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【虎に翼 感想】第7話 クラスメートのよそよそしさが新鮮だった~「梅ちゃん先生」との対比

今日から寅子たちは本格的に授業を開始しました。

早速、「全国の変わり者乙女たち」、「やはり女に法律は無理なのか?!」の悪意ある新聞記事と、新聞を見た近所のおじいさんの、「よく堂々としてられるな~」の洗礼。
(わざと聞こえるように言ったのか、耳が遠くて大きい声が出ちゃったのかは不明)

女子トイレが女子校舎と図書館に2つしかいない(しかも、図書館に設置されたのも前年のこと)のも、改革に環境が追いついていないリアルさを感じます。


お昼のよそよそしさ

昼休み、扱いにくい一派の人たちでなんとな~くグループとなった寅子、涼子、梅子、崔香淑の4人は、一緒にお弁当を食べます。
最年長の梅子からおすそ分けをもらったりしているが、まぁ~会話が弾まない。
「おいしいです~」「いいお天気ね~」というベタ中のベタ会話。

ちょっと、予想外でした。

なんか、勝手に「梅ちゃん先生」的なやりとりを想像していたのです。

「虎に翼」と「梅ちゃん先生」の対比

<虎に翼>
猪爪寅子…主人公
桜川涼子…華族のお嬢様
大庭梅子…最年長、既婚者、3人の息子あり(夫は弁護士)
崔香淑…朝鮮半島からの留学生
山田よね…同級生と群れようとしない

<梅ちゃん先生>
下村梅子…主人公
須藤雪子…大病院の一人娘でお嬢様
瀬川典子…最年長、既婚者、娘あり(夫は戦死)
園田江美…秋田県から上京
澤田弥生…開業医の娘、ちょっとひねくれ者

「梅ちゃん先生」では、女子医学専門学校に入学し、五十音順で強制的に班分けされた5人。
その中で、お嬢様で明るく活発な雪子が仕切り出し、他の4人は振り回されます。
そこに、生真面目で冷静な弥生が反発し、対立。
最年長の典子が穏やかに受け止め、なまりを気にする江美は話をしようとしません。

なので、「虎に翼」でも、お嬢様の涼子が自分中心でないと気が済まないキャラで、周りが困惑するのかな~と、勝手に思っていました。
出しゃばらないところが真のお嬢様なのでしょうね。

日本で最初の女子法科大学への入学を決めた5人。それぞれのバックボーンがあり入学してきたのだから、そこに関係ないキャラ設定は必要なかったということかもしれません。

よねの苛立ちの理由はなにか

そうはいっても、新聞の話題で距離を縮め始めてきた様子の、よね以外の4人。
その日寅子は、校舎を出ていったよねが気になり、後をつけます。
行き着く先は東京地方裁判所。
よねは、ただ単に傍聴をしに来たのだろうか。明日へ続く。

「梅ちゃん先生」でも、最終的には、弥生が主人公と一番距離の近い友人になったから、よねともいずれはそうなるのかな~と思います。

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おっちぃ
サポートからチップに名称が変わってまだ慣れません……

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