#13アラサーの豪ワーホリ！バイト探し編part3

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何十軒と履歴書を配り、サイトでも履歴書を送り、やっと一件面接の連絡をもらうことが出来た。学校や家からは少し遠かったが、通えない距離でもない。

創作和食とうたっているジャパレスで、規模が小さくこじんまりとしている。面接をし、数日後にトライアルをすることになった。この「トライアル」というのも日本とオーストラリアの違いで、職場でのお試し期間のようなものだ。この期間はお店によって変わり、１日だったり、１週間だったりするが、その期間中に勤務態度や使えるかなどを見られ、お眼鏡にかなえば採用、ダメならば不採用となる。反対に採用される側も合わないと思えば気軽に？辞められる期間でもある。

死ぬほど働きたかった私は、頑張った。ジャパレスといってもお客さんは9割オーストラリアの人たちなので、当然英語で対応する。トライアル初日、私のポジションは皿洗い・キッチンハンド（調理補助）・オーダー取りだった。何が何だか分からなかったが、そのとき出来ることを必死にやった。無事にその日を終わらせ、次の日も来るよう言われ涙が出るほど嬉しかったのを覚えている。

次の日、学校が終わってからトライアルだったが、時間があった私は日本人の友達と話していた。その子は車でレストランに食材を届けるバイトをしていて、私がトライアルしているお店の名前を言うと「あー、あそこ店員めっちゃ冷たくないッスか？自分いつも届けても、ありがとうの一言も言われないッス」と言ってきた。…私、また変なお店に当たったかもしれない。少し引っかかったが、今日もトライアルなので行かねばならない。電車に乗ろうと駅に着いたところで、その店の店長から電話が掛かってきて、「今日、大型予約が入って忙しいので来なくていいです」と言われた。おーい、もうちょっと早く連絡せーい！

その数日後にもトライアルが入っていたのだが、ある日なんと「他の人を採用するからもう来なくていい。トライアルのお給料はお店に取りに来て」という旨のメールが入っていた。簡単にメールで解雇か、便利な世の中だな。トライアルのときも問題なく働いていたように思うし、後日また来てと言われ気に入ってくれていたと思ったが、そうではなかったのだろうか。

ものすごく納得いかなかったが、なにを言っても変わらないだろう。お店が少し遠く、お給料3000円分ほどをもらいに時間と交通費を掛けていくのが嫌だったので口座に振り込んでもらえないか、とお願いしたが、取りに来いの一点張りだった。（※１）

後日、お給料を取りに行ったが、こちらが挨拶をしても他の人と話したままで返答がなく、お金が入った封筒を無言で手渡しされただけで終わった。店長からはありがとう、の一言も、この間のトライアルのドタキャンに対する謝罪も一切なかった。私は彼が聞いているのか分からなかったが、たった一日でもお世話になったのだから礼儀正しくいたいと思い、「お世話になりました。ありがとうございました。」と言って頭を下げて、お店を後にした。お店を出た後、嫌な人だったなと思ったが、同時にこんな人のお店で働いても長くは持たなかったかも、とも思った。

その数日後、別のジャパレスから面接の連絡をもらい向かったが…

次回、#14アラサーの豪ワーホリ！バイト編につづく

👇今日はこの歌🎶辛いとき、くじけそうなとき決まって聴く曲。「これが私」

※１オーストラリアでは家賃、給料をはじめ、友達と遊びに行ってワリカンするときなども口座に振り込む。スマホアプリで秒で振込が完了するので超簡単。
※写真は大好きなスイカケーキ🍰スイカのような水分の多い果物を、スポンジの中に入れちゃうんだ！という驚き✨

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