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虎に翼 感想

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元パラリーガルの視点から書きました。 皆さんと相容れない点、多々あると思いますが、ご容赦を。 参考になるなら、うれしいです。
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2024年5月の記事一覧

【虎に翼 感想】第45話 戦後の始まり

昭和21年10月 寅子は、川辺で日本国憲法の条文を熟読した。そして、吹っ切れたように立…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第44話 優三の言葉で聞く日本国憲法

寅子を訪ねてくる人物 後ろ姿が似ている人を見つけてきたな…… 登戸の家に、小笠原という人…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第43話 直言の懺悔室

朝ドラのセオリーをことごとく覆す朝ドラだ。 優三さんの死亡告知書を直言が隠していたのは、…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第42話 家族のために

終戦後の生活 不器用な寅子が、直明とともにマッチのラベル貼りと箱詰めの仕事をしている。…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第41話 終戦

直道、戦死 第9週は、花江の慟哭から始まった。 昭和20年7月、直道、"南西諸島方面にて…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第40話 優三の遺言

出征 優三さん、無理だよ……現代だったら何がしかの病名がつくかもしれない、そのお腹を携…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第39話 よねとの決別

なんだか10年以上前のことを思い出してしまった。昼休みに外食に行ったとき、隣のテーブルに座っていたOL4人組のことを。その中の1人(仮にA子という)が他の3人をランチに誘ったらしい。 A子:「実は、結婚することになって……」 3人:「えー!えーっ!おめでとう!相手は?」 A子:「〇〇課のB男さんで、仕事の用で内線で話すようになって……よくかかってくるなとは思ってたんですけど、それでよく話すようになって……」 3人:「おめでとう~!!」 A子:「Cさん(上司)には、手続きの関

【虎に翼 感想】第38話 穂高教授の“石の穿ちかた”

昭和18年6月 冒頭から不穏だ…4月に戦死した山本五十六の国葬のニュースがラジオから流…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第37話 荷物を降ろせない寅子

ローリング寅子 そうか!ローリング布団入りの技は、この当時からあったのか!この技は私も…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第36話 寅子の失態

昭和17年1月 相変わらず日記をつけているはるさん。家族に滋養のあるものを食べさせたい…

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おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第35話 “佐田寅子” 誕生

“佐田寅子” 随分と、やわらかい印象になるなぁ…今までは、“猪”の“爪”の“寅”の“子…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第34話 寅子と優三の婚姻契約成立

花岡の決断を尊重したい。 轟とよねは、“なぜ寅子に何も言わずに、きちんと話もせずに婚約し…

おっちぃ
4か月前
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3行日記 2024年5月15日

やってしまった… 下書きを消すつもりが、公開中の記事を10個くらい削除してしまった…再掲に1…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第33話 女性弁護士に求められるもの

私の父は、昭和16年5月15日に生まれている。 30年前に53才で亡くなったが、生きていれば今日、83才になっていた。 そう考えると、戦争は決して遠い話ではない。 昭和15年9月、日独伊三国同盟がベルリンにて調印された。各国とも、後戻りできない戦争に、足をどっぷりと漬かり始めていた。 久保田先輩、法廷デビュー その頃、寅子は、修習を終えて正式に弁護士となったが、女性であるという理由で依頼を断られ続けており、それが、昭和16年の秋まで続いていた。 この日も、女性の依頼者に