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LA28オリンピック|エンブレム公開

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1996年のアトランタ大会以来となる2028年ロサンゼルス五輪のエンブレムの発表がありました。

| ダイナミックロゴの新たなアプローチ

今回は、" ダイナミックロゴ " と呼ばれる固定フォーマットと可変的ロゴを組み合わせる手法で展開されており、「A」は様々なアーティストやアスリートが自ら制作したものを体現しています。ちなみに、ダイナミックロゴの他社使用事例はこちら(CITY OF MELBOURNEBrooklyn Museumoucru

L、2、8はエンブレムの基盤として機能し、変化し続ける「A」は、ロサンゼルスやオリンピック、パラリンピックで生まれる無限のストーリーを表し、創造性・多様性・自己表現・人種の包括を称えています。

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|個性豊かな「A」

L28の文字とは対照的に、著名人が描く「A」の数々がユニークです。LAカルチャーの自由さと西海岸ならではのストリート精神が反映されていますね。

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| エンブレムのアニメーション

自由度の高いエンブレムには、アニメーションにすることで幅のきく展開性が期待できます。

| 「Welcome to LA28」

LAカルチャーの映像に乗せたビデオ


|LA28タイポグラフィ

かなりボールドで大胆な仕上がりです。インパクトのある骨格は、アスリートの強靭さやタフさ、情熱的な競争が繰り広げられることを彷彿とさせます。

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| あえて?タイプフェイスルールの不統一

ここで一つ疑問に残る要素が、「タイプフェイスルールの不統一さ」です。ロゴの「LA28」をよく見ると、「A」以外の「L28」のタイプフェイスの細部の質感がバラバラになっています。
例えば、「L」の角は丸く調整され、「2」は角ばった印象、「8」は丸みを帯びています。これは、今回のロゴの「A」がかなり自由な見え方をするため、4文字のタイプフェイスのルールをあえて崩しボカすことで、全体のまとまりを優先したと想定されます。
その理由に、タイポグラフィでの展開はタイプフェイスのルールは全て統一されています。これはテレビ放送や掲示板・サインなどで文章として記された際に、UIの観点から読みやすいように設計されたのだと思います。


以上、LA28のエンブレムのご紹介でした。

大会の開催もまだまだ先ですが、これから発表されるポスター/キャラクターなども楽しみですね。

b.labo

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