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同い年なのに老け込んでいる人とずっと若々しい人

同窓会などで久しぶりに友人に会ったとき、同じ歳なのに、なんだか老け込んでしまったなと感じる人と、肌がキレイでいつまでも若々しいなと感じる人がいます。
この差は一体どこから来るのでしょうか。
内科医のお医者さんは、見た目が若々しい人は体の中の状態が決定的に違うと言います。体の健康状態を良好に保つことは、見た目を若々しく保つことにつながります。

消化器内科医である工藤あきさんは、私たちの見た目は体からのセンサーであると言っています。体の状態が見た目にそのまま反映されていることを実感しているそうです。

肌荒れ、ニキビ、シワ、シミ、くすみ、乾燥、たるみ、これらは体の不調を反映しています。
最近肌がくすんできたという方は、体の糖化が進んでいるサインです。
放っておくと動脈硬化や慢性疲労を引き起こすかもしれません。
シミが残るようになったという方は、体の酸化が進んでいるサインです。
放っておくと高血圧や肩こり・腰痛になるリスクがあります。
また、髪がパサつく、爪が割れるといった方は、亜鉛欠乏症の疑いがあります。
放置すると味覚障害や貧血につながってしまうかもしれません。
肌荒れやカサつきが気になる方は、たんぱく質や脂質の不足が原因で細胞の新陳代謝が滞っている可能性があります。

見た目も体も年齢以上に老けてしまうのは、体の中で何か問題が起きているためだと考えられます。
老化スピードを早めてしまう4大原因に、酸化、糖化、細胞のターンオーバーの乱れ、胃腸の不調があります。

老化スピードの違いは、およそ1000人の健康状態を定期的に測定しているダニーデン研究によって明らかになりました。
当時38歳だった全対象者のいろいろな健康状態を比較したところ、体内の年齢が30歳以下の人もいれば、60歳近い人までいました。
同じ38歳同士のはずですが、その差は約30歳にもなりました。

なぜこれほどの差が出てしまったのでしょうか。
さまざまな原因が考えられますが、食事がやはり大きな要因のひとつであると考えられています。
食事は、お金も手間もかけずにできる最強の老化対策です。
老化スピードは食べているもので大きく変わると考えられています。

日々の手入れなど、外側のケアはもちろん大切なのですが、それ以上に、食事や生活リズムを整えて体の内側から変えていくことが最も重要です。
ダニーデン研究は衝撃的な結果ですが、しっかりと対策さえすれば誰でも老けにくい体になれることの裏付けでもあります。
努力次第で老化スピードは遅らせることができます。そしてそのカギは食生活です。
食生活が乱れることで体内トラブルを引き起こし、そして肌など見た目のトラブルに現れてしまうというのは、人体の仕組みを考えるなら当然だと言えます。
肌に異常が現れるということは、体内の不調で栄養が正しく運ばれていなかったり、そもそも栄養が足りなかったりしている証拠です。

肌と体の不調の関係でとてもわかりやすいのは便秘です。
やたら肌荒れしたりニキビが繰り返しできる場合、原因は腸の不調にあるのかもしれません。慢性の便秘によって肌荒れやニキビができやすくなることは、医学的にもすでに検証されています。
便秘によって肌にダメージが出ている場合、いくら肌の外側から高価な美容液などを使ってケアをしても治りません。
便秘を解消することで肌の調子を良くすることができます。

同様に、栄養不足や乱れた食生活のせいで見た目の老化が現れているとしたら、根本的な原因を解消しない限り改善することは難しいと考えられます。

次回スーパーフードが登場します。そのスーパーフードとは!?

「リンゴンベリーを食べよう」に続きます。
(迷わずネタバレしていくスタイル)

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