自轉車移動の安全對策
昨今、自轉車に乗る際はヘルメットを着用する様に言われております。
努力義務とは言え、私も一應は自轉車用のヘルメットを賈って參りました。
きちんと安全表示の附いている物を賈うには通信販賣なんて頼っていてはいけません。自分で探しに行きましょう。
近所の自轉車屋さんに、たまたま賣れ残っていた物を選んで來ました。
一應仕事で現場に出入りしている時分に賈った「工事用安全帽」は持っているのですが乗用基準を満たしていないので、きちんとしたらやつを用意致しました。
とりあえずこれで事故防止に於ける安全對策はOKと致したいところでありますが、残念乍らこれからはコレだけではもう不十分なのです。
ここに至り、私はこれから豫想されるであろう更なる安全對策を講ずる事に致しました。
まずは用意する物がございます。
それがこちら…。
ホームセンターで賈って參りました。
お庭でのガーデニング作業等で身に着ける笠です。
しかも水に強い竹製であります。
まず笠に附いている五徳を取り外します。
五徳の附いていた箇所をヘルメットを換装します。
巧い具合にヘルメットの穴が開いていますので丈夫な紐を通して笠と組み合わせ、外れない様にしっかりと固定します。
あとは水に濡らしてよく冷やしたタオルを首の後ろの部分に取附ければ完成です。
このタオルが馬鹿にならないのであります。
うなじの部分がヒンヤリとすると暑さもだいぶ和らぎます。
これで日射病對策は万全です。
今年は梅雨も明けぬ内から「殺人的猛暑」と言うべき日々が續いており、外は激しい日差しが容赦無く照り附けてきます。
この時期に自轉車で移動する時は熱中症に充分氣を附けなくてはなりません。
もしも運轉中に氣分が惡くなり、目眩みやフラついたりでもしたら大変です。
昔は麦わら帽子等を被れましたが、ヘルメットを着用してしまうとツバの有る帽子をなかなか巧く被れません。
そこで考えたのがこの笠だったのです。
これならヘルメットを中に収める事が出來、尚且つ見た目は普通に笠を被っている様に見えるので一石二鳥と相成り申した次第であります。
今でも都心を離れゝば農家をはじめとしてこうした笠を着けている人は澤山いらっしゃいますし、一寸昔にはウチの近所でも物賣りの荷車を曳いた人によく見かけたものでした。
特に休日は甚平だったり、タンクトップにハーフパンツに下駄を履いて自轉車に乗る事が多いので、この笠はそう云う私の普段着によく「マッチ」するのであります。
これからの時期は頭部の安全は勿論、日射病にも氣を附けたいところであります。
また、夕立や所謂「ゲリラ豪雨」等の急な雨にも充分対應出來る耐水性を持っております。
顔が濡れないと云うのは意外にも重要なポイントだったのです。
今ではあまり見かけなくなったとは言え、この笠は非常に便利です。
古き良き時代の雰囲氣もあり、夏の間は當分このヘルメット笠が役に立つ事でしょう…。
<記事本文1,234文字!>
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?