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ノルウェー原子力安全機関 | NEWロゴ

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DSAは、ノルウェーの原子力安全局と国立放射線衛生研究所の統合により1993年に設立され、核セキュリティ/放射線の使用/自然放射線/環境中の放射能汚染問題に取り組む専門家団体です。

今回、ブランドアイデンティティを刷新し、前回の手描き風のアナログイメージ(少しおどろおどろしい印象)から、円のモチーフを活かしつつ、より先進性を感じるシンボルと静観した印象のブルーを使用したデザインに変更しています。

今回の刷新では、国際的に機能する機関であり、デリケートな原子力の問題に取り組むことから、人々が安全と安心を感じてもらうことがポイントになったようです。
落ち着いた印象とともに、人々に国内の放射線状況をどのように監視しているかも伝わるアイデンティティを目指しました。

デザインを担当したのはノルウェーで活動をするBielke&Yang

| アニメーションが生きるシンボル

原子力の放射線状況など、常に監視が可能なデジタルな感覚をイメージさせるために、アニメーションでの効果が強いシンボルになっています。

原子力が呼吸をするように常に変化する力であることを表し、この動きをロゴで表現することにより、原子力の核の動きや四六時中変化する様子を監視/制御できている専門機関であることも同時に想起させます。

| アイコンへの展開

ロゴの法則がアイコンにも反映されています。ルールが統一されていて美しいですね。

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| タイポグラフィ開発

サンセリフを基に、カウンター部分のカットのいれ方を少し調整しています。


| ガイドライン開発

ロゴとアプリケーションの基本規定の他、サーモグラフィーのようなグラデーションパターンの展開が特殊ですね。


これは正方形で構成され、放射線の常に変化する力をイメージしており、コンセプトのアイデアとリンクしています。

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デジタル表示の時に力を発揮しそうなパターンですね。スマホ表示はこちら。

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紙面への展開はグラフィックの一貫性があまりないです。

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DSAのロゴは、静止した際のシンボルの力強さはあまりないですが、そこを割り切ってデジタルでの扱いを念頭においたアニメーション展開のアイデアがとても素敵だと思いました。

以上、DSAのロゴ刷新でした。

b.labo

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