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うどん愛
うどんが好きすぎて、よく食べている。
去年食べたうどんは、お店とスーパーで購入したものを合わせるとおよそ100玉近くになる。
試しに、あのうどん県と比較してみた。
2008年時点で香川県民が食べたうどん・そばの年間消費量は1世帯33kgらしい。年間で、1世帯あたり165玉食べている計算だ(1玉200gとして計算)。
平均世帯人員は2.63人(2005年国勢調査より)ということを踏まえると、ざっくり2で割れば1年で食べるうどん・そばは1人あたり約83玉となる。
ここで、香川県民とトントンくらいでうどんを食べている説が浮上してしまった。
そんなことはさておき、今回は家の近くにあるはなまるうどんの話をしたい。とにかく好きすぎて、もう通い始めて1年以上は経つと思う。
うどんを口に入れた時の心地よさといい、薬味の量や出汁の味といい、とても好きなのだ。
ここからが愛ゆえにこだわってしまうポイントなのだけれど、はなまるうどんならどの店舗でもいいわけじゃない。
チェーン店だからといってどこも同じではなく、お店によって美味しさに違いがあるように思うのだ。
うどん好きは今に始まったことではない。学生のころは家の近くにあった丸亀製麺で働いていた。
丸亀製麺は、店内で打ち立てのうどんをいただける良さがある。でも、ほんの少しの加減の違いで、うどんの太さが変わってしまったりすると、食感が変わってしまう。自分でも麺を作らせてもらっていたから分かる。
他の丸亀製麺にも食べに行ってみたものの、当時働いていた店舗の方がおいしいと感じることが多かった。
当時の店長のことは人として好きになれなかったものの、美味しい食べ物を出すこだわりは店の細部にまで感じられた。今となっては、そういう環境に触れられて本当に良かったと思っている。
…話をはなまるに戻そう。現在住んでいる家の近くには、徒歩で行けるはなまるうどんの店舗が2つある。でも、気に入って通っているのは片方の店舗だけだ。Googleマップでハートマークを付けている。
その2店舗の違いは、従業員の清潔感や店内の雰囲気、挨拶の気持ち良さ、来ているお客さんの雰囲気、うどん自体の美味しさなど、何から何まで違うような気がする(もう随分行ってないので、今は改善されているかもしれない)。
取り扱っているものは違えど、私自身、お店を運営させてもらっていることもあるので、余計に気になったのかもしれない。
お店に立つ人の出している空気が、まわりまわってそこに来るお客さんを選んでいるし、引き寄せているとすら思えるのだ。
何度か通ってみて実際に体感したことなので、もう一方の店舗にはよっぽどのことがない限り行かないと決めている。
雰囲気や空気感というのは、なかなか説明が難しかったり、人によって感じ方もそれぞれなので方針を示しづらかったりするのはよく分かる。
それでも率先して良い空気をつくろうとする、そこで働く人の気概は、肌身で感じるものが確かにある。こういう人が1人か2人いるだけで変わってくるように思う。
悲しいけれど、良くない違和感を感じたお客さんのほとんどは静かに離れていくものだ。
だから、そういう小さなことを感じ取ろうとするアンテナは常に磨いておきたいと改めて思った。
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