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WE Run | Write, Eat, Run

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私たちが(そして誰かが)走り続けるためのリレーマガジン
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#遅いインターネット

はじめましての方へ、おすすめの記事。1-100記事篇

■はじめまして 『WE Run』は、“私たちが(そして誰かが)走り続けるためのリレーマガジン”というコンセプトのもと、走るをテーマに綴っていく共同運営形式のマガジンです。 “Write, Eat, Run”という3つのキーワードから生まれたマガジン名が象徴するように、書くことを通じて走ることについて考え、食事を楽しむように走ることを楽しもうとするメンバーが、書き手として参加しています。 目指すは、“読み終わったら走り出したくなるwebマガジン”。距離やペースにと

ちゃらっちゃっ、ちゃっちゃっちゃっちゃ、ちゃらちゃちゃ|ジョギングのススメ

世の中は、新型感染症の影響で、不安定だ。 何が不安定か? 先行きが見通せない生活の不安定さ。状況の変化に慣れない精神的な不安定さ。 僕も精神的に不安定だった時期がある。 2013年。その時、僕は走った。 ちょうど昼休みの時間帯で、2kmくらい走ったところで流れてくる音楽があった。その音楽に気付いてから、昼に走るのが楽しみになる。 設定したコースをひと回り。必要にせがまれて走り始めた、たった5kmの道のりだったが、平日は毎日のように走ったので、走るスピードが上がりタイムが縮

吾輩はいい人である。|マラソン大会のススメ

「たなくらさん、走るんですか」すごいですね。 僕がハーフマラソンに参加していると知って、10人のうちほぼ10人がそう言ってくれる。そして話はそこで終わる。自分のエクササイズ経験を話してくれるのは、50人に2人程度、みんな身体を動かしていないんだなぁとつくづく思う。 かく云う自分も、走ることが心の底から好きだというわけではない。ハーフマラソン大会に参加したいのだ。開催日が晴れて風がない日であればなお良い。 マラソン大会の楽しさを、僕なりに話そう。 第一に思い浮かぶのは、地

考えないために走る

白、赤、青、さまざまな色の屋根や車が、茶色い濁流にのまれる映像が、面前の大きな画面に映し出されている。そしてその数日後には、テーブル脇の小さな画面のまたその先にぼんやりと映し出された原子力発電所の建屋が、白い煙を吐き出していた。私たち家族が住む東京から北にわずか200km離れた原発だ。 それから、ちょうど49日後、東京から西に250km離れた北信州に妻と3歳9ヶ月の娘を伴った自分は、はじめて滞在する村営ホテルの部屋から、縁あって自分だけが見慣れたゲレンデを見つめていた。 山菜

" 旅先で『日常』を走る ~episode0~ "

簡単な自己紹介 こんばんは、「蒲公英」こと大野です。都内在住、飲食業を営む46歳のおっさんです。40代のうちにフルマラソンを完走したい、できればサブ4を達成したい、というのが目下の目標です。 このnoteを書く理由 このnoteでは、私の趣味である「旅先で走る」ことの楽しさであったり意義であったりを綴ることによって、見知らぬ誰かに少しでも興味を持ってもらえたらいいなと思っています。 しかし軽い気持ちで書き始めてみたものの、なにから書いたら良いものなのか、またどんなふう

きっかけはオンライン・ラン

「ROM専から、積極的に走って報告するようになったきっかけ」初めまして自分はPLANESCLUBの分科会であるランニング部に地方より参加しております。 このクラブはランニング部なのに走らない人も入って良い、観るだけでも良いというPLANESCLUBの流れをくむなんともゆるいクラブで、自分はお言葉に甘えて入部したときはいわゆるROM専でした。しばらくROM専していたのですが、ある企画をきっかけに自分は走り始めます。そのきっかけがオンライン・ランでした。 内容はクラブメンバーの結