときは安易に考えていた。

次の日、仕込みを習う。調味料や調理器具、食材など、空き時間に配置を確認していく。忙しくなってからでは、こういったことに割く時間がなくなるからだ。夜になりだんだんお客さんが入って来た。横からはずっと、「早く!スピード重視!」と急かして来る店長の声。順調に作り進めていると思われたとき、習ったことのない料理が注文された。すかさず店長に教えてもらおうと声をかけたが「忙しいの見てわかんねぇのかよ!!」と怒鳴られた。え、あんたが聞けっつったやん。前の日と態度変わりすぎ。しょうがなく、その分からないのを飛ばし、他の物から作り始めることにする。だが、また作り方の分からない料理が入ってきた。お客さんを待たせるわけにはいかない。もう一度頃合を見て、勇気を出して店長に声を掛ける。「ちょっと行くから待って」と不機嫌そうに言われた。

週末の忙しいときに調理に入っていたときに、またわからない料理が出てきてしまい、またしても怒鳴られるんだろうなと思ったが、聞かないことには進まない。意を決して声を掛けた。すると「俺に聞くなよ!!!!!!」と大声で怒鳴られた。え~、もうなんなん。あんたしか聞く人いないんですけど。味が全然違ってもいいなら私の好きに作りますけど。

調理のときは、とにかくものすごくイライラを周りに振りまく人だった。しかもしきりに急かしてくるので、私も焦ってしまい、何度揚げ物の油で火傷を負ったか知れない。ある日の仕込みのとき、私の手や腕を見て店長が「どうしたんや、それ。虫刺されか」と聞いてきた。「いえ、ここで負った火傷です。店長がいつも早くって急かすからこうなるんです」「ふ~ん、落ち着いて作りや」いやいやいや、どの口が言うねん!急かしてるのはあんたや!横からずっと急かされてたら、怖くて焦ってまうやろ!ちなみにその火傷はひどくはないが、今も消えることはなく何か所も残っている。嫁入り前の娘ですがね、一応。留学エージェントの純子さんにも火傷を見せて、この件を話すと「それきっと労災受けられると思うよ」とのことだったが、もうそこまでするのは面倒だった。

もう少しだけこの店長との日々を共有させてほしい…いいかな?

次回、#15アラサーの豪ワーホリ!バイト格闘編part2につづく

👇今日はこの歌🎶どれだけ怒鳴られようと、ポーカーフェイスを貫くわ!

※写真はメルボルンの街✨アートな雰囲気が好き🎨

リゾバ生活.com
https://kou-naqua.com/blog/
リゾートバイトの情報発信をされている貴サイトで当noteをご紹介いただいています。


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