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十二支の特別な関係と相性

人はみんな6つの干支を持ってる

「自分の干支は?」と聞かれたら、誰でもおそらく答えられると思いますが、それは「生まれた年の干支の十二支」のことだったりします。

干支とは「十干」と「十二支」の組合せのことで、人は誰でも生まれの年月日から「十干」と「十二支」をそれぞれ3つずつ、6つの干支を持っていることになります。



現代で「干支」といえば「十二支」というようになったのは、十二支が分かりやすい動物のイメージなのと、生まれ年を「○○年生まれ」や「干支ひと周り」というように表す言い方が一般的に使われるようになったからだと言われています。

私は「申年生まれ」ですが、小さい頃から「あんたは申年やからゲラやし騒がしい」とよく親から言われたものです。〝ゲラ〟とは大阪弁で「よく笑う人」という意味です。確かに私は昔からゲラですが、こんな風に十二支の動物のイメージは、日常でも人の性格を表す例えとして使われてきました。



十二支は、もともとは暦や時間を表すものでした。それから十二支それぞれに動物のイメージが当てられ、方位や性質を表すものとして風水や占いなどで使われるようになりました。

十二支は、時間、季節、方角を表す

占いでは、十二支から「人の内面や行動」を知ることができます。そこから人の心の動きや運気の流れ(運勢)などを読み解いていきます。そして、人の「体」とも密接なつながりがあり、東洋医学における五臓六腑の考え方と合わせて、その人のなりやすい体調の変化や体質などを予測することができるのです。



体に影響する十二支の組合せ

十二支には、「天・地・人」の3つのステージがあります。そして、そのステージ内における十二支の組合せによって、五行の性質が変化する〝相性〟のようなものがあります。

これは私が考えたオリジナルの表です

上から、天は「空想」のステージで、未来や空想の中で生きるタイプ、
人は「交流」のステージで、人との関わりやコミュニケーションの中で生きるタイプ、
地は「現実」のステージで、リアルの今を大切にして生きるタイプです。



生まれの年月日からそれぞれ3つの十二支をみんな持っていますが、その十二支がどのステージにあるかで、その人の行動の特徴をざっくり知ることができます。

そして、このステージの性格タイプは直接体質には影響しませんが、同じステージ内で真ん中の線を越えて十二支が存在する場合、相性によって関連する体の部分に影響が出やすくなります。

▼天「空想」のステージ

・「亥・巳」→心と腎(冷え、不眠)
火と水のアンバランスにより、心の働きが抑えられることで、冷えや不安、不眠などが起きやすい。

・「寅・申」→胆と大腸(ストレス)
金が木を剋する関係により、自律神経(胆)の働きが抑えられることで、ストレスや過敏性腸症候群が起きやすい。

・「亥・申」→腎と大腸(消化不良)
食べたものから栄養をうまく吸収できず、消化不良や下痢、栄養不足になりやすい。

・「寅・巳」→胆と心(血熱)
胆と心に熱が入りやすく、落ち着きがなくなったり、頭痛やイライラが起きやすい。

▼人「交流」のステージ

・「戌・辰」→脾と胃(胃もたれ)
土が重なるため、消化器系の働きが重くなりやすく、食べ過ぎや胃もたれになりやすい。

・「卯・酉」→肝と肺(うつ)
あれもこれもと気になって落ち着かず、うまくいかないと気分が落ちこみやすい。

・「戌・酉」→脾と肺(ホルモンバランス)
精神と肉体のアンバランスにより、ストレスや過労によって体調を崩しやすい。

・「卯・辰」→肝と胃(胃痛)
ストレスや心配などが続くと、胃が痛くなったり食欲不振になりやすい。

▼地「現実」のステージ

・「子・午」→膀胱と小腸(血圧)
水と火の勢いが両方強まるため、血圧の急な変化が起こったり熱中症になりやすい。

・「丑・未」→脾と胃(胃もたれ)
土が重なるため、糖分を吸収しやすく、太りやすかったり胃がもたれやすい。

・「子・未」→膀胱と胃(膀胱炎)
水の流れを土が抑えるため、膀胱炎や結石になりやすい。

・「丑・午」→脾と小腸(腸炎)
火が土を温めるため、胃腸に熱を持ちやすく、胃腸炎や下痢を起こしやすい。



また、同じステージで隣り合っている同士の十二支は、五行の性質がやや強まります。

▼「支合」十二支が結びつくもの

・「亥・寅」→木の五行がやや強まる
・「巳・申」→金の五行がやや強まる
・「戌・卯」→土の五行がやや強まる
・「辰・酉」→土の五行がやや強まる
・「子・丑」→水の五行がやや強まる
・「午・未」→火の五行がやや強まる



五行が変化する十二支の組合せ

さらに、同じステージ内で3つの十二支が揃うと、五行が変化したり、五行の性質が強まります。

何度も唱えてると覚えます

▼「三合」3つ揃うと五行が変化するもの

・「申・子・辰」→水の五行に変化
・「亥・卯・未」→木の五行に変化
・「寅・午・戌」→火の五行に変化
・「巳・酉・丑」→金の五行に変化

▼「三刑」3つ揃うと五行が強まるもの

・「寅・巳・申」→火の五行が強まる
・「丑・戌・未」→土の五行が強まる

五行が変化しても元々の五行バランスは変わりませんが、3つの五行変化は特に大きいので、体質を見るときには強まった五行の働きも合わせて考えていく必要があります。



五行バランスと干支から体質を見る

個別に体質カルテをお作りしている「五行バランス鑑定」では、これまで十二支の関係が気になった方の場合には、文章でまた別に説明をしていましたが、今回カルテにこの十二支の関係性が分かるように新しく「ステージ」という項目を加えることにしました。

五行バランス鑑定のカルテ(改)

また、五行が変化する場合には、「スペック」の項目に強まる五行を1つ加えて、元々のバランスと変化した場合を比較して体質を考えます。



性格も人それぞれみんな違うように、体質もみんな元々違います。人がいいと言っていた健康法も自分に合うかどうかは、体質に合っているかどうかによります。

また、同じ生年月日で生まれの体質は同じでも、育ってきた環境や自分が選んできたものが違えば、今現在の体調や体質自体も変わってきます。

「元々の生まれの体質」を知っておいた上で、「今現在の体質」との違い(差)を比べて、どう対処していけばいいのか、自分に最適な養生は何かを考えていくことが大事だと思います。

漢方と占いの〝二刀流〟で体質改善!



「五行バランス鑑定」では、「生まれの体質」をお調べして、一人一人個別にカルテをお作りします。自分の持っている元々の体質を調べてみたい方は、こちらをご利用ください。


また、「LINE通話カウンセリング」「対面カウンセリング」は、「生まれの体質」をもとに「今現在の体質」を細かくお聞きしながら、自分に何が必要なのかを一緒に考えていきます。体質改善でお悩みの方や、漢方占いを実際に受けてみたい方は、ぜひこちらもご利用ください。

いつも見ていただきありがとうございます!「漢方茶」を広げていけるような活動をいろいろとやっていきたいと思います。