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住宅の話④オランダから日本の不動産購入

日本のマンション売れたね、オランダで家を買えたね。・・・ここで終わらずにさらに海外から日本の不動産を購入した話。


タイムライン

2021年夏 日本からオランダへ引越し
秋 オランダで家を買う
2022年夏 一時帰国して日本のマンションに数週間滞在した後、その家を売却
2023年春 購入物件決定、売買契約(委任)
夏 一時帰国して決済

なぜ!?

理由は大きく三つ

親の住み替え

戸建てに住んでいた親がマンションにダウンサイジングしたいと、以前から考えていたため。両親の生活圏でバリアフリー仕様のマンションがあれば、共同購入できるのではないかと。

お金の使い方

マンション売却により、身分不相応な円が口座に入り、そのままにして価値が下がるのは避けたかった。
案1:ユーロに為替変換してオランダに送金し、オランダで投資。
→円が弱かったので止めた
案2:円のまま日本国内で投資。
→非居住者は基本的には不可。

お金を使い慣れている人は他のプランが考えられるのかもしれないけど、私に考えられるのはこのくらい。
「1ユーロ145円まで下がったか・・・(¥→€)」と止めたけど、2年後には170円を超えるので、その時点でオランダに送っていてもよかったかもしれない。これは結果論なので仕方ない。

心情

マンションを売り「日本に自分の帰るところがなくなった」という状況に、予想外の心理的ダメージを受けた。精神的安定のために不動産買うなんておバカ?って思われるかもしれないけど、鬱が進むよりいいと思う。

マンション探し

検索は私、現地チェックは親が担当。2022年秋から翌年春までは、一日一回、固定条件でsuumoやat homeなどで検索をかけていた。良さそうな物件が出ると親に連絡し、親が周辺を散歩の上、本当に気に入った場合は内覧へ。ウェブで見たのは200件くらい、お散歩チェックは20件くらい、内覧は5件ほど。

マンション決定

2023年4月に、親がかねてから「戸数の割に敷地面積が広い。植栽の手入れが良い。周辺の雰囲気が良い。」と目星を付けていたご近所マンションに売り出しあり。3階建ての3階部分・3LDK・築15年ほど・数年前にフルリフォーム済み・南向き・エレベーター付きで段差なし。
半年間その地域のマンションばかり見ていた立場からの金額も妥当と思えたため、「内覧して気に入ったら申し込みお願い!持分の割合はその後相談しよう」と親に連絡。すぐに母が動き、suumoに載る前に購入申し込み。
親のスピーディーな決断に感謝。

購入

売買契約は委任で、決済はおおよそ2ヶ月後に一時帰国した際に対面で行った。もちろんオランダからいくつか書類を準備/送付したけど、今回は夫の持分はないため、前回の売却時よりシンプル。

夫の立場としては、「まぁ不動産への投資はインフレの時代悪くないよね。買えるんだったらいいんじゃない。」と緩やかな賛成。

買って2年

買った年と、その次の年の一時帰国時に数週間ずつ家族で滞在。私も馴染みのある地域なので、どこに行っても居心地よい。家族で4〜6週間くらい一時帰国するにあたりマンション生活はホテルに比べて圧倒的に楽。マンションとしても使いやすく風通しが良くて気持ちいい。20年くらい経たないと出口評価はできないかもしれないけど、現時点では後悔は全くなく、よくやった!と思っている。

数ヶ月後には、いよいよ両親が戸建てからこのマンションに引っ越すため、私たちの一時帰国時の滞在先には使えなくなる。それは予定通りなので、次回以降家族で一時帰国する時にはairbnbなどを使おうかと。

両親は70代。階段がなく庭の手入れが不要なマンション生活を楽しみにしている。さらに先の先、子どもたちが自立したら、私たち夫婦でここで生活する将来もありえるか?もちろん夫の希望も大事だし、これからの10数年で私の考えも変わるかもしれない。でも、私はお豆腐屋さんまで歩いて行かれるような場所で老いていきたいと切実に願っている。

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