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【朗読日記】青空文庫 林芙美子『ふしぎな岩』についてと朗読所感

下手くそな素人朗読で、青空文庫にある林芙美子さんの『ふしぎな岩』を読んでみました。
自分としては7こめの朗読になります。

今回のMy朗読モード&朗読所感

今回イメージしたMy朗読モードは、深夜ラジオ風、または病人さんなどの、誰かの枕元で読む感じでした。

ちなみにどの動画もそうですが、まちがっても「寝落ち用」ではないです。

具体的にはあんまり邪魔にウルサク感じない程度で、それでも一応「読み聞かせ」になっているものがいいのですが、ただ正直なところ、どんな速さで読めばそうなるのか、よくわからないのですよね……。

あまり遅いと文章の意味がぼやけて頭に入ってこないし、かといって早ければ早いで、煩く感じたり、内容についていくのに疲れたりもしますから、”適度な速度”というは難しいというだけでなく、<謎>にも感じられてしまいます。

ということで、今回は2バージョンアップしてしまいました。
(自分の感覚での)普通とゆっくりめ――。

もっとも実際のところは同じペースで読むこと自体がすごく難しくて、私は全然できていないのですけれど……(;´∀`)。
読んでいるうちに、だんだん早くなってしまいます……。

長文を同じペースで読んでいる人たち、それだけで本当にすごいです!!

動画モード

同じ内容だと芸がないので、ゆっくりめは「本文付き」で、普通版は原文紹介や私自身のつたない読みの補助のような感じのものにしてみました……。

https://youtu.be/v4j0XIKPWyI(本文付きはこちら)


お話の概要と感想

一所(ひとところ)にずっと居ることに嫌気がさした<岩>のお話ですが、一種の寓話で、「今の幸福に気づいていないのでは?」というような内容かな……。
他のことにもいえることですが、せっかくの”シアワセ”も、気づかなければそれを感じることはできませんから。

加えて思うのは、”自分の居場所があるだけでも素晴らしい”、そしてもしそこを退屈だと感じるのなら、それこそ理想の居場所なのではないかということです。なぜって、例えばイジメやDVに苦しんでいる”居場所”では「退屈だ」などと感じている余裕などありませんから。

刺激のある毎日も素敵に思えますが、実際は退屈に思えるほど不安のない、安心できる居場所こそ、自分の居場所としては最高のものではないかと思ったりするのでした。
(って歳のせいかな……??)

おわり

青空文庫【作品情報】

青空文庫「図書カード:No.56871」の作品です。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000291/card56871.html
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作品名:ふしぎな岩
著者名:林 芙美子
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底本:日本児童文学大系 第二四巻
出版社:ほるぷ出版
初版発行日:1978(昭和53)年11月30日
入力使用版:1978(昭和53)年11月30日
校正使用版:1978(昭和53)年11月30日
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底本の親本:こども朝日
出版社:朝日新聞社
初版発行日:1948(昭和23)年3月1日
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入力者名:神宮さち
校正者名:noriko saito
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TEXTファイル作成日:2014-12-15(修正日:同日)
XHTMLファイル作成日:2014-12-15(修正日:同日)

青空文庫ボランティアのみなさんに感謝感謝です。


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