不登校の始まり

 こんにちは。鬱っ子大学生、おちゃっぱです。 
 前回、こちらの記事で、鬱症状の発症時の様子について書かせて頂きました。
https://note.com/ochappapappa/n/nb34c22d459e4

 それでは今回は、人生で一番酷い鬱期間であったとも言える「不登校期間」についてお話していこうと思います。

始まりは高校生活スタートの少し前

 不登校がスタートしたのは高校一年生の五月ですが、きっかけの一因となったであろう出来事から。
 高校入学から少し遡って、高校受験合否発表。

 実は私、高校受験に落ちてるんです。

 別に今思うと、人生において高校受験に失敗したことなんて、かすり傷にもならなくて、少し落ち込むくらいで良かったと思います。
 でも、前回チラッとお話しした通り、完璧主義でプライドの高かった私。

 高校に受からなかったことは大きな失敗で、私のプライドはズタズタになっちゃったんですね。
 親に心配をかけないように平気なふりをしてましたが、実際のショックはとても大きかったです。

 そして受験に失敗して、偏差値の低い学校に行くからには学年で一番をとらなきゃ、と思い始めるようになります。
 部活も勉強も一番を取って、落ちた分を取り返さないと、と。

高校入学 

 不登校が始まるまでの一か月間。
 この日々は本当に楽しいものでした。

 女子高だったんですが、平和な学校で、放課後みんなでセブンティーンアイスを買ったり、あの先生がかっこいい、とかコイバナとかしちゃったり。
 仲のいい友達もできて、本当に楽しい日々でした。

 それでも何故不登校になったか。

 結論から言うと、分かりません。

 四年経った今でも何故あの日学校に行けなくなったか分からないんです。
考えられるのは、
・成績で一番が取れなかったこと。
・毎朝五時に起きて、満員電車に一時間揺られなければいけなかったこと。
・毎日5~7回の小テストに加え、予習復習・宿題で自分の時間が取れなかったこと
 かなとは思っていますが、実際のところ分からないんです。

 私の場合、ある日急に電車に乗れなくなりました。
 いつもの駅のホームで一時間泣いて、ようやく学校までたどり着いても、門をくぐることが出来ない。
 それでまた泣いて帰ってきました。
 それが私の不登校の始まりでした。

分かってもらえない悲しさ

 実際、これを読んでくださっている方の中にも、なんで苦しいのか分からないという方がいらっしゃるかと思います。
 あるいは、お子さんがそう言っている方も。

 理由は分からないけど、とても苦しくて悲しい。
その気持ちとても分かります。辛いですね。画面越しから言う事しか出来ませんが、私は経験者としてあなたの味方です。

 そしてお子様に理由を聞いても分からないと言われて、ヤキモキしている親御さん。
 心配ですよね。自分のことなのになんで分からないの、と言いたくなりますよね。心配してくれてありがとうございます。

 でも、どうかできるなら、まずはその気持ち事肯定してあげて下さい。 

 当事者として、一意見を言わせていただきますと、親に理解してもらえないというのはとても辛いんです。
 ましてや自分でも何でこんな感情になっているのか分かってないんです。
 脳内はパニックで、そのうち「こんな自分、生きててもしょうがない」なんて考えるようになっちゃうんです。
私がそうでした。

しんどい。
「何がしんどいの」
分からない。
「分からないことないでしょ」
でもほんとに分からないの。

 悲しいですよね、寂しいですよね。
 心配ですよね、不安ですよね。

まずは自分でも分からない気持ちを、そう言うお子さんを。
受け入れてください。

 それが元不登校者で、未だに自分が何に辛かったのか分かっていない私からのお願いです。


さて

 さて、長く、まとまりのない文章になってしまいました。
どうか誰か一人でも安心できる方が増えますように。

 生きてるだけで丸儲け、なんて言いません。
それでも生きる選択をして下さることを。

それでは。

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