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2022 Ⅱ

1.慣れこそ注意

1日4時間だった勤務時間が7時間になり、13:00出勤だった平日の出勤時間が9:00になった2月。
発病してから身体の状態が上がってこなかった午前中も、通院やハローワーク等何かしらの予定を入れていたことで、少しずつパフォーマンスを上げられるようになった。
午前中の仕事を覚えてほしいという管理者さんのことばを受けたことと、利用者さんの増加に伴い、社用車での送迎と事業所での受け入れとで職員のバランスを取るために、2月中旬から9:00出勤に切り替えた。

3月末までは主治医から自動車の運転を禁止されているが、また運転できるようになったら送迎にも携わってほしいということで、自動車の運転ができる職員とともに乗り込み、車内で安全に利用している子どもたちが過ごせるよう送迎補助についている。

再就職する前から利用している子どもたちも、再就職してから利用を始めた子どもたちも、わたしが出勤した瞬間に荷物の上から背中に乗ってみたり、「やっときたの?遅いよ!」と手を引っ張ってみたりと、わたしの存在に慣れてきてくれている。

わたし自身も新しく覚えていくことが続々と増えてきているが、この職場にもこれまで任されてきた仕事にも慣れた。
こう慣れてきたときこそ、子どもたちに怪我をさせてしまったり、何かしら問題を起こしてしまったりすることが多いため、今こそがいちばん気を引き締めるべきときだと常に意識している。




2.年度末に向けて

2021年12月に開所したわたしの職場は、はじめての年度末を迎える。
入園・入学・進級に向けて最後のひと頑張りをしている子どもたちと共に、その日・そのとき・その瞬間を大切にしながら、1つひとつの仕事を着実に丁寧にこなしていきたい。

2011年に発生した東日本大震災をきっかけに、わたしの人生の中では、毎年3月に必ず地震の避難訓練を行うものという認識ができあがっている。
地震がもたらす本当の怖さ、津波への恐怖と被害、日頃できること等、被災したわたしだから伝えられることを、大震災を知らない子どもたちに伝えられたらと思う。

日々笑顔と感謝を忘れずに、切羽詰まりそうなときほど心にゆとりを持って、子どもたちがあたたかみを感じられるように接する。
なによりも大切にすることは、子どもたちのしあわせ。

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