婚活パーティー第5回目



5月下旬です。

普通の街コンではなく、少しグレードアップした街コンに行くことになりました。



分かりにくい場所で軽く迷子。
近くの警備員さんに聞いたものの分からずに結局自力で探すことに。
玄関の前に行くとシャッターが閉まっていて
『え!?やってない感じ??まさかの詐欺?』と一抹の不安を抱えながら裏に回ると、駐車場の横の扉から人が入っていくのが見える。
『まさかの入り口ここじゃないよな?』と思いながら恐る恐る入ってみることに。



......まさかの入り口正解。
多分、誰も入っていなかったら私は一生入れなかったと思う。
ビルの一室で行われる。
会場の4階までエレベーターであがる。

扉が開いた。
なんだか薄暗い。
ちょっと怖い。
早くも帰りたくなった。

あたりを見渡す。
会場の案内はない。
もはやフロアの案内図すらない。
開始15分前である。
受付は10分前からなので、まだあと5分ある。
少し早く来すぎたから案内がないのでは?と思い、エスカレーター左横のお手洗いへ。
身だしなみを整える。


10分前では不安なので、8分前に意を決して外に出た。
まだ案内はない。
まさかと思う。
エスカレーターを降りた時、右側5m先ぐらいが突き当たりになっているのだが、そこの扉が開いていた。
一か八か。
覗いてみる。


.....ビンゴ!!!!

室内に書いていた。
【街コン受付場所】と。
いや、表に書けよ!!


中に入る。
すでに女性が1名いた。
身分証明書を見せて、自己紹介カードを書く。
その後、続々と受付を済ませて街コンスタート。


スタート時の男女比は男:女=7:8。
1人男性が遅れるとのことである。
はじめは、私は待ち時間である。
周りの会話に耳をすます。
出身地の話題で盛り上がっていた。
3分ぐらいで順番が回ってくる。
男性は10分遅れぐらいでやってきた。
今回の街コンは1回目トーク→いいなと思った人に○印がかかれたカードが送られる(自分の振り当てられた番号を書いて相手にわたす)→2回目トーク(○印をもらっていないと変に気まずい)→カップル成立発表となる。






今回覚えている登場人物

①27歳。メガネをかけていた。165cmぐらい。
体型も顔も喋り方もミキ昂生(お笑い芸人の)。
この人が10分遅れてきた人。
1回目は話せず2回目しか話せてないので、実質1回しか話せていない。
1回目話せなかったことをしきりに謝っていた。
特に会話が盛り上がらなかった。
芸人が好きで、中川家が好きなのだそう。
わかる。好きそうだと思った。
それ以外は何も覚えていない。


②27歳。細身。180cm以上あった。
おでこの方の髪の毛が薄いなと思った。
ちょっときてるなと思った。
バスケが趣味だそう。
バスケとかしないからスラムダンクの話をした。
まぁまぁ盛り上がった。
2回目の会話で①の男性との会話が聞こえていたのか
「あいつと喋れてなかったよな」と言われた。
ちょっとイラッとした。
「人のことをあいつとか呼ばない方がいいと思いますよ。」といった。
思ったより私の口調がキツかったのか、少し慌てたように
「いや、ちゃうねん。あいつ友達!会場入る前に遅れるとか言われてさー。俺誘われてはじめて来るのにめっちゃ焦ったわー。」と言っていた。
あぁ、友達なのかと思った。
でも『あいつ』という単語に全てが込められていると思った。
多分付き合っても『あいつ、こいつ、お前』で呼ばれるんだろうなと思った。
この人からは○印を貰っていた。
なんかいけると思われたのか、
1回目は膝の上に手を置いて時々目を合わせながら喋ってくれていたが、
2回目は足を組んでテーブルに肘をついてガン見しながら喋ってきた。
初対面でやたらとガン見しながら話してくる人は苦手である。
1回目は話も盛り上がったし、いいかなと思っていたが2回目で無理だと思った。
この人は清楚系のお姉さんとカップル成立していた。
カップル発表されるタイミングでなぜか目があった。
まず、男性番号が発表されて次に女性番号が発表される。
男性番号が発表された瞬間ハッとなってこっちを見た。(男性は私の左3つ隣である。)
『うわ。目があった気まず。でも誰とカップル成立するんかと、リアクションが気になる!』と思ってやっぱり見ることにした。
そわそわしていた。
そして女性番号発表。(成立した女性は私の右2つ隣である。)
発表された瞬間目を見開いて私の方を見た。
『え!?なんでこっち??私ちゃうで!私誰も選んでないし!!』
ビックリである。
まるで『俺らあんなにいい感じやったのに、なんで俺を選ばんかったんや!』と言わんばかりにみてきた。
『え、こわ。目力でこ○されそう。』と思いました。
カップル成立した2人は会場に残って連絡先交換をするみたいだったので、すぐに会場から立ち去りました。
未だにあの顔は覚えています。


③37歳。ちょいマッチョ。色黒。180cmぐらい。
沖縄出身。錦織圭にそっくり。
1回目の会話でバツイチだと言われた。
「バツイチだけどいける?歳も君よりだいぶ上だけど。」と言われた。
『あ、標準語喋るんや。』と思いながら
「結婚してたとか、年齢とかって関係なくないですか?私は気にしませんけど。」と言った。
満面の笑みである。
旅行が趣味だそう。私は国内旅行で、彼は海外旅行が好きだそう。
海外旅行の思い出をたくさん聞いた。
○印をもらってからの2回目。
いきなり、結婚したら子供を海外で育てたいと言われた。
『うわ、第一声からヘビーやな。消化不良おこすわ。』と思いながら
「へぇ。そうなんですね。でもなんで海外なんですか?」と聞いた。すると
「今の日本の教育では競争社会で生き残っていけない。特に沖縄ではダメ。もっとグローバルに対応できるように海外で育てたい。」と言っていた。
『ん?今、色々と敵にまわさんかった?沖縄をはじめとして日本まで敵にまわしたよ?てか、別に海外で育てたからといって必ずしもグローバル化とか思い通りになるわけではないし、別に日本でもよくない?自分の夢を子供に託しすぎやろ。』と思った。
「そうなんですかー。日本もいいと思いますけどね。じゃあ、どこで育てたいんですか?」と聞いた。
「日本は全然ダメだよ。.....(以下略)」
なんか育てたい国と理想を散々語っていたが肝心なところが全く興味なかったので覚えていない。
ただ『めっちゃ語るな。志高いな。日本ディスりすごいけど。』と思ったことだけは覚えている。
その教育面以外では日本を愛しているようで、美味しいお店とかよく知っていた。何一つ覚えていないけど。



最後に決め台詞を言われた。




「俺と結婚して子供を産んで、その子供を海外で育てよう。この後、ご飯に行こう。近くで美味しそうなお店をみつけたんだ。」と。





『え!?!?!?
まさかのプロポーズですか?
今流行りの交際0日婚??w
いや、無理やけどなw
てか、普通ご飯行ってからプロポーズやろ。
まぁ、ご飯行ったとて、プロポーズ拒否るけどもw』と思った。


「え、近くにそんなにいいお店あるんですか?行ってみたいですね。」と答えた。
その場の空気を壊さないために咄嗟に絞り出した言葉である。
子供のことには触れていない。
『行ってみたい』を強調したことにより遠回しにあなたとは行きたくないと伝えたつもりである。
我ながら咄嗟にこの言葉が出せた自分を褒めてあげたい。


びっくりした。
街コン中にプロポーズまがいのことをされたのは後にも先にもこの1度きりだと思う。
私の中では伝説になっている。
語り継ごうと思っている。

まぁ話もうまかったし、やさしそうだったし、私なんかよりもっと素敵な女性が見つかるといいなと素直に思った。


もし、血迷ってこの時に③の男性とご飯に行っていたら今、私は海外にいて今頃子供がいたかもしれないなとふとした瞬間に思います。
でも、今が平和なのであの時行かない選択をして正解だったのかなとも思います。






交際0日婚みなさんはアリですか?ナシですか?
私はなくはないなと思います。


今は『もしかしたら今日すごく面白いことがおきるかもしれない!』と思いながら毎日生活をしています。
すると、楽しいことアンテナみたいなのが張り巡らされて、いつもだったらそんなに笑わないことでも普段の2〜3倍ぐらい面白くなってきます。


1日1回笑うようにしてます。(ニヤリも可)





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