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苦境は関心の呼び水になる。


気持ちや環境が変わると人間は

これだけ結果や運を引き寄せるだけの

エネルギーが出せるんだというね。

サッカーのW杯予選のお話。


これは、なぜ最初からそうしない?

という議論は不毛だろうと思う。


それぞれの立場になってみないと

わからないことでもあるし。


相手がホームで開催するならば

今回の日本のような状況だったら

同じように必死でくるんだから。


追い込まれているからこそ

負けられない、負けてたまるかと

思うからこそ何かが乗るんです、

ボールや選手の体に。


全員が集中しつつ、意識がつながる。

こういう感覚ってやっぱり

能力値だけで比較するのとは違うので。


ホーム&アウェイという

理屈じゃないおもしろさ。

サッカーの醍醐味でもある。


感情がプレーのひとつひとつ

強度や判断力などをやっぱり

何割増しかで引き出してくれる。


いつも通りプレーしたらできる。

でも相手がいる話だ。お互いに。


いつも通りプレーさせない合戦の中で

ベタだけど気持ちで上回ることが

カギになるんだろうな。


いま見えているチカラだけを

信頼したがるのは現代人が諸々を

解明してしまって信じなくなったから。


オカルトでもなんでもないけど(笑)

できると思われている、以上のチカラ。

できることをできなくさせる相手の存在。


機械や数値を相手にしがちな私たち。

人間相手に気持ちで変わることを

再認識させられるような試合だったかな。


森保監督は選手を引っ張るタイプ

ではないんだろう。泣くなよ・・・


人徳みたいなところで選手から慕われ

選手が逆に監督を盛り上げるくらいの

高さにいる、頼りないお兄ちゃん的。

そういうキャラなんだろうね。


頼りない上司だから部下の自我が育ち

結果的にうまくまわりだすパターン?


あまり部下に威厳を見せないけど

部下に人柄で信頼されてるようなね。


どこかで選手への遠慮が見えてしまう。

チームであって監督と選手なんだけど

言いたいこともあんまり言えてない

ポイズン森保なんでしょう。

こう言うとまた、語弊があるかな(笑)


古い考えかもしれないけど

大事な感覚に改めて気づいたのでは。

「気持ちだよ、気持ち。」

という年配者が言うと馬鹿にしがちな

言葉を少しだけ受け入れられるかも。


これを端的に年寄りは「根性」って

言うから若い人や現代人は嫌うんです。


追い込まれて本気でスイッチ入ったら

届かない一歩が届く。相手より前へ。

相手が怯むくらいの気持ちが入る。


ただ、そうそう毎回気持ちは入らない。

今回も疲労度は相当だろう。

肉体的なもの、気持ち的なもの。

達成感からくる脱力的疲労感。


これがいつも続くわけではないから

監督の試合中の修正や采配は必要。

森保では不安というのは、まだ

変わらないだろうと思います。


勝ったから進退問題は封印とか

そういう気持ちが100%では

いけないと思いますよ。


まさか田嶋会長は100%その考えで

頭を占めているとは思わないけど。


鼓舞する意味で、安心して

ポジティブに戦わせるための方便。

裏では絶えず外国人も含め視野に

入れないとダメだと思ってるはずです。


次のアウェイ2連戦は11月。

ここでひとつ落とすと残りの試合

上位相手が順当ならば、日本を相手に

まともに戦わなくなる。


勝たせないようにしてくることも

十分考えられる話ですから。


日本人はそういうこと苦手ですけど

外国人は平気でそういうミッションを

こなしてきますからね(笑)


ただ今回の相手のオーストラリアは

アレ?っていう感じもしましたね。


中途半端な時間帯に高い位置で

え?まだ攻めるの?っていう。


スピードある選手、裏を狙う選手を

交代で並べる日本に対して

同点になってもあまり引かずに

前に出てきてくれたことも

大きかったのかなぁとも思います。


トータルで考えてアウェイで

長距離移動後、ライバル日本。

引き分けで十分だという戦略は

なかったのだろうか。

相手はまだホームで日本戦を

残しているのにですよ?


元サンフレッチェ広島のよしみで

アーノルド監督の優しさかな?(笑)


日本の気持ちが運を引き寄せたし

思いが乗ったからこそ相手GKの指を

はじいたボールが枠ギリギリのポストに

残ったんだろうと思う、ほんとに。


迫力や気持ちで圧倒して

流れを引き寄せて積極的に

いったからこそオウンゴールを

引き寄せたのかなと思います。


声はあまり出せなかったでしょうけど

味方=観客が多くいたこともプラスに働いた。

相手のアーノルド監督も言ってましたし。


サッカーでのホームとはそういうもので

前の試合で負けたサウジアラビアも

サウジにとってのホームでホーム全開だった。


あれは日本の選手やチームが

気持ちで負けていなかったんだとしても

上回る気持ちを相手が見せたということ。


ん~、でも久しぶりにちょっと

これがワールドカップ予選だよな

っていう感覚を私たちも

取り戻せたんじゃないかな?


あまりにも予選本番が始まってるのに

まだ心がついてこないような

私たちもなんだか身の入らない

フワフワしたままの戦いでしたから。


私たちもスイッチ入ったのかな?

予選は厳しくないと盛り上がらないのは

たしかなんでしょうね。


これは時代が変わっても変わらない。

苦労した予選のほうが

ハラハラドキドキがあるほうが

やっぱり面白いんじゃないですか?








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