見出し画像

#19アラサーの豪ワーホリ!バスキング編part2

経験づくり・お小遣い稼ぎにセントラル駅で津軽三味線演奏によるバスカー活動を始めた!

オーストラリアに持って行くにあたり、いつもはくっつけたままの三味線を3つのパーツに分解して持ち運んでいるため、それをくっつける、弦を張る、調弦する、と演奏までには少し時間が掛かる。人通りを横目に準備を整えていく。

この活動のために、事前に現地のダイソーで材料を買い、看板を作っていた。飾るための額と、筆ぺん、色鉛筆などを購入し、「SHAMISEN 日本伝統のギター」と書き、折り紙を飾り付け可愛くした物だ。また、三味線のケースに日本から持って来ていた和柄のふろしきを敷き、チップを入れる容器の代わりにした。楽器を見た人たちが興味を持って立ち止まってくれる。三味線がどの程度オーストラリアで知られているのかわからないが、生演奏が聴ける機会は日本でもそうあるものではない。さぁ、演奏を始めよう!

弾き始めると、周りの人がどんどん足を止めてくれる。関心して聴いてくれている。みんなスマホを取り出し動画や写真を撮って行く。チップが投げ入れられる。財布を逆さにして、中の小銭を全部入れてくる強者までいた。日本の民謡、それも主に津軽の曲を弾いていたのだが、伴奏だけのときと、唄を入れるのと、どっちが反応がいいだろうか?とふと思い、歌ってみることにした。日本語の意味は伝わらずとも、日本語の持つ音の美しさは感じてもらえるだろうと思ったからだ。

バスキングをしていて、チップを盗られる、襲われる、アジア人差別の標的にされる、などの危ない目に遭ったという日本人の記事もネットで調べて読んでいたため、リスクも承知で演奏していた。だが幸いにも私の場合、危ない目に遭うことはなかった。むしろ、日本に興味があって琴を習っている男性、ゲイシャが弾く楽器だよね?と熱心に質問してきてくれた女性、ずっと「ビューティフォー!!!」と叫んで絶賛してくれた女性など、いろんな人との出会いがあった。今度、音楽の集まりがあるからそこで三味線を演奏してくれないかという依頼も何件かもらったが、ちょうど遠くに引っ越しを予定していて都合が悪く、断るほかなかった。

1日につき2時間ほど演奏した。お尻が痛くて堪らない。盗んできたビール箱が硬く、大き目の網目があったため座ると肉に食い込んだからだ。コートをお尻に敷いたりしたが、あんまり効果がなかった。お尻の耐久時間が1日2時間…。もらったチップを集計してみると、65ドル(約6000円)ほどだっただろうか。時給3000円と考えるとかなり良い仕事だ。オーストラリアでは、実際にバスキングで生計を立てる人もいるほどだ。ただ、日や時間帯によってもらえるチップにムラがあるので安定しない職業ではあるが…。

バスキングはいい経験になった。いい出会いもあったし、私がいつもやりたいと思っている「日本の文化を紹介したい」という思いを叶えることが出来た。音楽に言葉はいらない、国籍や人種の枠を取っ払って純粋に楽しめる物だ。

次回、#20アラサーの豪ワーホリ!日本語アシスタント引越し編。日本とオーストラリアの家の違いがおもしろい!

👇今日はこの歌🎶世界のマイケル✨

※写真は、語学学校の友達と行った世界遺産「ブルーマウンテン」⛰

リゾバ生活.com
https://kou-naqua.com/blog/
リゾートバイトの情報発信をされている貴サイトで当noteをご紹介いただいています。留学前・留学中のお仕事に、リゾートバイトはいかがですか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?