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旅日記「岡山③」荒んだココロを癒す湯気

(2021 2月)

鬼ノ城を後にし、時間は昼過ぎ。いよいよ以前から行きたかった街、倉敷へ。

まず倉敷の郊外、水島エリアへ。


某SNSでクドめのスナックが集中しているネタ(情報)を掴んだからだ。

ナビの案内で現場に近づいていく。三菱自動車とかの大きな工場が沢山ある。

PにPして自転車で散策開始。凄い!「寂れかけ感」たまらん。


エリアは狭いものの物件のパンチは強め。
いやぁ最悪(最高)!

コレは倉敷駅周辺も期待できるぞ…

近くに「独身横丁」もあるそうだが探せず。(写真はネットでの拾い物)


腹も減ったので、水島を脱出。

まず観光地の美観地区へ。古い街並みに川が流れていて船で観光できるそうだ。

自転車をおろして散策。素敵な街…ソコを歩く人々はとても楽しそうで皆さんキラッキラしとる。

俺も楽しい旅ではあるのだけれど、何か「俺はココにいてはいけない」と感じ、しょんみりしながら駅へ。

倉敷駅。伏目がちにラーメン店検索。

「第二又一(だいに またいち)」さんに行くことに。

好きな芸人ハチミツ二郎さん(倉敷出身)もお好みらしい。

甲本ヒロトが「ヌー」と読んだ的エピソードとかとか…

駅から少し歩いたらヌー発見。店の面構えが素敵。思っていた以上に「ヌー」だ。


勇ましいヘアスタイルのおばちゃんがカウンタに。客のおじさんと「森(森喜朗 石川県出身)はダメだな…(岡山弁)」とか話している。

「森の地元から来た人間と悟られちゃならねぇ…」と直感し、精一杯の標準語で「特製ラーメン」を注文。

スープの色が濃いけど、意外とアッサリ。鶏出汁で地元の醤油のアレかしら。

茶色い食い物の湯気が、俺を優しく包み込む。



美味い、定期的に食いたい。

具のもやしが中国地方のヤツ(ブラックマッペ?)!チャーシュー(非トロけ系)がゴツゴツしてて食べ応えあり。定期的に、ねぇ

腹を満たしスナック巡りを開始するも、大した収穫は無いまま日は暮れていった。


「隣の総社市に移動すれば…」と移動するがもっと何も無かったので全てを諦めて、風呂に入り、山中の道の駅へ向かう事に。

「途中コンビニぐらいあるだろうて…」とクルマを走らせるが全くない。

電灯すらない漆黒の闇を走る。

クルマを停め、コンビニ、スーパーを検索すると、あるにはあるが15キロ先とか。

ドス田舎!ドス!田!舎!(自分んとこの地元も大差無いが)

歯を食いしばりソコ(地域的な特性を求め、わざわざコンビニのポプラに行ったが品揃えは他社とそう変わらず)で大量の酒を買い、道の駅へ。

「明日でこの旅も終わりか…」と思いながら予備で買った分の酒も全部飲んで意識をバッサリ刈り取られた。


旅は続く。

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