子どもの海外留学|受験に失敗しつづけた後にあるもの

親の情報収集力の有無が受験に及ぼす影響

入学式、これからの新生活に親子ともにワクワクする季節ですよね。

数年前の今頃、
長男が浪人することが決まり、どこにも属すことがない一年を送ることに私たち親は不安を覚えていました。もう一度だけ国立を受けさせてくれ、ということで浪人生活が始まったのでした。
大学入学式のニュースを見るだけで暗い気持ちになり、家の中もどんよりとした空気が漂っていたように記憶しています。


今年、次男の同級生たち大学に進学する子のほとんどは国公立に行くようです。
その中でひとり浪人することになった子がいて、友達の間で可哀想な状況だったという会話をしたそう。

つまり、受験そのものに関する知識を親御さんが持っていなかったために滑り止めも受けず私立一本で勝負した結果、浪人するしかなかったと。

それを聞いて長男の受験と全く同じだと思いました。
私もその浪人することになった子の親御さんと同じように受験の生の情報を持ち合わせていなかったからです。国立一本で受験し撃沈したのでした。

次男の同級生は、本当の意味で受かる受験対策や親の情報収集力がないと受験戦争には勝てないことを知っていました。受験について経験を交えて話しをしながら育つ家庭では当たり前のことなのかもしれません。
俺に相談してくれたら…もっと情報を与えてあげられたのにと言っていたそうです。浪人せずに済む方法もあったと。
家庭によって情報収集力に差があることが少なからず受験の結果に影響するのだと次男たちは感じる出来事でした。

私たち親が大学受験を知らないと志望校選定が博打になります。私は長男で失敗しても具体的な受験対策には自信がありません。
子どもの受験だけれど親の力が試されている受験でもあるのだと痛感しました。

もっと親が受験について知らなければいけなかったと今でも思います。

受験は失敗しても人生に失敗はない

長男は高校に落ち、大学に落ち、奨学金に落ち、それでも受け入れてくれた学校で咲くしかない進路を歩んできました。

失敗だったかもしれないその咲いた先で、新たな出会いがあって、運良く素晴らしい留学プログラムを知り、アメリカ修士課程で学び、今アメリカ大学院博士課程に進学することになりました。

もし浪人していなかったら。
おそらく留学選考に通っていたかわかりませんし、コロナで世界が混乱している中で留学できなかったかもしれません。

息子たちの進路はそれぞれ違ったルートで、次男は大学に行かずに就職します。
社会に出てからでも、大学で学び直したいと思えば進学できる方法はあると思います。

受験がうまくいかなくても失敗じゃない。
就職がうまくいかなくても失敗じゃない。

そのお友達が進んだ先で大いに咲いてくれるといいなと願います。


読んでいただきありがとうございます。
今日もハッピーな1日を。

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