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仕事の選び方②得意を仕事にする

今回は、①好きを仕事にする、②得意を仕事にする、③使命を仕事にする、の3種類のうち、②得意を仕事にするについて書きたいと思います。

このnoteは基本的に自分の言葉で書きたいと思っているのですが、今回は任天堂の元社長の岩田さんの言葉を引用したいと思います。

気を付けなくちゃいけないこともあって。簡単に言うと,「自己評価と他己評価の違いに気を付けた方がいい」って話なんですけれど。
要するに,「自分の好きなことと嫌いなこと――もっと言えば,自分がやりたいこととやりたくないこと――を,自分が得意なことと得意じゃないこととイコールだ」と思い込んでる人が多いです。本当は,それってかなりズレてるのに。
好きじゃないけど得意なこともありますし,好きだけど,実はあんまり得意じゃないよっていうことも結構あって。だから,仕事というのは「得意なこと」をやった方がいいんです。好きだけど得意じゃないことに溺れると,仕事っておかしくなることが多いんです。
自分の労力の割に周りの人がすごくありがたがってくれたり,喜んでくれたりすることってあるじゃないですか。要するにね,「それがその人の得意な仕事なんだ」って話で。逆に,自分的にはすごい努力して,達成感もたっぷりあるのに,周りからは「はあ?」みたいに思われることもあって。それはね,本人が好きだったとしても,実は不得意なことかもしれないんですよ。

要は、「好きは自己評価、得意は他己評価」ということだと思います。得意を見つけるためには、自分だけで考えるのではなく、他人の意見を聞くことが大事だということです。

そして重要なのは、好きだけど得意じゃないものを得意にするのは大変だが、得意だけど好きじゃないものを好きになるのは簡単だ、ということです。

得意はあくまでも他己評価なので、容易に変えることができない。一方、好きは自己評価なので、自分の心持ちひとつで、もっと言うと他人に得意と指摘されるだけで好きになるかもしれない。好きはコントロールできるけど、得意はアンコントローラブルであるということです。

東進ゼミナールの林修さんは、もともと勉強が好きで教えることも好きだったのですが、数学や英語などの人気科目はすでに名物先生がいて自分の得意にはできていなかったそうです。

そこで考えたのが現国で、現国であれば自分は誰よりもうまく教えることができる、得意だと気づいて、そこに集中するようにして人気講師になったという話があります。

彼は「たいした努力をしなくても勝てる場所で、誰よりも努力する。」と言っていましたが、つまり、得意な分野に集中する、ということで、結局はそれが成功の近道なのかもしれないなと思いました。

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