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起始(きし)と停止(ていし)を理解しよう

前回の記事で、負荷がかかることを記事にするとお伝えしましたが
再度、筋肉が動く事についてご説明いたします。

筋肉は、骨についている

トレーニングの前に、少しだけ解剖学の勉強です。
こちらもご存知の方は、読む必要はございません。

前回の記事でお伝えしましたが、ウェイトトレーニングで筋肉を発達させるには
筋肉を動かします。
人間の脳から指令で動かせるのは筋肉と言われています。
さぁ、骨を動かそうと言って、骨を動かせる人はいませんよね。
筋肉を動かす事によって、骨の位置を動かすことが出来るのです。

ここで大事なのが、筋肉は一つの骨に単体でついているのではなく
必ずある骨から、別の骨に跨いでついています。

こういう着き方はしていません
このように、2つ以上の骨に跨いでついています
単関節運動と言われる上腕二頭筋のトレーニングですが
肩甲骨・上腕骨・橈骨と3つの骨・2つの関節を跨いでいます。

雑なイラストで申し訳ありませんが、赤い筋肉を動かす事によって
骨や、重りが動くのがイメージ出来ますでしょうか?

少し脱線しますが、筋肉が骨につくというのは大原則ですが
骨に付着しない筋肉(随意筋=自分の意思で動かせる筋肉)もあります。
どこだか分かりますでしょうか?
答え合わせは、ジムでお声がけください。

起始と停止

筋肉が、必ず2つ以上の骨に跨いでついているのを理解された上で
話を進めます。

筋肉の付着部の名称ですが
起始(体の軸・中心側)
停止(体の末端側)と呼びます。


ほとんどのトレーニングにおいて
起始は動かしません
停止が動きます(名称は停止なのに)

簡単に言い換えると、
全ての筋肉は末端から中心に向けて動くという事です。

例えば、上腕二頭筋でいうと
肩甲骨が、橈骨(肘周辺)に向けて動くということはなく
腕(肘周辺)が肩甲骨に近づいていく事になります。

トレーニングをしているのに発達しない理由の一つに
起始が動いてしまうという事が往々にしてあります。

せっかく、末端の筋肉が中心に向かって動いているのに
中心側が動いてしまっては筋肉は収縮出来ません。

こちらも文章で分かりづらいかと思いますので
ご不明な点がジムでお尋ねください。

事前に
起始と停止の言葉を覚えてきていただけると
スムースです。

全ての動作は引きつける動作

引く動作と言っても、背中の運動とか、
重りを引いてくるという意味ではございません。

ベンチプレスやトライセップスエクステンション
サイドレイズ・シットアップまで全ての動作は
引きつける動作になります。

ナニ言ってるの???と理解に苦しむ方も多いかと思いますが
先ほどに起始・停止を思い出してください、

停止は、起始に向かって動き出します。
言い換えると、停止は起始に向かって引きつけられるのです。
重りや末端が体から離れていくような動作であっても
そこに作用する筋肉は停止が起始の方に引きつけられています。

ポジティブ動作では、この引きつける感覚をしっかりと身につけると
トレーニングの質がグーンと上がってきます。

少し面倒くさいかもしれませんが
トレーニング前に起始と停止を理解・確認されると
急がば回れで近道になるかと思います。

前回の記事と同じですが
トレーニングをしているのに
発達しないのは、筋肉が動いていない可能性が
大いにあります。

しっかりと筋肉を動かせるようになると
筋肉が肥大もするし、筋力も向上します。

Noteでは、文章だけ分かりづらいという方もいらっしゃるかと思いますので
動作確認をご希望の方は
男衾ボディビルジム   070-3203-8256
BIG FIVE                    0493-81-3800までお問い合わせくださいませ。

男衾ボディビルジム 代表 杉田智之

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