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昨日の解答

※この記事は昨夜豫め作成しておいたものを投稿しております。
いくら私でも朝は忙しいのです。
何分にも惡しからず……。


さて、昨日の問題の解答です。

…ちなみに去年のはこちらです。一応……。

そして件の問題はこちら…。

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まず上記の情報から、ラディッツをx、ナッパをy、ベジータをzとおくと、以下の方程式を得る事が出來ます。

12x=4.5y=z
x+y+z=23500

この連立方程式を解けば良いのです。
移項等をして同類項をまとめるのが定石ですが、ナッパとベジータは邪魔なので消えてもらう事にします。

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…と云う訳でベジータとナッパをラディッツの戦闘力を基準としたxに置き換えていきます。

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ベジータはラディッツの12倍の戦闘力なのでz=12x、ナッパの4.5倍はラディッツの12倍と等しいので割り算をするとy=8/3xとする事が出來ます。
つまりナッパはラディッツの約2.67倍の戦闘力だったと云う事が解ります。
これではラディッツは「弱虫」と言われても仕方が無いのです。

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以上から整理すると3人の戦闘力の合計はx+8/3x+12x=23500となり、これを計算するとx=1500の解を得る事が出來ます。

ここまで解ってしまえば後は一つ目の方程式に代入してナッパは1500×8÷3=4000、ベジータは1500×12=18000となります。

従ってこの問題の答えである3人の戦闘力はそれぞれ…

ラディッツ→1500
ナッパ→4000
ベジータ→18000

…と、なります。
以上。


…さて、たまには数學の問題を解いてみると中々面白いものでございまして斯くの如く身近な数字に置き換えて勉強するとそれぞれのキャラクターの強さも一段と實感するものでございます。

余談ですが學生時代に「MicrosoftのExcel」の使い方を習った際に最初の課題が「ドラゴンボールのキャラクターの戦闘力を棒グラフにして比較してみる」だったのですが、フリーザ様の530000が如何に桁違いかを可視化すると中々面白かった思い出があります。

よく数學の單元を「何の役に立つんだよー!」と不貞腐れて考えておられる方がいらっしゃいますが少なくとも「役に立たなくはない」のであります。
それどころか職業によっては必須の學問でありますれば少々面白く勉強してみるのもまた一興と云うものでございます。

残念な事は教える側がその面白さを充分に傳える事が出來ていない事であります。
兎角こうしたものは往々にして受驗や試驗の点数にしか興味の對象が無いものでありますので學ぶ方も自ずとつまらなくなってくるのです。

先の「ツクール」に於いても数學の知識が有った方が面白いイベントを澤山制作する事が出來ます。
確率や場合の数等はギャンブルや謎解きに使えますし、四則計算の乗除等を組合せると変数によって様々な事象を疑似的に再現出來る様になるから面白いのです。

ちなみに私はこう見えても文系(高校の選択科目は古典と日本史と書道、大學は經濟學部)の出でありますが、昔からパズルや謎解きが好きでこう云う「或る断片的な情報から謎を解いていく」と云うのが好きなのです。
勿論数學は苦手でありますが、苦手であっても樂しむ事は出來ると考えております。
例えば運動が苦手でもスポーツを樂しむ方法は幾らでもあるのと同じです。

今回の方程式の問題もそんなゲームの謎解きに繋がる要素でございまして、一つのストーリーを進めていく上で不明になっている複数の事柄を或る手掛かりを基に連動させて判明していき最後に全軆の課題をクリアすると云うRPGの色々な仕組みに応用出來るのであります。

折角のゲームですから少しは頭を使って考えて進めていこうと云うのが制作に於ける大きな方針となっております。


…さて今回はドラゴンボールの戦闘力を題材とした内容でしたが、これを語る上で外せないのが「スカウター」と云う存在。

今や権威ある辞書にもその單語が載っていると聞きますが、このスカウター(…の様な要素)は現在デバッグ中の自作のゲームにもさり氣無く使わせて戴いております。

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戰斗中に敵の能力を測る手段があるのですが、そのエフェクトをこんな感じで自作しております。
長屋の裏路地に出現する泥棒に對して何ともシュールな感じでありますが、たまにはこうした遊び心が有ってもいいんじゃないかなと思います。

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では、今日も經理やら何やら色々ある身の上でございますれば事務所のパソコンで色々な数字を見るのでございましょう。

どうぞ皆様、良き平日を……。

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