ふぃろ

広告会社でマーケティングを担当する2児のパパ。 普段の生活で考えた、自分なりの新しいモ…

ふぃろ

広告会社でマーケティングを担当する2児のパパ。 普段の生活で考えた、自分なりの新しいモノの見方を共有。 ミッションは「誰もが幸せに生きるための自分の考え方を持つ社会」 ビジョンは「自分の言葉で、自分のモノの見方をつくる」 バリューは「おもしろく、わかりやすく、誰かに言いたくなる」

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最近の記事

ニュースの視点:聖火リレー問題について

これまでいくつか哲学的な視点を書いてきましたが、哲学が実生活に役に立つのかどうか疑問に思ったことはないでしょうか。 何となく、哲学は役に立たない学問のような風潮があるようなないような気がしますが、私は哲学こそが最も役に立つ学問の一つであると思っています。(あと数学とアート) 哲学が何の役に立つかと言うと、「自分なりのものの考え方を持つ」ためです。「教養」と言ってもいい。 既存の価値観や思い込みから解放され、自分なりのものの考え方を持つ。そのために必要なのが自分の頭で考え

    • 努力とは

      先日、「夢とは」という記事の中で、夢には4種類あると書きました。 かいつまんで言えば、夢の種類を分ける軸は「計画の有無」と「主語の違い(自分主語か他人主語か)」の2つで、それによって夢は4象限に分けられるということです。 それを踏まえたうえで、今回は「努力とは」について考えてみます。 努力は必ず報われるか?努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。 王貞治 努力についての名言で、このようなものがあります。これが意味するものはなんで

      • 「賢者は歴史に学ぶ」を考える

        「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。 これは、ドイツの鉄血宰相と呼ばれたビスマルクの言葉として有名ですが、今回はこれについて考えてみたいと思います。 自ら経験するよりも、歴史を学んだ方がいいのかこの言葉を素直に受け取ると、「経験するより、歴史を学んだ方がいい」というように受け止められます。 小学校から学んでいる歴史ですが、実生活で役立つような、役立たないような、そんなモヤモヤを抱えたことはないでしょうか。 それよりも過去に自分が経験したことから

        • 読書感想文1「正義の教室」

          初めて読書感想文を書いてみます。 まずは肩肘張らずに一番直近で読んだ本で、飲茶「正義の教室」です。 読み始めた理由私は哲学(というか概念について自分の頭で考えること)がすごく好きなのですが、哲学についてきちんと勉強したことはありません。 なので体系立てて哲学を理解しているわけではなく、なんとなくこんな人がこんなこと言っていたなあという断片的な知識にとどまっています。 過去、そのような「哲学史」みたいな本に手を出したこともあったのですが、どうにもこうにも頭に入ってこない

        ニュースの視点:聖火リレー問題について

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        • ニュースの視点
          1本
        • 観察と工夫
          24本
        • 読書感想文
          0本

        記事

          夢とは

          今回は「夢」についてです。 「夢を持つのが大事」とよく言われますが、じゃあ「夢」って具体的になんなのか、実はよくわかっていないことに気づきました。 子どもに対して「夢を持て」と言う前に、夢とは何かをきちんと考えてみたいと思い、ここにまとめてみます。 夢にはいくつかの種類がある例えばある人は「自分の夢はお金持ちになること」と言い、ある人は「自分の夢は世界平和」と言う。 夢を辞書で引くと、 2 将来実現させたいと思っている事柄。「政治家になるのが夢だ」「少年のころの夢が

          子育て世代のclubhouseとの付き合い方

          clubhouse流行ってますね。 私は相当な新しもの好きでして、まだiPhoneがソフトバンクにしかない時代に、ドコモにsimフリーiPhoneを輸入して無理やりドコモで使ったり、初代のiPad、iPod nanoとかもすぐ買ったし、とにかく流行りのサービスに手を出しまくっています。 でも、clubhouseだけはどうしても手が伸びなかったので、その理由を考えながら、子育て世代がどうclubhouseと付き合うべきかについて考えてみたいと思います。 基本は余暇時間の奪

          子育て世代のclubhouseとの付き合い方

          森会長に学ぶ「差別意識を育まない考え方」

          五輪組織委員会の森会長の発言が女性蔑視だと問題提起されています。 もちろん私も問題視する一人ですし、許されない発言だと思いますが、森会長ひとりを責めても、「なぜあんな発言に至ったのか?」「なぜ差別主義者になったのか?」「どうやったらそれを防げるのか?」ということも含めて考えないと、第二第三の森会長が出てきてしまうと思います。 そこで今回は森会長のケースを参考に、あの発言に至った背景と自分たち、そして子どもたちが同じような過ちを犯さないために何をすべきか?について考えてみま

          森会長に学ぶ「差別意識を育まない考え方」

          ニューノーマルとは

          これから先、ニューノーマルな世の中になっていくとき、私たちはどのように対応していけばいいのでしょうか。少し考えてみました。 いつもマスクをつけるとか、三密を避ける、とかそういうことじゃないだろうと思いながら、いろいろ調べたのですが、正確な定義は見当たりませんでした。 そのため、自分なりになぜニューノーマルが必要なのか、それは何なのかについて考えるにあたって、新しい普通があるのであれば、古い普通とは何かをとっかかりにしたいと思います。 新しい普通と古い普通新しい普通がある

          ニューノーマルとは

          寓話に学ぶ3つの働き方

          以前、仕事の選び方は、①好きを仕事にする、②得意を仕事にする、③使命を仕事にする、の3種類あると書きました。 今回は、仕事を選んだ後、どのような働き方をするか?について3つの寓話をもとに考えてみたいと思います。 ドラッガーの石工の寓話ドラッガーは著書「マネジメント」の中で、3人の石工の話をしています。 三人の石工の話がある。何をしているかを聞かれて、それぞれが「暮らしを立てている」「石切りの最高の仕事をしている」「教会を建てている」と答えた。第三の男こそマネジメントの人

          寓話に学ぶ3つの働き方

          得意とは

          以前、仕事の選び方は、好きを仕事にする、得意を仕事にする、使命を仕事にする、の3種類あると書きました。 好きについては、「好きとは」という記事に書きましたので、今回は得意について考えてみたいと思います。 今回も、自分の考えをまとめる前に、私の考えに多大な影響を与えた記事を紹介します。 任天堂岩田社長が語る「得意とは」ただ,気を付けなくちゃいけないこともあって。簡単に言うと,「自己評価と他己評価の違いに気を付けた方がいい」って話なんですけれど。 「自分の好きなことと嫌いな

          得意とは

          才能とは

          先日、好きとは報酬を必要としない、つまり行為そのものが目的であり、それが好きと中毒の違いだと書きました。 それに関連して、今回は才能について考えてみたいと思います。 羽生善治が語る、才能とは?まず棋士の羽生善治さんのコメントを抜粋します。 羽生氏が著書「決断力」(2005年、角川書店)での述べたのが今回の言葉だ。彼は同書の中でこう述べている。 「以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能

          才能とは

          好きとは

          以前、仕事の選び方の一つに好きを仕事にする、というものがあると書きました。 子どもの将来を考えるときに、その子が好きなこと、好きなものを見極めるのが非常に大事で、でも難しいと感じているので、今回は「好き」について考えてみたいと思います。 ゲームが好きな子どもがいたとき、それが本当に「好き」なのか、曖昧な部分があると思います。 例えばパチンコが大好きだという人がいて、毎日パチンコばかり打っていて、それは本当にパチンコが好きな状態なのでしょうか。それは単に中毒になっているだ

          好きとは

          個性とは

          子どもが産まれるとわかったとき、どういう名前をつけようか悩みました。 悩んでいると「個性が大事」という記事がよく目に入ってきて、じゃあ個性的な名前をつけなければいけないのかと思ったりもしました。でもふと考えてみると、個性的な名前の人=個性的な人なのでしょうか。 例えば、個性的な車に乗っている人は、個性的な人なのでしょうか。それは「乗っている車が個性的」なだけであって、その人自身の個性を表しているわけではないのではないでしょうか。 そんなことを考えていたとき、先輩ROCK

          個性とは

          ルールとは

          以前、ルールは万能ではないと書いたのですが、そもそもルールとは何なのかについて触れていなかったので書きたいと思います。 例えば、道路の制限速度というルールは何のためにあるのでしょうか?それは、交通事故防止、もっと言えば危険な運転を避ける、というのが目的で、そのために道路に応じて制限速度が決められています。 しかし、いくら60キロ制限の道路でも、例えば濃霧や大雨で10m先も見えない場合に、「60キロ制限だから」と制限速度ギリギリまで出してよいのでしょうか? 間違ってはいけ

          ルールとは

          鬼滅の刃を自分の子どもに読ませたくない3つの理由

          幼稚園で鬼滅の刃が流行っているらしく、息子(5歳)もキャラクターグッズが好きらしい。まだ漫画やアニメには手を出していないのだが、いつか見たいというかもしれないなと思ってきちんと読んでみました。 結果、これは自分の子供には読ませたくないなと思ったのでその理由を書いてみます。※ネタバレ含みます。個人の意見なので、ウチは読ませたい派だ、という意見があってももちろん良いと思います。あと面白いかどうかも個人差があるので触れません。 理由①:鬼を倒せば全て解決するという短絡思考 鬼

          鬼滅の刃を自分の子どもに読ませたくない3つの理由

          息子のおしっこを全然理解してなかった

          うちの息子(5歳)はとにかくおしっこに行かない。 どこの家庭もそうかもしれないが、一目でわかるくらいソワソワしだし、股を押さえてピョンピョン飛び跳ねても行かないのだ。 いや明らかにおしっこだから、「息子ちゃん、おしっこは?」と聞くと、「ちがう」と言って行かない。ひどいときには「おしっことか言わないでって言ったでしょうが!」とマジ切れしてくる。ひどい。 ギリギリまで我慢して駆け込んで服を汚したことも何度もあるので、そうなる前に「あ、おしっこだな」と思ったら声をかけるのだが

          息子のおしっこを全然理解してなかった