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中年クライシス

「どうしよう。」

中年になった自分の頭に響く言葉です。

「肉体的にも精神的にも成熟している一番楽しい時」
それが中年なのだそうな。

思えば仕事ばかりしてきました。今もまた仕事は第一線だし、執筆だってしたいし、論文だって書きたい。出世やキャリアアップは完全に諦めたけど、それでも自分の知識とプラクティスを日々アップデートしなければ、満足のいく仕事はできないでしょう。

しかし言われます。

「仕事をやめたら何にもなくなるのでは?」

たしかにその通りです。

果たしてこのまま人生を歩んだらどうなるでしょうか。
おいしいものを食べたり、海外で絶景を見たり。
ビーチでリクライニングチェアに寝そべって、ココナッツジュースかよくわからんものを飲みながら、きれいなねーちゃんに巨大な団扇で仰がれながらオフをエンジョイしたり。
そんな、人として生まれて楽しいことが分からないまま、病気になったり、ボケてこの世のことがわからないまま死んじゃうのかもしれません。

そう思った僕は、人生でやり残したこと、今自分にできることを、やりたかったことを必死で探してしがみ付いています。どんどん何もできなくなる自分をわかっているからです。

ホントはこれができたはずだった。
時間があったらこれをしたかった。
こんな人生を歩みたかった。
放課後に体育館の裏で、本命のバレンタインチョコを貰いたかった。

少しでも叶うように、できることを探し続けています。
バレンタインチョコはどうにもなりませんが。

チャレンジしたのが現在のところこれだけ。

・料理(教室のねーちゃんとコミニュケーションで自爆)
・美容(今度はヒゲの永久脱毛に行きたい)
・おしゃれ(ブルべ夏骨格ウェーブに似合う服探し)
・運動(ジムは週1)
・ゲーム(仕事終わりに音ゲーばかりやって上達中)
・読書(磯野真穂先生の本を読んでます)
・漫画(ワンナイトモーニングは神)

次は何をやろうかな。音楽、映画、絵画、アウトドア。
おじさんの野望に終わりはないのだ!

とまあ、ただ焦燥感に駆られています。

全部やってても全く時間がない。というかどんどん苦しくなっています。

そう、やりたいことはたくさんあるのに、
そのうち、何をやらないかを決めなければなりません

まだ出会ったことのない、もっと面白いものに巡り合えてないかもしれないのに。

焦る時間も勿体ない。

どうしよう。

そんな気持ちを外に見せないまま
今日も仕事に打ち込んでいます。


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