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もしもウサギにコーチがいたら

こんにちは、落合雅です。
今日は昨日話に出てきた本の紹介・感想を書いていきます。

もしもウサギにコーチがいたら

この本はコーチングの本なのですが、主人公となるのはウサギ。
なぜウサギかというと、、、
「ウサギと亀」をモチーフにしているから。
皆さん一度は聞いたことがある童話ですよね?
ウサギと亀がレースして、ウサギは余裕で勝てると思って途中で休んでたら、亀が先にゴールしちゃった。みたいな話。
この本の中では、ウサギを主人公に
「ウサギは能力があるにも関わらずなぜ亀に負けることになってしまったのか?」「どんなコーチングを行えばウサギは本来の力を発揮できるのか?」
ということについて話が展開されていきます。
伊藤守さんという日本で最初の国際コーチ連盟マスター認定コーチにより書かれており、コーチングを受けてみたい人だけでなくコーチになりたい人にも得るものの多い本ではないかな?と思います。
というのも、コーチングがどういうものなのか、どういう働きをなすのか、ということと同時に「コーチの心構え」についても記されており、一方的な情報だけでないので、様々な視点で「コーチング」について知られるということです。

本書を手に取った理由

正直なことを言えば、「手に取った」というより「渡された」が正解。
お母さんから、「あんた、これ読めば」と渡されたものです。
私自身、お母さんに「自分がしたいことがうまくいかない」という相談をしていたので勧めてくれたんだと思います。
だから、ぜひ!「自分がしたいことがうまくいかない」人は手に取ってみてください。

私が「ためなった」と思った話3つ


①失意や挫折感に長居してはいけない。なぜなら動けなくなるから。

失意や挫折感に長居しすぎると人間は「怖れ」を感じ始めます。
すると「怖れ」は行動を抑制。また失敗したらどうしようと思うわけです。
その状態が続くと、やがて「自己正当化」が始まる。
できない理由を探したり、他人のせいにしたり。
最後には、「もう一度やればできるはず」なんて言い始めたり。
だから、失意や挫折を感じたら、
「なぜそう感じたのか」「何を学んだのか」「解決や改善には何が必要か」「過去に同じような経験はないか」
などを掘り下げ、自分の失意や挫折の解像度を上げ、前に進む準備を始めましょう。

まさに私がやっていたことっていう感じで、ショックを受ける反面、「人間はこうなりやすいもんなんだね」といういい意味でのあきらめがついた。ADHDかもとわかったときと同じような感じ。
そう思うと、これ以上失意や挫折に長居する気はさらさらなくなってきて、足を動かすきっかけになりました。

②ウサギはウサギの理屈でしか動かない

「自分がしてもらってうれしかったことを、他人にもしなさい」
聞きなれた言葉ですが、実はこれがワークしないときは結構ある。
人それぞれ、各人理屈を持っている。
その理屈に当てはまらない限り、行動することも、感情が動くこともない。
だから、間違っても常識や格言なんかで人を動かそうとしないこと。
くれぐれもこちらの理屈を押し付けないこと。

→これは、コーチに対しての言葉でもあるかなと。誰かにアドバイスを上げたい、助けてあげたいという心は立派です。でも、それがほんとに相手のためなのかを考える必要がある。逆に、自分の理屈に合わないものを無理に吸収しようとする必要もない。ということを学んだように思います。

③妥協の数は減らしたほうがいい

妥協の積み重ねは自分に対する信頼や自信を失うきっかけになってしまいます。例えば、対人関係において、「いやだなあ」と思う言葉を言われたとき。いやだなあ、と思うけど言うのもあれだし、、少しの面倒くささと「まあ私が我慢すれば」で「今のいやだった」と言うこと自体を妥協してしまう。そうこうしていると、自分の意見が消えてゆく。
妥協しないためには
・誰も私を故意に傷つけてはならない
・私のしたことに対する不当な評価に甘んじることはしなくていい
など、自分の中に憲章を作っておくことで、妥協をしない部分をきちんと持っておこう

私は典型的に妥協しまくるタイプで、見事に自分がどこかに行ってしまったタイプです。そうすると、「自分が今まで何かやってきた」という自信感や「自分の軸」がなくなりいろんな場面で決断ができなくなったります。そうして自我が薄れていくと、自分が無下に扱われる(傷つけられる)と無意識で他人をも傷つけてしまいます。「だって私はこれをされても特に何も思わないし」という風に。実際に私はそういう風に傷つけてしまった人がいるので、ここは特に気を付けたい。自分を大切にすることは、自分が自分であるためにも他人を傷つけないためにも大切らしい。

最後に

この本にはコーチングの専門的な内容を含んだ「視点」を変えるための53の方法が紹介されている。
気になったら実際に手に取ってみてほしい。
どの方法が合うかは人によって違うからです。


ではでは、今日はこの辺で

また明日。



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