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詩の翻訳(一部抜粋):『こどもがこどもだったとき』ペーター・ハントケ

こどもがこどもだったとき


こどもがこどもだったとき
うでをぶらぶらさせて
おがわはかわになあれ かわはおおきなかわになあれ
そしてみずたまりはうみになあれ

こどもがこどもだったとき こどもはしらなかった
こどもがこどもだったことを
すべてがこどものたましいをみたし すべてのたましいはひとつだった

こどもがこどもだったとき
かんがえなかった
しゅうかんもなかった
よくあぐらをかいてた ぱっとはしりだしてた
あたまにつむじ
しゃしんをとってもしらんかお

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