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仕事を通じて実現したいこと(第3回まちの同期)

2023年10月より始まった「小布施 まちの人事部」。

2つの取組のうちのひとつ「まちの同期」の第3回が12月12日に開催されました。
その内容と当日の様子をご紹介していきます。


「小布施 まちの人事部」「まちの同期」とは? 

「小布施 まちの人事部」

「まちの同期」とは?

こちらの説明は、第1回の記事にて掲載していますので、下記リンクをご覧ください。

職場で「どんな実践をしていくか?」を探る

◾️アイスブレイク

ワークに入る前に、アイスブレイク。
たくさんあるカードの中から直感的にカードを選び、いまの気分や感覚を共有しました。

◾️振り返り

一度ここまでを振り返ります。

第1回:自分の想い・価値観(内側)
自身のエピソードを周りの人に聞いてもらい、フィードバックを受けながら自分の価値観を明確にしたり、あるいは新たに発見していきました。

第2回:町や企業側の想い・機会(外側)
小布施で働く先輩から話を聞いて想いを知ったり、まち歩きをして現在の町並みがどのような想いで形作られてきたできているのかを体感しました。

第2回の内容は、こちらをご覧ください。

ワークやインタビューを通じて、自分自身と町や企業(社長)の想いを探ってきました。
ここまでを思い返して少し話を聞いてみると、「まちの同期」に参加する以前よりも、自分自身が大切にしているものを意識したり、言語化することで明確になったという参加者が多くいました。

◾️本日のグループワーク

前回から今回の間に、これまでの探求を整理する目的で、以下のワークシートへの記入をお願いしていました。
このシートには、社長へのインタビューから感じたことを右上へ
今まで深掘りしてきた自分の想いを左下へ記入してきてもらいました。

社長へインタビューをしてみて、このような感想が出ました。

・社長と想いが通ずる部分があった
・そんなことを考えているんだと、初めて知ることができた

入社時の面接や普段の会話では、なかなかできない話をする機会となったようです。

このワークシートを基に、最終的には中央の「仕事を通じて取り組むこと」を見つけていきます。

まずは、グループワークから始めました。
4〜5人の2グループに分かれ、話し手が1人、その他の人は聞き手となります。
話し手と聞き手は、順番に役割を交代します。
やることは3つです。

  1. 話し手は、書いてあることを読み上げるだけではなく、そう感じた経緯やエピソードも併せながら共有していきます。

  2. 聞き手は、話し手へ質問したり、聞き手が感じたことを伝えたり、ポストイットへ記入して、どんどんシートへ貼っていきます。

  3. 話し手は、聞き手から質問されたことに答え、それを受けて聞き手側はポストイットを追加していきます。

これを話し手1人あたり20分を持ち時間としてワークを行いました。

  • 同じ業種・職種だとしても、社長の考え方の違いに興味を抱く人

  • 聞き手側から貼られたポストイットに同じような言葉が書かれていて、より自分自身がどういう想いを持っているのか確信を強める人

  • もらった質問から新しい視点を得た人

といったように、発表者が一方的に話すのではなく、聞き手とのやり取りがあったことで話題が膨らみました。
それもあって冒頭で「20分」と聞いた瞬間は、「長い…」という声が漏れていましたが、実際にワークをやってみると、20分を過ぎても話が尽きないようでした。

【筆者のつぶやき】
これまでも、自分の想いや価値観を探ってきましたが、第2回までの課題だった「相互インタビュー」とは違う人、しかも複数人から自由に出る質問は、話し手(もしかしたら聞き手も)にとって新たな刺激になったようでした。
一対一で話す良さとグループで話す良さ、どちらも体感できたのではないでしょうか。

◾️本日の個人ワーク

グループワークが一通り終わったところで、個人ワークに移りました。

個人ワークでは、グループワークで出たキーワードや質問を踏まえて、
「仕事を通じて自分の実現したいこと」
を考え、ポストイットに書いてワークシートの中央へ貼っていきます。

なかなか筆が進まない様子でしたが、ファシリテーターのようこさんが
「これで確定!ではなくて、仮置きでいいんだよ」という言葉をかけると肩の力が抜けたのか、それぞれ「こんなことができたらいいな」「あんなふうにしたいな」という想いを書いていました。

◾️個人ワークをグループで共有

書き終えたら、先ほどのグループで自分が個人ワークで何を書いたのか、どんなことをしていきたいのか、を共有して本日は終了。

  • お客さんへの対応の仕方や関係性の築き方

  • 自分自身のステップアップや居心地の良さ

などなど、今までやってきたことが重なり合って出てきた「仕事を通じて実現したいこと」。
業界あるいは所属企業が同じでも、想いやポジションが異なると、その分だけ実現したいことも様々でした。

【筆者のつぶやき】
さすが、ここまで自分、社長、仕事と色々な想いに向き合ってきただけありますね。
まだまだ目の前のことを頑張る!ことだけに精一杯になりそうなところですが、
みんな「どうしたら自分も、会社もいい状態になるだろうか?」を考えていました。

次回

次回は、自分が書いたことに対して「実践してみて、どうだったか?」を共有するのに加え、2/7(水)の学生向けイベントのための準備をしていきます。

「まちの同期」も折り返し地点です。
具体的な行動として、何をするかまで落とし込むのは難しかったようですが、
自身が掲げた実現したいことに向かって、どんな一歩を踏み出すのか楽しみです。

執筆:橋本 緑
〈プロフィール〉
新卒で生命保険会社の事務、転職して住宅メーカーの営業を経て、現在小布施町の地域おこし協力隊へ着任。自分の生業をなにとするかは、ただいま探索中。
お絵かきと笑いを愛する、人情派な人。


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