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子どもの海外留学|語学留学と正規留学を一度に大学院でやるメリット

一般的な留学のイメージ

息子が留学したい!と言い出した頃の漠然とした留学のイメージ。
私が想像したのは大学が提携している海外大学に数ヶ月〜半年ほど交換留学に行くというものでした。

私自身、大学生活を送ったことがないのでわからないのですが、大学2年生くらいで応募して選考に通ったら晴れて留学できる。留学先で取った単位はこちらの単位としてもカウントしてくれるもの。

学内カフェでランチ食べたりルームメイトと課題やったりパーティーしたり濃い時間を過ごす。語学と少しの専門知識を学ぶことで視野を広げて帰ってくる、そんな留学を想像していました。

アメリカ大学院の修士も取得できるプログラム

息子が応募したのは、約2年かけて日本とアメリカ2つの修士号が取得できるプログラム。
アメリカ現地の学生と英語で専門分野を学ぶものです。ガッツリ専門分野を約1年間…思ってた留学とは違いかなりハードだなと。

残念ながら、英語のスコアが足りずこのプログラムには選考されませんでした。
なんとなく留学に行くだろうと思っていたところに、選考から外れたという連絡、これまでの受験もうまくいった試しがない息子なので、逆に清々しかったです笑

大学院に進むことは決めていたので奨学金を借りて日本の大学院で学ぶことになりました。(そのはずでした)

イングリッシュカリキュラムを受講すれば大学院留学できる話しがきた

アメリカの大学からある条件を満たせば留学できるけどどうしますか?というメールが息子に届きました。その条件とはイングリッシュカリキュラムを受けること。

コロナ禍なこともあり、オンライン受講も可能なようでした。
しかしオンラインといえども高い!!!
そのお金があったら短期留学くらい行けたんじゃないか?と感じる額で、親としてはすぐ首を縦には振れませんでした。彼はインターン中でもあったので日程的にもオンラインのみでは条件をクリアできそうにない。

つまるところ留学するには、渡米し、そのカリキュラムを正規留学前に受講し、学期が始まるまでそのまま寮で暮らし、大学院の正規留学に進むという流れでいくしか選択肢がなかったということです。
語学留学(カリキュラム)と正規留学(大学院修士号取得プログラム)を一気にやるので帰国せずに済むことはメリットでした。

このようなケースは留学支援してくれる大学にとっても初めてのことで、手続きが完了するまでのやりとりはなかなか大変でした。

語学留学であるカリキュラムを受ける間の寮と正規留学の寮を同じ部屋にしてもらえたことで、入学するまで現地で過ごすことができたのです。銀行開設したり生活に慣れる時間が持てたことが特に良かったです。

アメリカ大学院の修士を取得するとその先の進路の選択肢が増える

日本の大学卒業後すぐに海外大学院の博士課程を受験するルートもゼロではないと思います。
リサーチしコネクションを作り行動すれば、世界的に知られた研究室に入るチャンスはあると思います。

もしそれができるなら、
例えばアメリカの素晴らしい環境(学費免除、給料支給、健康保険完備)で学びたい学生は多いはずです。でも実際に受験しようと動く人はまだまだ少ないでしょう。

高度な専門分野の博士課程に進むのはすごいことですが、いきなりアメリカで生活しながら実績を残すって大変です。
まずアメリカの修士を取得することを目指してみる。そうすれば博士課程に進める可能性が広がります。

息子は運良くデュアルディグリープログラム制度がある大学で専攻が合致していたことで挑戦できました。
しかも語学面もクリアして一気に正規留学に進めることになりました。

語学留学を先に経験してから、大学で交換留学も行き、海外大学院を受験して博士課程に進む。そういったステップを踏むケースもあると思います。
ひとつひとつが独立した留学なら、もし留学生活に悩んだり辛くなった場合でも、留学が本当に必要かを考え直したり、心と身体を休ませたり、起動修正しやすいというメリットがあると思うのです。

短期留学と一年を超える長期留学では、経験できることの振り幅が違うと、息子からの話しを聞いて感じているところです。
あなたの大学にも修士号がとれるプログラムがあれば応募してみてもよいかもしれません。
留学といってもルートはさまざまなのだと思いました。

息子は約1年アメリカ大学院で学び、
卒業後はその大学院の博士課程に進学予定とのことです。


読んでいただきありがとうございます。
今日もハッピーな1日を。

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