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私が漢方占いで体質鑑定をする理由

どうして私が〝漢方占い〟を使って体質鑑定をするのか、

それは、「自分の体調や体質を、自分自身が意識していないことが多いから」です。


漢方薬局などで行われるカウンセリングは、最低1時間かけて全身の症状を事細かく聞きながら、その方の五行のバランスを推定していきます。

しかしそこで話される症状は、自分で意識している部分でしかないことがほとんどです。

それ以外の本人の様子やヒアリングなどから、さらに原因を引き出して探っていくのが、漢方薬局の先生の腕の見せ所でもありますが、それは先生にもよりますし、人によって証の見方も変わったりすることもあります。

私自身これまでお店でカウンセリングをしながら、漢方薬やお茶を選んだりしてきましたが、お店の特徴上やはり短い時間の中で、その方の体質を見極めるというのはなかなか難しいことだと感じることもありました。

そんな時にコロナの緊急事態宣言が出て、お店で直接カウンセリングもできない状況になった時に、もっと客観的に体質を調べられる方法がないだろうかと考えだしたのが、「カンポー占い」を使った鑑定方法です。


「生年月日で体質なんか分かるわけない」と思われる人もいると思います。

しかし、占いが好きな人や詳しい人は、人の運命や傾向は客観的な自然のバイオリズムに沿って決まっていることを知っています。

占いに否定的な人は、その原理を知らずにただ主観的なあやしいスピリチュアルだと思いこんでいることが多いです。

そんな人に今無理やり「占いを信じろ」とは言いませんが、

もし自分の体調で悩んでいる人や、体質の原因が分からずに不安でいる人がいるのなら、その占いの考え方を利用して自分の〝生まれの体質〟を調べ、それを体質改善のヒントとして使ってみるというのもありなのではないかと思っています。


占いは、心を癒すことはできるかもしれませんが、体を治すことはできませんし、いつ良くなるとかをはっきり言うことはできません。

心も含め体を治していくのは、漢方の仕事です。占いはあくまでも「体質を調べるための手段」として、私は漢方占いを使って鑑定しています。


漢方も占いも、元は同じ陰陽五行の考えから生まれたものです。それは自然界のあらゆるものが、陰陽と五行のシステムによって統制されているという東洋哲学の考え方です。

考え方の根本は同じなのに、漢方では占いの考え方は使わないというのは、誰が決めたことなんでしょうか。それは日本の近代の歴史が関係しているのですが、その話は今日はおいとくことにして、

(↑ここに詳しくアツく書いておりましたが)


日本人はいつしか心とか自然とか、その「目に見えないもの」を見ないようにしてきてしまったせいで、考え方の固まったギスギスした世の中になってしまったんじゃないかとさえ思ってしまいます。

だから、今になってこれはハラスメントだの、これはジェンダーなんとかだの、新たに定義を決めないといけなくなって、さらにややこしい状況になってしまった。

細分化して定義を決めるってことが「受け容れる」ということにはならないと思うし、本来の日本人が大切にしてきた全体的な思想というか「和」みたいなものを、これからはもう少し意識していくべきなんじゃないかなと思ったりするのです。


話が少し大きくなってしまったのですが、

漢方と占いの考え方を使うことで、まずは自分の意識していなかった「本当の体質」を知ることができます。

その「本当の体質」は、生まれ持っている傾向なので、それが実際に今の体調に現れていることもあれば、人によっては全く違う方向に出ていることもあります。

本来ならばこういう体質なはずなのに、違うように出ているのであれば、それは何かしらの環境や生活の影響があるということなので、そこはさらにカウンセリングをして調べていく必要があります。


「カンポー占い」ですべてが分かるわけではありません。

さっきも言いましたがあくまでも、その人のなりやすい傾向を調べるためのツールです。

しかしこの考え方を使えば、もっと客観的に、簡易的に、その人の体質の原因をつかむ材料になるかもしれない。

そうすれば、もっと漢方が身近になって、これを元に漢方薬局でカウンセリングを受けてもらうとか、自分でドラッグストアで漢方薬やサプリメントをちゃんと選べるようになるとか、そうやって前向きに心と体を良くしていくことが、しっかり自分でもできるようになれるのではないかと思っています。

いつも見ていただきありがとうございます!「漢方茶」を広げていけるような活動をいろいろとやっていきたいと思います。